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■無添加商品の危険な添加物■

ふくらし粉

甘味料・増粘多糖類

たん白加水分解物

アナトー色素

パラベン

グリセリン

ふくらし粉(市販の無添加食品や無添加商品に要注意)
市販の無添加食品にも沢山使用されてます、ベーキングパウダーのことです、重曹とは成分のなかの一種類、炭酸水素ナトリウムのことです(ふくらし粉と重曹は同じものだと思っている方が意外と多いのです)。成分は色々ありますが、たとえば「アイコクベーキングパウダー」は、d-酒石酸水素カリウム(1%)、第一リン酸カルシウム(15%)、コーンスターチ(33.6%)、炭酸水素ナトリウム(重曹)(25%)、焼きミョウバン(25%)、グリセリン脂肪酸エステル(0.4%)です。このなかでコーンスターチ以外は全て食品添加物です。すなわちふくらし粉(ベーキングパウダー)とは、添加物の塊といえるものなのです。コーンスターチはトウモロコシの穀粒からとったもので、食品に分類されるものです。ビールの原料などとして幅広く使われており、安全性については問題ないと考えられます。問題は、他の添加物なのですが、例によって『第五版食品添加物公定書解説書』を参考にして、その安全性を検討したいと思います。

炭酸水素ナトリウム
「重曹」として、以前から用いられているものです。また制酸剤として胃腸薬にも使われています(通常1かい0.5〜1gを服用します。速効性があるが、二酸化炭素を発生して胃の粘膜を刺激し二次的に胃液の分泌を促し、潰瘍があるときは胃壁に穴をあけることもあるので、服用には注意が必要です)。ラット(実験用シロネズミ)に対するLD50(実験動物の半数の致死量)は経口で4.3g/kg(体重1kg当たり4.3g)です。人間の推定致死量は200〜300gであり、毒性は「弱い」です。

第一リン酸カルシウム
これは天然の鉱物などに含まれるものです。こめ・小麦、味噌などに主にカルシウム強化の目的で使われています。毒性は塩化カルシウムとほぼ同じとされています。塩化カルシウムのラットに対する経口LD50は4g/kgです。したがって毒性は炭酸水素ナトリウムと同程度と考えられます。

焼きミョウバン
漬物の色をよくするために昔から使われているもので、正しくは「硫酸アルミニウムカリウム」といいます。人間が大量に飲みこむと、下痢、嘔吐、さらに消化管の炎症を起こし、きわめて大量のものを服用したり、誤飲すると、消化管刺激、チョコレート色粘液物質の吐出、血尿、その他腎刺激の徴候を見ます。「大量」とはどの程度か書いていないのですが、前後の文章から判断して、数十グラムと考えられます。

グリセリン脂肪酸エステル
これの安全性はかなり高いようで、実際に適用しうる量では急性毒性は現われません。また飼料に15%及び20%という沢山の量を加えて、ラットに三世代にわたって与えても、各世代の初期体重増加の異常は見られず、生殖及び乳汁分泌器官も正常でした。

d-酒石酸水素カリウム
ブドウの汁に多量に含まれ、マウス(ハツカネズミ)の経口LD50は約4g/kg、犬に一日体重1kg当たり約1g与え続けたところ、90〜114日で尿に異常が見られました。

最後に一言
ふくらし粉(ベーキングパウダー)の使用量は、小麦粉300gについて10gくらいですから、以上の毒性データをもとに考えると、この程度の量では害がすぐに出ることはまずないと考えられます。もし心配な場合は、代わりに「ドライイースト」を使ってみてはいかがでしょうか。これはパンの発酵に使われるイースト菌を乾燥させたもので、小麦粉に温水と共に加えるとイースト菌が復活し、炭酸ガスを出して、ふっくらとした焼き上がりにしてくれるものです。ただし、これには「ソルビタン脂肪酸エステル」という添加物(乳化剤で二つのものを混ざりやすくするためのもの)が1.5%前後含まれています。しかしこれの急性毒性はないといってよく、慢性毒性も殆どありません。ドライイーストを使うと、発酵させるための時間や手間がかかるので、なかなか大変なようです。ベーキングパウダーにするか、ドライイーストにするかは個人の選択に任せるしかないように思われます。

