2010年6月 2日 (水)

鳩山首相の辞任発言は、一見素晴らしい。しかし・・

 鳩山首相が、今日、辞任された。

 鳩山首相の腹案は、グアム移転だったそうだ。それが迷走を重ね、沖縄県民に対して謝罪を繰り返したのち、28日、日米両政府で、米海兵隊普天間飛行場移設先を米軍キャンプ・ジュワブのある辺野古周辺とする外務・防衛担当閣僚(2プラス2)の共同声明を発表するにいたる。

 首相は、閣議決定の署名を拒否した社民党福島瑞穂少子化担当大臣を罷免。社民党は、政権を離脱した。

 「国外、最低でも県外」「沖縄の負担軽減」との約束をたがえ、辺野古反対の福島氏を罷免し、辺野古へ巨大基地建設を日米政府間で約束し、社民党との連立を崩した鳩山首相の下では参院選を戦えないとの判断で鳩山首相は降りた。

 

 鳩山首相は、先にも書いたように普天間移転先は「グアム」との腹案を持っていたと聞くが、米国の手足となって働くことはあっても、決して政治家の手足になって働くことはない世にも不思議な日本国官僚、この場合、外務・防衛官僚からの支援なく孤立無援、孤軍奮闘の末、ボロボロとなり自民党案の「辺野古」へ帰着してしまったという。

 どこの国でも、政権交代があった場合、1か月ぐらいかけてしっかりと引き継ぎが行われるが、民主党への政権交代は、自民党からの引き継ぎは(握手すらあったかどうか?)全くなかったらしい。というか、自民党は単に官僚案を成立させるためにだけ存在していたような政党だから、全く、引き継げるような内容を持たず、正味椅子だけ引き継いだのだろうと私は思う。

 そのような引き継ぎすらない政権交代後、わずか8カ月で、普天間問題を解決は無理だっただろうと思う。5月末の決着と自ら追い詰めたが、もしかすると、これは、米国の都合によるものだろうか。

 鳩山首相の辞任発言は、ビデオ配信で視聴できる。

ビデオ配信】緊急両院議員総会

 鳩山首相は、国民の生活を大切にすること、沖縄の米軍基地負担軽減を進めていくこと、日本の平和は日本人自身で作りあげていくこととか、聞いていて大変好ましく感じられる内容をお話しなさったが、今回の普天間の約束が守れなかったことは、どうしても、発言内容に影を落とす。

 コメントいただいたTAKOさんが、鳩山発言に、「クリーンな議員なんているはずないし、報道機関すらもあえて問題にしていない小林千代美議員を名指ししたことは鳩山が完全に官僚側に寝返ったってことです」とお怒りだ。

 私も、あえて、辞任発言で、小沢幹事長と小林喜代美議員の「検察ねつ造政治と金事件」を持ち出したことには、違和感を持っていたが、TAKOさんのご指摘には頷けた。鳩山氏は官僚の軍門に下り、小沢氏を失脚させて首相を降りることにしたんだね。scottiさんのご指摘もぴったりとあたっていたと思う。

 NHKが、ニセ黄門を登場させ、消費税引上げをしたいのに政治と金にまみれている人物は退くべきだの様な事をしゃべっていた。首相辞任発言にもTAKOさんのご指摘の同様フレーズがある。鳩山首相辞任発言自体が仕組まれたもののように感じる。御自分は議員を辞めるとのことだが、小沢氏も失脚させてしまおうとしているみたいね。

 どうも、よくないですね。


 毎日新聞で辞任全発言が文字化されているので、ここに紹介させてもらう。

 皆様は、いかが思われるでしょうか?

