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OSのインストール手順

OSのインストールには正しい手順があります。

OSをクリーンインストールした後SPやドライバを入れていくわけですが、 この入れる順番でパフォーマンスがずいぶん変わります。 特にPentium4のシステムでは顕著にパフォーマンスが変わるようです。

記事としては古いのですが、OSのインストール手順による影響の参考になると思います。

■失敗しないWindows 2000のインストール手順
http://www.atmarkit.co.jp/fpc/motoazabu/007_2001-03-30/win2kinstall.html

記事ではDirectXのパフォーマンスで3DMark2000で正しい順番でインストールした場合とそうでない場合で89%、3DMark 2001では47%〜49%性能差があるみたいです。 3DMarkですのでNuendoなどのDAWにはあまり関係ないかもしれませんが、潜在的に PC全体のパフォーマンスに影響があると思います。

Intel System
順番
正しいインストール手順(チップセットがIntelの場合)
最新版ダウンロード
1.
OSのクリーンインストール  
2.
サービスパック、パッチ Microsoftダウンロードセンター 
WindowsXPSP2  
Core2 DuoなどのDual Core以上の場合、KB896256を忘れずにインストール

Microsoftのサポート情報
http://support.microsoft.com/kb/896256/ja
レジストリの操作する場合、上記URLの説明で「ボックスに 1 を入力すると、
新しいパフォーマンス状態ポリシーの動作が有効になります。」となっているので
Windows XPで最大限パフォーマンスを発揮するためには1にする必要があります。
0は消費電力の節約を重視しています。(ノートPCでバッテリ駆動向けです)
良くわからない場合はレジストリを操作しない方が良いです。
レジストリを操作しない場合のデフォルトは1にした状態になります。
KB896256 hotfix
3.
Intel チップセット・ソフトウェア・インストレーション・ユーティリティ
(通称INFやINFユーティリティと呼ばれているものです)
INFダウンロード
4.
DirectX
※Windows XPのSP2適応済みならば、最新の9cなので特に不要
DirectXダウンロード
5.
各デバイスのドライバ
(一番初めにビデオカードのドライバを入れることが推奨です)
 

Intel自身も「ドライバのインストール手順は、システム全体のパフォーマンスに影響する最も重要な要素の1つです。」 と言うことでドライバの正しいインストール手順を公開しています。 下記の参考リンクを参照してください。

INFとは、チップセットなどのハードウェアをOSに正しく認識させるのに必要な情報(デバイスの名称やそのID、 ドライバのファイル名など)を記したテキスト・ファイルのことで拡張子が「.INF」であることからINFファイルと呼ばれます。Intel INFユーティリティのINFの由来はここからきております。

SATAのパフォーマンスを発揮できる、AHCI(Advanced Host Controller Interface)がデフォルトでは、有効になっていません。Intel Matrix Storage Managerをインストールすることで、有効に出来るのですが、IAA(Intel アプリケーション・アクセラレータ INFと似ていますが別物です)のときと同じように、一部のハードウエアやアプリケーションと相性が出ることがあります。 相性が出なければ、ストレージのパフォーマンスが上がるのですが、もしインストールするなら、4のDirectXをインストールした後、ビデオカードのドライバを入れる前のタイミングになります。

次にAMDシステムですが、特にAthlon64 X2(Dual Core)は、必ずプロセッサドライバ(INF)を当ててください。またOSは32bitのWindowsXPならばSP2が必須です。SP1にプロセッサドライバを仮に入れたとしても、DualCore向けとして適応されませんので、何か問題抱えている場合でも改善されないはずです。プロセッサドライバを当てない場合はいろいろ不具合が出ることがあります。Windows2000の場合は、OSからHyper-ThreadingのCPUに見えるDual Coreは公式では非対応です。
http://support.intel.com/jp/support/processors/sb/cs-017343.htm
プロセッサドライバですが、exeからだと正常に入らない場合があります。その場合こちらを参考に手動でドライバを入れなおしてください。
・VSTi確認君 - AMD Dual Core Processor Driverの手動インストール法
http://kokujin.web.infoseek.co.jp/x2/x2-1.html

なお、AMDよりDual Coreの最適化ソフトが出ていますので、なにか問題を抱えている場合、X2ドライバダウンロードのページから、AMD Dual-Core Optimizerをダウンロードし、実行してください。(DigidesignのProTools LEなどはOptimizerのインストールが必要になっています)順番はあまり関係ないと思いますが、始めからインストール前提の場合だと、各デバイスドライバを入れる前が良いかもしれません。

AMD System(nVIDIA nForceシリーズ)
順番
正しいインストール手順
最新版ダウンロード
1.
OSのクリーンインストール  
2.
サービスパック、パッチ Microsoftダウンロードセンター
WindowsXPSP2  
X2などのDual Core以上の場合、KB896256を忘れずにインストール


Microsoftのサポート情報
http://support.microsoft.com/kb/896256/ja
レジストリの操作する場合、上記URLの説明で「ボックスに 1 を入力すると、
新しいパフォーマンス状態ポリシーの動作が有効になります。」となっているので
Windows XPで最大限パフォーマンスを発揮するためには1にする必要があります。
0は消費電力の節約を重視しています。(ノートPCでバッテリ駆動向けです)
良くわからない場合はレジストリを操作しない方が良いです。
レジストリを操作しない場合のデフォルトは、1にした状態になります。
KB896256 hotfix
3.
プロセッサドライバ ・Opteron
ドライバダウンロード
・Athlon64 X2
ドライバダウンロード
・Athlon64
ドライバダウンロード
4.
nVIDIAチップセットドライバ
ドライバダウンロード
5.
DirectX DirectXダウンロード
6.
各デバイスのドライバ
(一番初めにビデオカードのドライバを入れることが推奨です)
 
