鳩山来留夫も８カ月で「失職」　「首相のおかげで夢見られた〜」

　鳩山由紀夫首相（６３）の辞意表明を受けて、下積み生活１８年の末、鳩山首相にそっくりというだけの理由でブレークしたお笑い芸人鳩山来留夫（３６）は２日、本紙の取材に「今朝起きたら『お疲れさま』『お前の時代が終わったな』ってメールが５０通くらい来てて…」とショックを隠せない様子で“失職”の心情を語った。

　来留夫は、鳩山首相が民主党代表になった昨年５月、師匠のビートたけし（６３）から「鳩山来留夫」と命名された。９月の総選挙で民主党が圧勝すると仕事が殺到して一躍、時の人になった。

　辞意表明した首相には「あっという間の８カ月でしたが、鳩山さんのおかげで夢を見ることができました」と感謝。「鳩山さん本人に２回会えたのと、好きなアイドルと写メを撮れたのが思い出です」と“シンデレラストーリー”を振り返った。今後の活動や改名については「５日にたけしさんに相談する」という。

　また、昨年１０月から鳩山幸夫人のものまね「鳩山似幸（にゆき）」として活動、来留夫とのコンビ「鳩山夫妻」でＣＤデビューも果たしたタレントなかじままり（４８）も本紙の取材に応じ、「反響も良くてこれからだと思っていたのに、芸がなじむ前にこんなことになるなんて。あっけなさすぎる」と嘆きつつ、「幸さんがどう思っているのか心配」と本人を思いやった。

　今後も「似幸」の活動は続ける方針。「自分のショーの中でコーナーを作って『主人がお騒がせしてすみません』とおわび行脚していきます」と神妙に宣言した。

　時事ネタのコントグループ「ザ・ニュースペーパー」も鳩山首相の辞任劇に反応した。

　鳩山首相役の福本ヒデ（３８）は「突然で大変驚いています。一番驚いたのは私です。ツルは千年、亀は万年、鳩は１年持ちませんでした。とても残念です」とコメント。

　小沢幹事長役の竹内康明（５０）は「まさかやめるとは思いませんでした。飼い犬に手をかまれるとは思いませんでした。いや、鳩につつかれるとは思いませんでした」と話した。