鳩山首相辞任:首相、両院議員総会での発言

 お集まりの皆さんありがとうございます。そして、国民の皆さん本当にありがとうございました。国民の皆さんの昨年の熱い夏の闘い。その結果、日本 の政治の歴史は大きく変わりました。それは、国民の皆さんの判断は決して間違っていなかった。私は今でもそう確信をいたしております。こんなに若い素晴ら しい国会議員がすくすくと育ち、国会の中で活動を始めてくれています。それも、国民の皆さんの判断のおかげでございます。

 政権交代によって国民の皆さんのお暮らしが必ず良くなる。その確信の下で、皆さん方がお選びいただいた私は総理大臣として、今日までその職を行っ てまいりました。「皆さん方と協力をして日本の歴史を変えよう。官僚任せの政治じゃない、政治主導、国民の皆さんが主役になる政治を作ろう」。そのように 思いながら今日まで頑張ってきたつもりです。

 私は今日お集まりの国会議員の皆さんと一緒に国民のための予算を成立させることができた、そのことを誇りに思っています。子ども手当もスタートし ました。高校の無償化も始まっています。子供に優しい、未来に魅力のある日本に変えていこう。その私たちの判断は間違っていないと確信しています。

 産業を活性化させなきゃならない。特に1次産業が厳しい。農業の、一生懸命やっておられる方々の戸別所得補償制度、お米からではありますが、ス タートさせていくこともできています。そのことによって1次産業が、さらに2次、3次産業と合わせて、6次産業として、大いに再生される日も近い。私はそ のようにも確信をしています。

 さまざまな変化が国民のお暮らしの中に起きています。水俣病もそうです。さらには医療崩壊が始まっている地域の医療を何とかしなきゃいけない。厳 しい予算の中で医療費用、わずかですが増やすことができたのも国民の皆さんの意思と、私はそのように思っています。これからもっともっと人の命を大切にす る政治、進めていかなければなりません。ただ残念なことにそのような私たち政権与党のしっかりとした足元が、必ずしも国民の皆さんの心に映っていません。 国民の皆さんが徐々に徐々に聞く耳を持たなくなってしまった。そのことが残念でなりませんし、まさにそれは、私の不徳の致すところ、そのように思っていま す。

 その原因、二つだけ申し上げます。やはりその一つは普天間の問題でありましょう。沖縄の皆さんにも、徳之島の皆さんにもご迷惑をおかけしていま す。ただ、私は本当に「沖縄の外に米軍の基地をできる限り移すために、努力をしなきゃいけない。今までのように沖縄の中に基地を求めることが当たり前じゃ ないだろう」。その思いで半年間、努力をしてまいりましたが、結果として、県外にはなかなか届きませんでした。いや、これからも、県外にできる限り移すよ うに努力をしてまいることは言うまでもありませんが、一方で、北朝鮮が韓国の哨戒艇を魚雷で沈没させるという事案も起きています。北東アジアは決して、安 全安心が確保されている状況ではありません。その中で日米が信頼関係を保つということが、日本だけではなく、東アジアの平和と安定のために不可欠なんだ。 その思いのもとで、残念ながら沖縄にご負担をお願いをせざるを得なくなりましたが、そのことで沖縄の皆様方にもご迷惑をおかけしています。特に社民党さん に政権離脱という厳しい思いをお与えしてしまったことを、残念でなりません。

 ただ皆さん、私もこれからも社民党さんとは、さまざま、国民新党さんとも共にではありますが、一緒に今まで仕事をさせていただいてきた。これから もできる限りの協力をお願いを申し上げてまいりたい。さらに沖縄の皆さん方にも、これからもできる限り県外に米軍の基地というものを少しずつでも移すこと ができるように新しい政権としては努力を重ねていくことが何より大切だと思っています。

 「社民党より、日米を重視した。けしからん」。その気持ちも分からないでもありません。ただ、どうぞ、社民党さんとも協力関係を模索をしていきな がら、今ここはやはり、日米の信頼関係を何としても維持させていかなきゃならないというその悲痛の思い。ぜひ皆さんにもご理解を願いたいと思っています。 私はつまるところ日本の平和、日本人自身で作りあげていく時をいつかは求めなきゃならないと思っています。

 米国に依存し続ける安全保障をこれから50年、100年、続けていいとは思いません。そこのところもぜひ皆さん、ご理解をいただいて、だから鳩山 が「何としても少しでも県外に」と思ってきた、その思いをご理解を願えればと思っています。その中に私は今回の普天間の本質が宿っている、そのように思っ ています。

 いつか、私の時代は無理でありますが、あなた方の時代に日本の平和をもっと日本人自身でしっかりと見つめられていくことができるような、そんな環 境を作ること、現在の日米の同盟の重要性は言うまでもありませんが、一方でそのことも模索をしていただきたい。私はその確信の中で、しかし、社民党さんを 政権離脱という大変厳しい道に追い込んでしまったその責任は取らなければならない。そのように感じております。