甘味料・増粘多糖類(市販の無添加食品や無添加商品に要注意)
食品添加物、特に合成添加物の危険性がクローズアップされ、それを嫌う消費者が増えているため、食品メーカーはその使用をやめ、天然添加物に切り換える傾向にあります。またダイエットを行う人が増えており、メーカーは製品の糖分を減らす、あるいは低カロリーの甘味料を使う傾向にあります。
このような食品産業界の流れの一つとして、「ステピア」や、「増粘多糖類(キサンタンガム)」の食品への多用があるといえましょう。これらはいずれも天然添加物であり、ステビアは低カロリーの甘味料です。
ではそれらがどんなものなのか、また安全性について、『天然添加物の実際知識』(吉積智司著、東洋経済新報社)と『日本における天然食品添加物』(厚生省環境衛生局食品化学課)を参考に検討してみましょう。

ステビア
最近この言葉をよく耳にするようになりました。大塚製薬の「ポカリスエット」にも使われており、ハデなテレビCMも行われています。また、アイスクリームなどにも使われています。コーヒー・紅茶用のダイエット甘味科としても売られています。
ステビアというのは熱帯アメリカに生息する菊科の多年生草木で、その種類は約100にものぽるといわれています。
その中のステビア・レバウディアナ・ベルトニという品種の葉には、「ステビオサイド」という糖に似た物質が含まれています。ステビオサイドは砂糖の3OO倍という甘味度を有しており、原地住民の間で、甘味料として利用されてきました。ステビオサイドは葉から抽出可能でノンカロリーであるため日本ではダイエット甘味料として使われているわけです。
ステビオサイドには、薬理効果があるとされています。一つは、糖尿病患者に対して、血糖減少作用が認められたとされています。また通常人に対しては、血糖減少作用は表れずに、強壮、健胃作用を持つといわれています。
しかし、原地住民の間では、避妊作用があると伝えられてきました。これは子どもを持ちたい人にとっては妊娠障害を起こすことになるわけで、そのため種々の試験が行われてきました。海外のレポートではそれほど問題ないという結果になっているとのことです。
また、急性、亜急性の毒性については北海道大学薬学部の実験データが公表されているがいずれも安全性については問題ないとされています。また変異原性(違伝子に傷をつける毒性)についても、問題なさそうとのことです。
しかし、天然添加物全般にいえることなのですが、合成添加物に比ぺて毒性実験はあまり行われておらず、またデータが公表されることも少ないのです。ですから、ステビアについてもどの程度の摂取量なら1OO%安全で、どれくらい摂取すると危険になるのか、そのポーダーラインはまだはっきりしていません。

キサンタンガム
キャペツに含まれていますが、工業的にはある種の細菌を使ってグルコース(プドウ糖)をもとに発酵によって生産されています。
淡黄色の粉末で、水や熱湯に容易に溶けて中性の粘液となります。低濃度で高粘度の溶液になるという特徴を持っています。
増粘剤、乳化剤(二つのものを混じりやすくするためのもの)として、ドレッシング、ソース、缶詰、プディング、冷凍ミルクセーキなどの安定性や密度の増強に使われます。デンプンと混合して0.1%程度用いるだけで、サラダドレッシングの乳化性を増大させ、凍結、解凍の繰り返しを可能にし、またインスタントミルクセーキに0.4%程度加えると濃厚なクリーム状になります。
さて、その安全性ですが、毒性試験のデータはほとんどありません。しかし、もともとキャベツに含まれている成分ですから、危険性はないといっていいでしょう。ただし、どんなものでもそうですが、単品を一度に多量に摂取すると、体のパランスを崩し、健康をそこなうことになります。今後、さらにいろんな食品に使われることになれば、この点が問題になると考えられます。

たん白加水分解物(市販の無添加食品や無添加商品に要注意)
スーパーやコンビニエンスストアなどで、食品の表示を見ると、碓かに最近「たん白加水分解物」いう成分表示が多いことに気づきます漬け物やツナ缶、カップスープなどに入っていることが多いようです。
「たん白加水分解物」という言葉から、たん白質を水解してできたもの、おそらくアミノ酸であろうということは想像がつきます。アミノ酸はたんぱく質の構成要素で、主なものはグリシン、アラニンなど、22種類あります。そこで、「たん白加水分解物」を「カップスープポタージュ」という製品に使っているM味の素と、「シーチキンァンシー」に使っているMはごろもフーズの担当者に話を聞きましたので、以下に記します。