AMD System(AMD 8000シリーズ)
順番
正しいインストール手順
最新版ダウンロード
1.
OSのクリーンインストール  
2.
サービスパック、パッチ Microsoftダウンロードセンター
WindowsXPSP2  
X2などのDual Core以上の場合、KB896256を忘れずにインストール

Microsoftのサポート情報
http://support.microsoft.com/kb/896256/ja
KB896256 hotfix
3.
プロセッサドライバ ・Opteron
ドライバダウンロード
・Athlon64 X2
ドライバダウンロード
・Athlon64
ドライバダウンロード
4.
AMDチップセットドライバ
ドライバダウンロード
5.
DirectX DirectXダウンロード
6.
各デバイスのドライバ
(一番初めにビデオカードのドライバを入れることが推奨です)
 

PCI-Xがないマザーボード(TyanのTigerK8Wなど)はHyperTransport PCI-X tunnel であるAMD8131ようのドライバはインストールしないでください。

AMD System(VIA K8xxxxシリーズ)
順番
正しいインストール手順
最新版ダウンロード
1.
OSのクリーンインストール  
2.
サービスパック、パッチ Microsoftダウンロードセンター
WindowsXPSP2  
X2などのDual Core以上の場合、KB896256を忘れずにインストール

Microsoftのサポート情報
http://support.microsoft.com/kb/896256/ja
KB896256 hotfix
3.
プロセッサドライバ ・Opteron
ドライバダウンロード
・Athlon64 X2
ドライバダウンロード
・Athlon64
ドライバダウンロード
4.
VIA 4 in 1チップセットドライバ
ドライバダウンロード
5.
DirectX DirectXダウンロード
6.
各デバイスのドライバ
(一番初めにビデオカードのドライバを入れることが推奨です)
 

インストールしたばかりのOSは、ディスクのフラグメンテーションが結構悪く、できればOSインストールした後、アプリケーションを インストールする前に、デフラグを掛ける方が良いと思います。最初の分析では、最適化の必要は無いと報告しますが、その分析を見た感じではとても汚く見えます。 (デフラグをかけるのはOSがWindows2000の時だけで結構です。WindowsXPはある程度使用していくとアイドル時に最適化を行います。もちろんかけてはいけない訳ではありませんので気になる方はかけてください。)

IntelシステムとAMDシステムのOSインストール手順は同じと言って良いと思います。 インストール時BIOSでプラグアンドプレイオペレーティングシステムを使用するかという項目があるとおもいますが、 Microsoftではこの設定を「No」または「Disabled」することを推奨しています。

ご注意

作業しているPCがインターネットとルータなどでファイアーウォールが間に挟まっていない場合 (モデムと直結)、SPも何も入っていないクリーンインストール後のOS(特にWindows2000)で インターネットに接続するとまず間違いなくなにかのウイルス(ワーム)に感染します。

PCが1台しかないので、ルータを使わず直結と言う方が居られるかもしれませんが、そういう方は定期的にパッチ集みたいなCD-Rなりで、バックアップを作ったほうが良いです。SPなどの適応済みのイメージを作ってインストールも出来ますが、敷居が少し高いと思いますので、オフラインで作業が出来るようにSPやパッチなどをCD-Rなどで用意したほうが良いかもしれません。

インターネットに接続しただけで、感染するようなウイルス(ワーム)は、決まったポート()から進入しますが、通常ルータのファイアーウォールの設定では、余計なポートは開いていないので、感染する可能性は無いと言って良いかもしれません。 ただ、上記はインターネットに接続しただけで、感染するウイルス(ワーム)の話ですので、通常よくあるメールなどからはいくらポート閉めていても感染いたしますので、注意してください。最近はブロードバンドルータと言われるものが普及していますので杞憂かもしれませんが、念のため書かせていただきました。

() ポートには2つの意味があり、シリアルポートやパラレルポートなどのPCと周辺機器を接続する機構部分と、インターネット上の通信において、複数の相手と同時に接続を行なうために、IPアドレスの下に設けられたサブアドレスがあります。TCP/IPで通信を行なうコンピュータは、ネットワーク内での住所にあたるIPアドレスを持っていますが、複数のコンピュータと同時に通信するために、補助アドレスとして複数のポートを持っています。ポートの指定には0から65535までの数字が使われるため、「ポート番号」とも呼ばれます。Webページで使われるhttp、www(World Wide Web HTTP)ですが、これはポート80番を使用しますので、例えばMicrosoftのサイトではhttp://www.microsoft.com:80/japan/と書くこともできるのですが、80番はデフォルトで使用しますので、省略できます。(HTTP Alternateで8080がありますが)興味がある方はポート、一覧などで検索していただければ沢山出てくると思います。


参考リンク

・Intel875/865向け手順
http://support.intel.co.jp/jp/support/motherboards/desktop/infatfirst.htm

・Intel845/830/820/815/810向け手順
http://support.intel.co.jp/jp/support/motherboards/desktop/inffirst.htm
850がありませんが上記のリンク先と同じで良いと思います。

Intelが公開している情報に
「サウンドが早く再生されてしまう、もしくは明瞭に再生されない。」
と言うのがあるのですが、これもインストールする手順が正しくないときに発生することがあります。
http://support.intel.co.jp/jp/support/motherboards/desktop/soundp.htm

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