 いま一つはやはり「政治とカネ」の問題でありました。そもそも私が自民党を飛び出して、さきがけ、さらには民主党を作り上げて参りましたのも「自 民党政治ではだめだ、もっとお金にクリーンな政権を作らなければ国民の皆さんが政権に対して決して好意を持ってくれない、なんとしてもクリーンな政治を取 り戻そうではないか」。その思いでございました。

 それが結果として自分自身が政治資金規正法違反の元秘書を抱えていたなどということが、私自身全く想像だにしておりませんでした。そしてそのこと で議員の皆さま方に大変なご迷惑をおかけしていたことが申し訳なく、「何でクリーンであるはずの民主党の、しかも代表がこんな事件に巻き込まれるのか」、 皆様方もさぞご苦労され、お怒りになったことだと思います。私はそのような「政治とお金」(の問題)に決別をさせる民主党を取り戻したいと思っています。 皆さんいかがでしょうか。(拍手)

 そのことで私自身もこの職を引かせていただくことになりますが、併せてこの問題は小沢一郎幹事長にも政治資金規正法の議論があったことは皆様方周 知のことでございます。先般2度ほど幹事長ともご相談を申し上げながら、「私も引きます。しかし幹事長も恐縮ですが幹事長の職を引いていただきたい。その ことによって新しい民主党、よりクリーンな民主党を作り上げることができる」。そのように申し上げました。幹事長も「分かった」。そのように申されたので ございます。決して自動的という話ではありません。互いにその責めを果たさなければならない、重ねて申し上げたいと思いますが、今日も見えております(陣 営幹部らが逮捕・起訴された)小林千代美(衆院)議員にもその責めをぜひ負うていただきたい。誠にこの高い壇上から申し上げるのも恐縮ではありますが、私 たち民主党を再生させていくためにはとことんクリーンな民主党に戻そうではありませんか、皆さん。そのためにご協力をよろしくお願いいたします。(拍手)

 必ずそうなれば国民の皆さんが、新たな民主党に対して聞く耳を持っていただくようになる、そのように確信をいたしています。私たちの声も国民の皆 さんに届くでしょうし、国民の皆さんの声も私たちにちゃんと通る新しい政権に生まれ変わると確信をしています。

 皆さん、私はしばしば「宇宙人」だと言われています。それは私なりに勝手に解釈すれば、今の日本の姿ではなく5年、10年、20年、何か先の姿を 国民の皆さんに常に申し上げているから、「何を言っているか分からんよ」、そのように国民の皆さんにあるいはそのように映っているのではないか、そのよう に思っています。

 例えば地域主権。原口一博大臣(総務相)が先頭を切って走ってくれています。元々国が上で、地域が下にあるなんて社会はおかしいんです。地域の方 が主役になる日本にしていかなければならない。それがどう考えても国会議員や国の官僚が威張っていて、「くれてやるからありがたく思え」。中央集権の世の 中、まだ変わっていませんでした。そこに少なくとも風穴が開いた。かなり大きな変化が今できつつある。「新しい公共」もそうです。官が独占している今まで の仕事、できるかぎり公を開くということをやろうじゃありませんか。東アジアの共同体の話もそうです。今すぐという話ではありません。でも必ずその時代が くるんです。

 私は済州島(韓国)に行ってあのホテルの部屋の先にテラスがありまして、一羽のヒヨドリが飛んでまいりました。「我が家から飛んできたヒヨドリか な」。姿形が同じだからそのように勝手に解釈をして、そうかこの鳥も、もうそろそろ自宅に戻ってこいよ、そのことを招いているようにも感じたところでござ います。雨の日には雨の中を、風の日には風の中を自然に歩けるような、苦しいときには雨天の友、お互いにそのことを理解しながら、しかしその先に国民の皆 さんの未来というものをしっかり見つめあいながら、国難とも言える時に皆さん、新しい時代をつかみとっていこうではありませんか。8カ月余り、先頭に立っ て歩ませていただいたことに感謝を申し上げながら、国民の皆さん、お集まりの皆様方へのメッセージといたします。(拍手)


