中学3年生だった次男(15)を11日間、自宅のトイレに監禁したとして、警視庁光が丘署が東京都練馬区北町2、母親の中島まゆみ(47)と内縁の夫の板橋区徳丸2、職業不詳、川崎輝久(34)両容疑者を監禁容疑で逮捕していたことが分かった。同署によると、中島容疑者は容疑を認め、川崎容疑者は「女がやった」と容疑を否認しているという。次男の体にはあざが複数あり、頭や鼻の骨が折れるなどしており、同署は両容疑者が虐待を繰り返していた疑いがあるとみて捜査している。
逮捕容疑は、2月4~11日と同12~14日の計11日間、次男を自宅トイレに監禁したとしている。次男が2月14日昼ごろ、トイレの窓から助けを求めているのを別居している20代の長男が発見して救出し、同署に届け出た。両容疑者はあらかじめ食パンや水などを与えた上で、トイレのドアを添え木でふさぐなどして監禁していた。次男は衰弱していたが命に別条はないという。
同署によると、川崎容疑者は昨年8月ごろから中島容疑者と次男が暮らす自宅に来るようになった。そのころから次男を虐待していた疑いがある。次男は同署の調べに「2人から角材で何度も殴られた」などと話しているという。【神澤龍二】
毎日新聞 2010年6月3日 13時21分(最終更新 6月3日 13時35分)