民主・小沢代表辞任へ、衆院選の影響考慮民主党の小沢一郎代表(66)は11日、準大手ゼネコン「西松建設」の政治献金をめぐる事件で自らの公設秘書が逮捕・起訴されたことの責任を取り、代表を辞任する意向を固めた。 同日夕に記者会見し、正式に表明する。 民主党は直ちに後継代表選出に入るが、政権交代を目指す上で大きな打撃となった。後継代表には、岡田克也副代表(55)、鳩山由紀夫幹事長(62)らの名前が挙がっている。 小沢氏は11日、支持団体の幹部に「挙党態勢を築く必要があるので代表を退く」との考えを伝えた。 西松建設の政治献金事件では、小沢氏の公設秘書が3月3日に逮捕された。小沢氏はダミーの政治団体による献金について、西松建設からの献金であるという認識はなかったとして、違法性はないと主張してきた。 しかし、世論の批判が強いことを踏まえ、次期衆院選への事件の影響を最小限に食い止めるには、辞任は避けられないと判断したとみられる。 後継代表について、党内では、話し合いによる一本化を求める声と、複数の候補者による代表選を実施すべきだとの意見がある。 小沢氏は2006年4月に代表に就任した。07年7月の参院選で大勝し、民主党を参院第1党に導いた。同年11月、福田首相(当時)との党首会談で自民、民主両党による大連立を模索したが、民主党内がまとまらず、不調に終わった。08年9月の代表選で無投票3選された。 (2009年5月11日15時18分 読売新聞)
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