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2010年5月29日 (土)

もう、売国派議員の温床になっている鳩山由紀夫には期待できない。小沢一郎ど真ん中内閣の樹立を期待する。

 昨日(28日)午前中、日米両政府は、米海兵隊普天間飛行場の移設先を米軍キャンプ・ジュワブのある辺野古周辺とする外務・防衛担当閣僚(2プラス2)の共同声明を発表した。鳩山内閣では、これを受け、28日に臨時閣議を開き対処方針を決めるとしたが、社民党首福島瑞穂消費者担当相が署名を拒否した。鳩山首相は、福島氏を罷免し、閣議決定した。

 共同声明のポイントは以下の通り

●普天間飛行場の代替施設の滑走路は1800メートルとし、沖縄県名護市のキャンプ・シュワブ辺野古崎地区とこれに隣接する水域に設置。
●代替施設の位置と工法の検討は8月末までに完了。
●現行計画の環境影響評価の手続きを著しく遅らせない。
●鹿児島県・徳之島を含め、海兵隊など在沖縄米軍の県外への一部訓練移転拡充。グアムなどの国外移転も検討。
●外務・防衛閣僚担当による次回の日米安全協議委員会までに移設計画を確認。
●沖縄本島東にある米軍訓練水域を一部返還

 自民党ですら具体的に進めることができないでいた辺野古移転を鳩山首相は、署名を拒否する福島氏を罷免してまで、滑走路の長さを増やすというおまけまで付けて、地元の了解をえないまま、計画進行を具体化してみせました。

 鳩山首相は、選挙前には、「国外移設、最低でも県外移設」「沖縄の負担軽減」と連呼しておきながら、普天間飛行場返還の代わりに辺野古へ巨大基地建設を決定するとは、言動不一致が甚だしいわけで、その罪は限りなく大きいといえる。沖縄県民だけでなく日本国民に対する大きな裏切り行為である。

 それにしても、官僚主導からの脱却を目指していた政権が、かくも見事なまでに官僚に取り込まて行く様をみると、官僚とはいったいどのような妖怪なのか、そのすごさを見る思いがするが、鳩山首相の場合、官邸を有能な人物で固められなかったのが致命的だったのだと思う。官房長官が平野というのが、躓きの大きな原因だろう。官邸さえしっかり固め機能していれば、官僚の籠絡や他の利権省庁大臣を乗り越えることができたと私は思う。元をただせば、鳩山首相に人を見る目がなかったということに尽きるのかもしれない。

 ま、とにかく、鳩山首相は、官僚に屈して、2006年自民党が合意した在日米軍ロードマップ(工程表)に色さえつけて、「着実に実施すると声明に明記する」にいたった。

 この共同声明は国会の承認を得ていません。私はこの共同声明を承認しません。沖縄県民の方は当然許しませんよね。国民総出で反対運動が展開されるのではないでしょうか。

 ということを考えると、この計画が、実際に進んでいくかというとそれは無理だろうという結論になります。そうすると、これは、反対の嵐で進まないだろう計画を決定した鳩山首相の高等戦術だったのかしらね?・・・・・そんなことないか。

 ま、普天間問題が、私のようなただの主婦にすら理解できるようになったように世間に広く認知されるようになったという功績だけは認めましょう。自民党の時は、何もわからなかったのですから。


 でも、鳩山さんにがっかりは許容点をすぎてしまったような。希望がまったく持てません。

 scottiさんがおっしゃるように、売国派議員の温床になっている鳩山由紀夫は要りません。鳩山辞任で、小沢一郎ど真ん中内閣の樹立を期待します。選挙で米国代理人派議員を淘汰して、日本を再生していかなくてはなりません。

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2010年5月28日 (金)

日銀と大蔵(現財務)省が、日本経済を破壊した。今も・・。

 玄葉光一郎氏という方は、政権交替するまで顔も名前も知らなかったんですが、福島選出の民主衆議員で、ニセ黄門さんと7奉行の一角にいるらしいです。次の衆院選が終わったら消費税は上げるべきだなんて言ってます。報道によりますと、IMFも日本は消費税を上げろと言っております。今までにも、仙石氏、前原氏、大塚氏などが、消費税引上げを言い出していましたが、ここで、日本を国家破産させたがっているIMFが消費税引上げを勧めたことで、彼らの素性というものがわかったような気がします。管直人氏もこの方たちと同類なのでしょうか?消費税増税なんてことをおっしゃってますが。

