ログイン
IDでもっと便利に[ 新規取得 ]

検索オプション


刺される場所によって痒さのレベルが違うのはどうして?

web R256月 2日(水) 12時 5分配信 / エンターテインメント - エンタメ総合
バーベキューや山登りなど、アウトドア活動が増えてくるこの季節。暖かくなるとともに思い出されるのが、蚊の存在です。そこで思い浮かぶ素朴な疑問が、“刺される場所によって痒みが違うのはなぜ?”ということ。指先なんかを刺されると、異常に痒い気がしませんか?

というわけで、蚊の研究や駆除、実験、企業への情報提供を行い、多数の蚊に関する著書がある害虫防除技術研究所・代表の医学博士、白井良和さんに話を聞きました。

「確かな因果関係は証明されていませんが、指先などは“神経が集中しているから痒く感じる”という説があります。その他には、“皮膚が薄い部分”を痒く感じる人もいるようです。ちなみに、個人の痒みの感じ方は、これまで蚊に刺されてきた回数、つまり免疫の状態によって異なります。これまで刺された回数が多い人ほど、痒みや赤みが出にくいという結果もあります」

なるほど。刺される部位を問わず、子どもの頃、元気に外で走り回っていた人は、蚊にも強いのかもしれないですね。では、刺されやすいのはどんな部分ですか?

「ナンバーワンは圧倒的に足です。これは、汗を発しやすい部分であり、ニオイが蚊を引きつけるため。同じ理由により、第2位には手がランクインしています。第3位は顔で、蚊が好む皮脂が多いため刺されやすい。“普段から露出している部分だから”と思われるかもしれませんが、下着姿の被験者で実験をした際に出た結果なんですよ」

裏を返すと、体を清潔に保つのが蚊に刺されないポイントだと。ちなみに、“刺された箇所に爪でバッテンを作るとかゆみが治まる”というのは、やっぱり迷信?

「痛みによって痒みを忘れているだけですね。おまじないのように精神的な効果がると思う人もいるようですが、あまりやりすぎて傷をつけると、細菌が入ってしまうので注意してください」

最後に、“蚊に刺されやすいタイプ”についても知っておきたいのですが。

「蚊は水分や熱、二酸化炭素を感じて人に近づいてきます。そのため、よく汗をかく人や、体温が高い人は刺されやすくなります。端的にいうと、太っている人は水分や熱を発しやすいことと表面積が大きいことから、蚊に刺されやすいタイプと言えます」

お腹回りの贅肉が気になっている人は、蚊に嫌われる体質になるために、夏に向けてダイエット…というのも一石二鳥でいいかも!? 
(山田有紀子/blueprint)
(R25編集部)

※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、web R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております

【関連記事・情報】
「藪」「砂場」「更科」etc.そば屋“屋号”のルーツを探る  (2009.11.24)
レストランで女子を奥に座らせるのはなぜ?  (2009.09.10)
食料自給率アップのカギを握る水耕栽培はこんなにスゴい  (2009.07.16)
  • 最終更新:6月 2日(水) 12時 5分
  • ソーシャルブックマークへ投稿
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • はてなブックマークに追加
  • newsingに投稿
  • Buzzurlにブックマーク
  • livedoorクリップに投稿
  • Choixにブックマーク
  • イザ!ブックマーク
ソーシャルブックマークとは

注目の情報
Yahoo!不動産 注目の新築マンション情報!

憧れの高層マンション、便利な100%駐車場完備のマンション、ハイグレードなマンション、ペットと一緒に住めるマンション!我が家に求める条件で物件を探そう!
マイホームを探す!

PR

  • R25[アールニジュウゴ]
  • R25[アールニジュウゴ]
  • リクルート
  • No.264
  • 2010年05月20日発行
  • 0円
  • 配布場所はコチラ
  • [R×R]太平洋横断「光海底ケーブル」日米はどこで繋がってるの?
    [ロングインタビュー]仲代達矢[今週の彼女]桜庭ななみ
    …他
注目の情報