私のように"中学生の時に覚えた英単語"だけで会話をしていると、せっかくの英会話も子どもっぽい感じに聞こえてしまいます。
さすがにTOEIC990点やネイティブばりの語彙力は無理でも、
少しの努力でちょっとでも"粋"な英単語を使いたいもの。
そこで今日は……
「たった一語変えるだけで、ネイティブ相手に互角に渡り合える英単語」をご紹介したいと思います。
たった一語変えるだけで、ネイティブのように話せる8つの英単語
1. Share(分かち合う、共有する)
「言う」にあたるtellやsayを使うと、聞き手に一方通行のイメージを与えてしまうもの。聞いている人も話に参加している気持ちになってもらいたい。そんな時は「分かち合う」と気持ちを表現するようにshareを使ってみましょう。
I will share with you my opinion on this issue.
みなさんにこの件についての私の意見をお話します。
2. Learn(学ぶ、習得する)
「何かを学ぶ」という時にstudyを使う人は多いですが、学校の勉強ではなく実生活から学ぶことはLearnです。ビジネスの世界も日々学び。「我々は過ちから学ぶ」なんて言うときには、sutdyではなくLearnを使いましょう。
We learn from mistakes.
我々は過ちから学ぶ。
3. Aim(狙う、目指す)
「やってみます」とI will tryを使うこともあるかと思いますが、国際ビジネスの世界では「うっかりの口約束」はご法度です。代わりにaimが便利です。「やってみる」ではなく、「目指します」という意味で、やる気も伝わる表現になっています。
We aim to acquire 1 million new users.
新規ユーザーを100万人獲得することを目指します。
4. Issue(課題)
「問題」という言葉はよく使うもの。ここでProblemを使うと、聞き手にネガティブなイメージを与えてしまいます。前向きに課題を解決したいのであれば、issueを使いましょう。緊急性をアピールでき、課題の核心を表現しているissueならば、すぐに問題も解決するはずです。
We need to talk about this issue.
この課題について話しあわなければいけません。
5. Initiate(始める)
何かを始める際にstartばかり使っていては、普通すぎます。initiaiteには積極的に、責任をもってことを起こすというニュアンスがあります。時にはstartをinitiateに変えて、始めてみましょう。
We initiated our structural reform this April.
我々はこの4月から機構改革を始めた。
6. Opportunity(機会、好機)
チャンス=chanceと考えるのはちょっと危険です。英語のchanceには、偶然性やリスクという意味合いも含まれていて、冒険や賭けという意味でも使われます。より実りやすい好機、確実性が高く前向きな好機はopportunityに言い換えましょう。
I would like to take this opportunity to thank everybody.
この機会を利用して皆さまに感謝したいと思います。
7. Produce(生産する)
ものをつくるときに「作る」からmakeを連想しますが、もう少しネイティブっぽくするなら「生産」の意味を持つproduceにしてみましょう。単に作るというよりも、よりクリエイティブスキルを用いて作るというイメージを伝えられます。
We produce automobiles.
我々は自動車を生産しています。
8. Organization(組織、団体)
「我が社」というときにour companyと表現する人も多いと思いますが、時はour organizationとしましょう。この言葉には、有機的な人のつながりを感じさせる組織という意味があります。時々言い換えることで、無機質な会社というイメージを与えずにすむでしょう。
Our organization is generating more profit than last year.
我々の組織は前年よりも利益を出している。
まとめ
簡単な英語の言い換えでも、ネイティブっぽく聞こえそうな言葉がいくつかありましたね。
外国の方がプロポーズで「Will you marry me?」といったありきたりではなく、「これからも、俺の味噌汁作ってくれ」なんてフレーズを使ったら、おぉ、こいつは日本に相当馴染んでいるな、と感じるように、多少の言い換えでも相手に与えるイメージは変わるものです。
少しの単語で、ちょっとでも粋な英会話。
今回の英単語は、『カリスマ同時通訳が教える ビジネスパーソンの英単語帳』関谷英里子・著からの抜粋です。本書では全60語が収録されているので、気に入った方はぜひ。
カリスマ同時通訳が教える ビジネスパーソンの英単語帳 | |
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