 さて、20年前の1990(平成2)年、日本経済はバブルが崩壊して、大きな痛手を受けましたが、その崩壊後からいままで、日本経済はほとんど成長せず、国民所得は減りこそすれ増えずにいます。紺谷典子氏著「平成経済20年史」を読んで、世界の平均所得は約20年で2倍になったと知りました。なぜ、日本が成長しないかというと、間違った改革が次々と行われそのたび経済は打ちのめされ立ちあがることができなかったというもの。日本経済低迷の元となる20年前のバブルの崩壊自体が、日銀と大蔵省で行われた犯罪的なものだったということをしりました。バブルの崩壊がどのようになされていったのか、紺谷氏の著書からはしょりながら、引用してみます。

 平成2年バブルが破裂。平成4年8月、最高値の約3分の1、1万4309円まで暴落。1年遅れで資産バブル破裂。バブルは破裂して初めてバブルとわかる。 破裂の衝撃は大きいからなるべくソフトランディングが望まれる。が、三重野靖日銀総裁は「日本の株価と地価を半分に下落させる」と言って実行。

 日本経済の安定を目指すべき日銀総裁が、
株価と地価を意図的に暴落させ、日本経済を破滅へと導いた。日銀の最大の失敗は、低金利を続けバブルを生じさせた ことではなく、急激な金利上昇で意図的にバブルを破裂させたこと、破裂後、なおも金利を上げ続け、回復不能までに株価と地価を暴落させたこと。

 日銀は平成元年5月末、ルーブル合意後2年続けてきた2.5%の政策金利を引き上げ、10月12月とさらに金利を上げる。平成2年正月から株価下落。日銀 は3度の利上げでも年末まで株価上昇を苦々しく思ったか?年明け下がりかけた株価は慎重に見守るのではなく叩き潰すチャンスに見えたのだろう。

 株価がすでに2割近く下落していた平成2年3月日銀は、一気に1%という大幅な利上げを行い、8月にも0.7%の利上げを断行。15カ月の短い間に、 2.5%から6%へ金利は引き上げられた。通常でもこれだけ急激な金利の引き上げは、市場の調整能力を上回る膨らみきったバブル時にそれを行った

 ま、このバブルの崩壊も某国から命令されてやらされたたものではないでしょうか。そんな気がします。意図的株価操作という堂々たるインサイダーですね。まぁ、それにしても、小泉政権の日本痛めつけがすごいと思っていたけど、こうしたバブル崩壊の事情をしって、三重野氏も負けず劣らずすごいと思った。そして、三重野氏から小泉政権に至るまでに、改革という名の日本経済潰しが延々と行われて、いまだに低空飛行のままでいたんだなぁということをしりました。

 宮沢首相は、事態の緊急性を理解し、非難を覚悟の上PKOを決断するが、「内閣不信任案」が可決。その座を追われることになったんだけれども、

 紺谷氏は、多くの経済専門家が、日銀や大蔵省の誤った政策の非難をしなかっただけでなく、必要な政策の邪魔をしたと指摘している。マスコミも、三重野氏を「平成の鬼平」と持ち上げるだけ持ち上げたということで、日銀、大蔵省、マスコミの官報複合体が、日本経済を叩きのめし立ち直らせなかったとみるべきですね。小沢氏を金まみれデマで葬り去ろうと特捜検察とマスコミがタグを組んだ手法そっくりが見られるわけですね。ま、官報複合体は、経済においても国民の敵としてバブルのころに活躍していたことが分かるわけです。

 民主党の子供手当は子育て支援だけでなく経済効果も狙える良い政策にもかかわらず、バラマキだとか貯蓄するだけだとかの非難が喧しくマスコミや議員から聞こえてきて、今も国民にとって必要な政策には邪魔が入ります。

