アメリカの5月の新車販売台数が発表され、最大手のGM=ゼネラル・モーターズが、前の年よりおよそ17%増えたのに対し、トヨタ自動車は6.7%増に留まりました。
2日に発表されたアメリカの5月の新車販売台数では、GM=ゼネラル・モーターズが、去年の同じ時期と比べておよそ17%増えました。
去年の経営破たんの後、販売の主力としたシボレーなど、4つのブランドに限ればおよそ32%の増加です。また、フォード、クライスラーも前の年の同じ時期の販売台数を大幅に上回りました。
これに対して、トヨタ自動車は、およそ40%増のプリウスなど好調な車種もありましたが、乗用車部門だけみれば1.9%の減少で、トラック部門とあわせた全体では6.7%増と伸び悩みました。
トヨタ自動車は、自動車ローンの金利ゼロなど販売促進キャンペーンを2か月延長することを決めましたが、「キャンペーンの効果が薄れてきている」との指摘もあり、今後、販売戦略の見直しを迫られそうです。(03日10:09)