まず味の素から
Q.たん白加水分解物とはどのようなものなのでしょうか?
A「動物性たんばくや植物性たんぱくを酵素や酸で分解したもので、食品に加えて旨みやコクを出すための天然調味科です。ですから化学合成の食品添加物ではありません。食品と同じようなものです。当社では小麦と大豆のたんぱくを分解したものを使っています」
Q.それはアミノ酸ということですか?
A.「そういうことです。ただしアミノ酸がいくつか結合した状態のもの(これをポリペプチドといいます)も含まれています」
Q.具体的にどんなアミノ酸ですか?
A.「どんなアミノ酸なのか、その名前まではわかりません。おそらく全てのアミノ酸が含まれている可能性があると思います」
Q.それらの安全性は問題ないのでしょうか?
A.「天然のたんぱくを分解したものですから、それは食品と同じわけで、昔から経験的に安全であることは保証されています。しょう油にもたん白加水分解物がうまみ成分として入っています。こちらは酵素や酸で分解したものではなく、微生物の発酵によって得られたものという違いはありますが」

次は、はごろもフーズです
Q.たん白加水分解物とはどのようなものなのでしょうか?
A.「植物性や動物性のたんぱくを分解して、アミノ酸の形にしたものです。いわば天然調味料というぺきものなのですが、そのように表示することはできず、またほかに書きようがないので『たん白加水分解物』と表示しているのです」
Q.具体的にはどんなアミノ酸なのですか?
A.「いろんなアミノ酸が混ざっており、いわばアミノ酸の集合体といえるもので、全体としてうま味を増す働きを持っています。Lグルタミン酸ナトリウムは化学合成された調味料で、やはり化学合成された5’−リボヌクレオタイドナトリウムという調味料と併用することで、相乗効果によってうま味を増すのですが、たん白加水分解物の場合も、同じようにいくつかのアミノ酸の相乗効果によって旨みを増していると考えていいと思います。ただし化学的に純粋に合成されたものではありません。いろんなアミノ酸が混ざっています。それが具体的にどんなものかまでは解りかねます」
Q.その安全性にっいては問題ないのでしょうか?A.「食品に含まれるたんぱく質を原料としており、それを分解しただけのものですから、安全性に何ら問題はありません」
Q.安全性についてテストをしたことがあるのですか?
A.「これは調味料メーカーから仕入れているものですから、当社では安全性のテストは行っていません。調味料メーカーからもらったいくつかの見本の中から、シーチキンと味の面で合うものはどれかを調ぺて、現在のものにしたわけです結局は当社と調味料メーカーとの信頼関係ということになるわけで、当社では十分信用できるメーカーから購入しています」

以上ですが、要するに「たん白加水分解物」とは、各種アミノ酸やアミノ酸がいくつか合わさったポリペプチドの混合物といえましょう。アミノ酸は人間の体の基本要素であり、たん白加水分解物はしょう油にも含まれているとのことですから、安全性について問題はまずないといっていいでしょう。なお食品などについて疑問が出たら、その会社の「お客様相談室」に聞いてみて下さい。電話に出る相談員はあまり詳しいことは知らないのですが、つっこんで聞くと、専門の社員に代わってくれ、いろいろ教えてくれます。

アナトー色素(市販の無添加食品や無添加商品に要注意)
表記例は、アナトー、カロチノイド、カロチノイド色素ともいう。カロチノイドは色素の系統名で、この系に属す色素は合成品、合成品以外を問わず多種ある。アナトーやアナトー色素の名称でも、化学合成品との区別はつかない。色素の個名はビキシンかノルビキシンだが、これは表記の名称として認められていない。
安全度は△(疑わしい)。使用目的は食品の黄色着色料として使われる。主な使用食品は乳製品、焼き菓子、魚加工品。遺伝毒性が疑われている。
問題点は表記例からも分かるように、この色素を天然抽出物か合成品かと区別すること自体、あまり意味がない。本来は、南米、アフリカなどから輸入したベニの木の種子の皮から抽出する。しかし、天然抽出物は大量生産には向かないうえ、不純物も多い。製品を安定させるためには、別な添加物が必要になる。現在は、同系の化学構造をもつ色素が合成されているので、化学合成品以外といえるかは疑問。
(「すぐ分かる食品添加物ガイド」より)