 バブル崩壊後、細川政権、橋本政権は、大蔵省のシナリオに沿い改革を行うが、景気を悪化させるばかりで、自殺者は毎年3万人を超えるようになる。小泉政権では、竹中平蔵氏を用いたことでアメリカ直営のごとくの改革が行われ、さらに庶民サービスを低下させて負担増を行い、製造業に派遣を認め1千万人ものワーキングプアを作り出し、庶民経済や社会保障基盤をズタズタに破壊し、庶民を身分不安定・収入減・負担増へと追いやる一方、外資を優遇し企業を次々と乗っ取らせ、大企業に利益を集中させることにより、外国人役員報酬や株主配当金として、海外へ大量の資金を流出させるようにした。

 もう、ほとんど小泉政権で日本は壊れ切った状態ではないかと思うけど、ここで消費税15%へ引き上げが、叫ばれ始めているが、消費税引上げは、苦しい庶民の財布からさらに多額の税をむしり取ることにより、庶民をより一層貧困へ陥れるとともに、消費を冷え込ませ、倒産続出、餓死者自殺者増大させることになるでしょう。

 それにしても、財務省は、財政赤字解消のためとして庶民に消費税の引き上げを押し付けようとしているが、そもそも、その赤字を作ったのは一体誰なのだろうか?私たち一般国民ではない。赤字のツケは、その作った人なり機関に回すべきだと思う。そういえば、財務省は米国債を100兆円も買っているというじゃないですか。国交省では、ダムや地方空港など完成すれば赤字なコンクリート事業で税金をたらふく食っておきながら、出来上がって赤字は地方自治体に押し付けるとはどう考えてもおかしな話だ。赤字施設を計画実行した人たちへ赤字の責任を取らせ、損害賠償をさせるべきです。国民への著しい背任行為として刑務所へ入ってもおかしくないと思う。

koteihandlesさんのtwitterで、下記の指摘がありました。

厳密には借金とは異なりますね。そもそも国が国民から借りて国民が国に返すというのはおかしいですよね。だから厳密には借金ではない。 QT @hapi1225: 借金(国債)を日銀に金を刷らせて返せばいいという感覚・・・。 国民の金を借りて、返済は印刷した紙切れですませばいいと...

●借りた人が返すのが借金。これは間違いない。では、貸した人が返す?「国債」は借金?


 国債は厳密にいえば、借金ではないとおっしゃってますね。国債=借金とする考えにはレトリックが潜んでいるだろうとは思っていたけれど、借金ではないとするとなんでしょうね?国債を発行して国民から融資をうけ、公共事業などに使用したと見るべきなのかな。もちろんその融資に答えるよう有益な運用がなされていれば、国民へ利益をもたらすものだろうけれど、実際には、官僚機構が私利私欲で動き、むしろ焦げ付かせても強行するという運用がなされていたと思う。結果、無用な箱モノが林立し、赤字を垂れ流すことになる。


 ま、まじめに運用していたとしても、運用失敗で損失が出たなら、その損失は運用した側が被るのは当然であると考える。国債を購入した側に請求はありえない。

 国債資金運用にかかわった人たちにこそ、赤字の責任があり、融資した国民の方が、彼らの責任を追及するのがスジじゃないか。それが、あべこべに、国民へ増税して赤字を埋め合わせるとは筋違いも甚だしいのでは?



 また、他にも消費税税率引き上げの狙いは様々ある。法人税の引き下げとセットとして行われ、企業には減税分の利益を生み、輸出関連企業には消費税の割戻しという利益を生むが、消費税率が高ければ高いほどその額は増え、利益は大きくなる。

 まだ、もう一つあって、消費税を社会保障費にするとしていることから、現在は企業が負担している社会保険料がゼロにされることでも、企業には利益が生まれる。

 消費税引上げと法人税引き下げで、このように企業には大きな利益が生まれるが、それは、決して労働分配には向かわないと断言する。これらの利益は、役員と株主が山分けをすることはわかりきっている。

 消費税引上げは、国民には負担増しかないが、大企業にとっては、利益を生む魔法の杖だ。その利益大幅増は、くどいようだけど役員報酬と株主配当金に化ける。これは、大企業のごく一部の人間が日本の富を分けあう国になるということだ。役員も株主も外国人多数となり、日本人が汗水たらして働いて得た利益は、おびただしく海外へと流出することを意味する。私達は、外国人の奴隷状態になりますね。

