大阪市東住吉区の路上で、近くに住む市立育和小2年嵯峨根瑞奈ちゃん(8)が刃物で刺され重傷を負った事件で、殺人未遂容疑で逮捕された無職玉置雪花容疑者(32)が事件の約3時間前から現場付近で周囲の様子をうかがっているのを近所の人が目撃していたことが19日、東住吉署への取材で分かった。
東住吉署は同日、同容疑で玉置容疑者を送検。子どもが通り掛かるのを玉置容疑者が待ち伏せしていた可能性もあるとみて捜査している。
同署によると、事件は17日午後3時5分ごろ発生したが、玉置容疑者が正午前から現場付近の電柱の陰に隠れて立っている姿を、近所の人が目撃。玉置容疑者は電柱に向かい、独り言を言いながら周囲の様子をうかがっていた。
瑞奈ちゃんは事件当時、友人とその母親の3人で下校し、友人らと別れた直後に襲われたが、その直前にも玉置容疑者はほぼ同じ場所にいた。