パラベン(市販の無添加食品や無添加商品に要注意)
パラオキシ安息香酸エステルという防腐剤の略です。これにはいくつか種類があって、なかにはかなり毒性の強いものがあります。
化粧品のラベルを見ますと、実に沢山の商品にこのパラベンが含まれていることがわかります。たとえばカネボウのアイシャドウ、乳液、頬紅、ファンデーション、資生堂のスキンクリーム、美容液、イオナのクリームなど。化粧品が細菌などによって変質するのを防ぐために使われているのです。
さて、その毒性ですが、それを調べたデータは比較的沢山あります。というのも、これは食品添加物の一つで、保存料として、醤油、ソース、清涼飲料水、シロップなどに添加されているからです。
パラベンにはいくつか種類があると述べましたが、主なものをあげると、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチルなどとなります。いずれも亀の甲(ベンゼン環)を一つ持ち、それに酸素や炭素、水素などが手をつないだ形になってます。
毒性には急性毒性と慢性毒性とがあります。急性毒性は、ふつう鼠に調べたい物質を食べさせ、半分の鼠が死ぬ量を求め、それが少ないか多いかで毒性の強さを決めます。その量から、人間の場合の推定致死量を計算すると、パラオキシ安息香酸エチルの場合200〜300gとなります。・・・プロピルも・・・ブチルもほぼ同じです。これを見る限り、急性毒性は弱いといえます。(・・・メチルは添加物に指定されていないので、データがありません)
一方慢性毒性には、それを長年摂取することによる臓器や免疫などの機能低下、発癌性、催奇形性などがあります。
まず・・・エチルですが、鼠にこれを2%含む飼料を膳生涯に渡って食べさせ続けたところ、最初の2ヵ月間に成長の遅れが見られましたが、その後は正常に戻り、死亡率、血液、主要組織に異常は認められず、腫瘍の発生も見られませんでした。
つぎに・・・プロピル。犬に体重1キロあたり0.7gを90日間与えたが、悪影響は見られませんでした。変異原性も見られませんでした。
最後に・・・ブチル。これがもっとも毒性が強く、8%を含む飼料を鼠に12週間に渡って食べさせたところ、雄鼠12匹は全て死んでしまいました。雌鼠も死亡率が高く、体重もなかなか増加しませんでした。生存中も、活気がなく、運動量も低下し、解剖すると肺炎と、肝硬変をおこしていたといいますから、強い毒性をもつといえます。発癌性は見られませんでした。
カネボウ化粧品の技術担当者によると、「ふつう水様性の化粧品には・・・メチルと・・・エチルが、油性のものには・・・プロピルと・・・ブチルが使われていますが、添加量は少なく、最高でも1%、通常は0.数%ぐらいなので安全性に問題はありません」とのこと。
しかし私は防腐剤というものは、基本的に全て『毒』と考えています。それは、細菌を殺したり、増殖をおさえたりするものですが、細菌も人間も基本的な作りは変わりがないからです。つまり防腐剤は人間の細胞にもかならず悪影響を与えると考えられるのです。
化粧品は食べ物と違って口から入るものではありません。しかし皮膚から浸透することもありますし、時には口から体内に入るでしょう。したがって、防腐剤を含むようなものは、出来るだけ使わないようにした方がよいというのが、私の意見です。
グリセリン(市販の無添加食品や無添加商品に要注意)
調湿剤として、製品の硬さ、粘度などを長期間に安定保持させる目的で使用される。また、皮膚に対する柔軟剤として、製品の伸び、滑りをよくする目的で、殆ど全ての化粧品に使用されている。吸湿性を有し、皮膚に対して潤いを与え、しっとりとした感じを与える。
ただし、使用料を多くすると、皮膚の水分をも吸収してしまうので、皮膚を荒す原因となる。5〜6%以下で使用する。
(エンバーニュ化粧品にお聞きしました)

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