 まぁ、日本をこのようにしようというのが、消費税引上げ、法人税引下げです。消費税引上げ、法人税引下げを叫ぶ政治家、経済評論家、コメンテータ―とは、財務省の配下であり、つまりは財務省の背後にいる某国の配下であり、誤った政策を積極的に支援し、必要な政策の邪魔をするものたちであり、日本経済を破壊するために活動している人たちなのだと考えてます。

 私たちは、これ以上日本経済を破壊させられないよう間違いを見抜き、消費税増税を主張する議員などは、私たちの代表としては全くふさわしくないのだから、選挙で落とさなければいけません。それにしても、なぜか、今回改選を迎える参院議員からは、消費税引上げを言う声は全く聞かれないようです。

 日銀の政策もこれから一層注意してみておく必要がありますよね。

 なお、バブルを叩きつぶした三重野日銀総裁は、「世界のベストバンカー賞」を授与されたとのことです。


 最後に、

 国民生活を破壊する「消費税引上げ、法人税引下げ」に反対します!
 逆に、「消費税の廃止、法人税の引上げ」を求めます!

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2010年5月17日 (月)

中国を仮想敵国(脅威)とみなした場合、海兵隊(米軍)が抑止力にはなりえないことはハッキリしている。

 QAB琉球朝日放送で、開局15周年記念報道特別番組として、

どうなる普天間移設~朝まで徹底生激論~ 5月14日(金)深夜1時25分が行われました。

 という情報もtwitterで事後に知ったのですが、ネット配信されているので、今からでも見ることができる。便利な時代になったものです。

 この朝生を見て、中国を仮想敵国とみなし脅威をあおり、海兵隊が必要と主張することがいかに的外れであるかが、よくわかりました。

 しかし、不思議なのは、米国も台湾も中国に接近して仲良くしようとしている事実があるのにも関わらず、中国を脅威とみなしている人々が、日本独自の防衛を考えず、まだ米軍に安全保障を頼ろうとしていること。これが、私には理解できません。

 一部ですが、文字にしてみました。

□ テーマ1 「抑止力とは,海兵隊とは…」

【沖縄の海兵隊は抑止力か?】

○井波洋一 宜野湾市長

 去年の2月、日米は、グアム協定を締結いたしました。国会でも承認されましたけれども、今、グアム協定を持ってきているんですけれども、抑止力というのがきちんと書かれています。

 どういうことかというと、グアムが合衆国海兵隊部隊の前方の展開駐留に重要であって、その駐留が、アジア太平洋地域において安全保障日本に対する合衆国の役割の保障も与えて、この地域における抑止力を強化すると、そのために、8000名の海兵隊部隊を沖縄からグアムへ移すと、そして、そのために60億ドルのお金を日本政府が支援をする。これが、一番の根幹なのですね。

 でも、実は、抑止力の議論をするときに、グアムへ移す8000名の話が全く消えてるんです。ここにおかしな問題があって、現に沖縄の海兵隊も今、年のうち半年はいません。普天間のヘリ部隊、これ、どこへ行っているかというと、オーストラリア、タイ、フィリピン、韓国、グアム。

 つまりですね。太平洋における唯一ヘリ基地なんですね、普天間は。確かに重要なんです。でも、これが、2014年にグアムへ移るというのが、今回のグアム協定なので、そこへ行った方が、抑止力はより強化されますよというのが、日米の認識なのですね。認識の上で、60,9億ドル出ているんで、その部分が全く説明されてない。

 ここがやはり私は、今の問題をとても矮小化している感じがする。

○田岡俊次 軍事ジャーナリスト

 私が聞いているのは、2014年にグアムへ移ったと、沖縄に残るのが、普天間36航空軍と第4連隊

 それはなぜかというと佐世保にいる揚陸艦へ載せる32ミューの親部隊だから、それだけは残さざるを得ないので、それだけは残る。それが、つまり12000人~14000人から8000人を引いた残り。それまでグアムへ移るのなら、全部グアムへ移ってしまうことになるので、ちょっとそれは話がおかしい。

