望 〜都の空から
東京の魅力や四季の彩り、さらに課題も空撮で紹介します
【国際】支援船拿捕 『決して謝罪しない』イスラエル首相なお強硬2010年6月3日 夕刊 【カイロ=内田康】パレスチナ自治区ガザに向かった国際支援船をイスラエル軍が拿捕(だほ)した問題で、ネタニヤフ首相は二日夜、エルサレムでテレビ演説し「私たちは決して謝罪しない」と宣言した。 ガザのイスラム原理主義組織で、イランに支援されるハマスの武装強化阻止のため、境界封鎖を続ける方針を示した。 ネタニヤフ首相は、建設資材や医療器具を積んだ支援船の活動家を「テロ組織ハマスを支援する過激グループのメンバー」と非難。拿捕の際の武力行使で死者九人が出たことへの国際社会の反発を「偽善と偏見」と逆に非難し、「証拠で有罪が証明されなくても、イスラエルは有罪なのだ」と嘆いた。 ガザについては「日用品は供給している。人道危機は存在しない」と述べた。封鎖をやめれば武器やその材料が持ち込まれ、欧州に近いガザが「イランの港」になるとの見解を示し、「今日、われわれを非難する国も、明日は(イランやハマスの)標的になる」と警告した。
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