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引っ越しの「アート」会長、淫行で書類送検

2010.6.2 21:46
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 16歳の少女にわいせつな行為をしたとして、警視庁が東京都青少年健全育成条例違反(淫行)の疑いで、大手引っ越し会社「アートコーポレーション」の寺田寿男会長(64)=大阪市=を書類送検していたことが2日、同庁への取材で分かった。寺田会長は「申し訳ありません」と容疑を認めているという。

 送検容疑は昨年8月27日、東京都港区のマンションで、知人から紹介された私立高校2年で16歳だった女子生徒に、性交に類似するわいせつな行為をした疑い。

 警視庁少年育成課によると、寺田会長は「昨年7月に芸能プロダクション社長から『会長の力で(女子生徒を)芸能界入りさせてほしい』と頼まれ、女子生徒を紹介された」と話している。寺田会長は事件当日に携帯電話で「遊びに来なさい」と女子生徒を呼び出し、わいせつ行為に及んだ。その後、小遣いとして女子生徒に3万円を手渡したという。

 また同課と麻布署は、同じ女子生徒と性行為をしたとして、児童福祉法違反(淫行)容疑で、芸能プロ元代表、山口公義容疑者(50)=東京都世田谷区=を逮捕した。容疑を否認しているという。

 女子生徒は山口容疑者の芸能プロに所属。捜査関係者によると、寺田会長は山口容疑者から「女子生徒に淫行した」と迫られたため示談金名目で現金を支払い、その後、山口容疑者らを恐喝容疑で刑事告訴したという。

 同課は、山口容疑者が淫行に至った詳しい経緯を調べている。


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