○太田昌秀 元沖縄県知事

 今、田岡さんがおっしゃった8000人というのは、一応、日米両政府で合意されていますよね。ところが、グアムの計画をみると、1万人以上海兵隊を集約するところが書かれていてこれは、井波市長がいくつもの証拠をあげて、ヘリ部隊もグアムへ移るということをはっきり言っているわけですよ。

 吉田ケンセイ君が、海兵隊はグアムへ移るという本を書いていて、きちっと彼も裏付けているわけですよ。ですから、そういった意味からね、抑止といった場合はね、脅威というのがあって、その脅威というのが、何かというと、他国を攻める侵略するという意思があるということが一つ、意思があってもそれを裏付ける実践できる軍事力がなければ脅威にはならないわけですよ。それから、軍事力があっても、攻める意思がないと脅威にならないわけです。

 これまで、政府は、いつも仮想敵国はどこかと説明したこともないし、どこに脅威があるといったこともない、従って、海兵隊の抑止というのもさっぱり意味がわからんわけですよ。

 さっき話したように、グアムに沖縄に代わる一大軍事拠点を造るということが、アメリカの太平洋軍の政策であって、海軍省が今統合軍事開発計画というのを着々とつめて、オバマ大統領は、4億8千万ドルの予算も組んで、さらに、5千万の予算を要請しているわけですよ。そういう状況の中で、海兵隊の抑止というのは違いますよね。

○田岡俊次 軍事ジャーナリスト

 今、おっしゃっているのは、変だと思うのは、もしも、2014年に全部出てってくれるのであれば、こんな議論をする必要全くない。全部いなくなるのだから。そんなうまい話にはならないんで、だから大変なんです。何もしなくていじゃないですか。


○井波洋一 宜野湾市長

 違うんですよ。実は、その時に辺野古を作るという合意もしてんですよね。2006年に。それは、何かというと、主要基地はグアムへ移ります。要するに、今、米軍再編成という大きなトランスフォーメイションのなかで、主要基地として選ばれたのはグアムになりました。今まで沖縄が海兵隊の主要基地でした。これがグアムへ移るんですけれども、沖縄に前方展開の兵力を置かないけれども展開の拠点を置きましょうという合意が辺野古への合意と理解している。

○田岡俊次 軍事ジャーナリスト

 そうすると、数千残るわけですよ、8000を引いても、それは、何の部隊なんだと。

○井波洋一 宜野湾市長

 2008年の9月15日に、海軍長官米連邦議会の会員の軍事委員長に報告書を出しているんですよ。
 これは、沖縄から移る詳細の部隊名が全部のっています。

 で、それに普天間の部隊は、11部隊入っているんです。管制部隊も入っていますし、整備部隊も入ってます。36航空部隊は入ってないでも、普天間の航空部隊がいくらぐらい行くかと18500人ぐらい行くんです。普天間には2000人ぐらいしかいないです。グアムには37ヘリが来るんですね。普天間には36しかいないんです。

 グアム移転については後の話になるかもしれませんが、この辺りが全く議論されないまま抑止力の話であるとか、なんかそういう議論になっているもんだからおかしいと思うんです。

○田岡俊次 軍事ジャーナリスト

 脅威をきちんと認定しないとまずいのは、たとえば、日本では、中国が脅威で、台湾で紛争になるようなことばっかり言うけれども、たとえば、アメリカでは、太平洋軍司令官がワシントンでの会見でも、我々は中国を脅威とは見とりませんというし、前の太平洋艦隊司令官が中国へ行って、中国が航空母艦を持つのは当然のことであって、アメリカ海軍はできるだけの協力をしたいパウエルは、前に、台湾が憲法改正しようとしたときに、CNNで、やがて来るべき統一ということを妨害しようとすることはよろしくないということを言っているわけです。で、それは、のちに議会で訂正した時に、その時は、統一といわずに、平和的解決というのが外交のテクニカルタームでありますという訂正だから、アメリカのいう平和的解決というのは、すなわち統一のことなんです。

 だから、アメリカは統一させたい。だからこそ、馬英九のように親中派で、どんどん中台一体化を進めるのは、どんどんアメリカは全面後押しとみていると

 アメリカの本音は中台の統一、平和的統一にあるなと。だから、日本が考えているような、中台が喧嘩をしてアメリカが台湾の後ろについて、なんてのは全く頓珍漢な議論になっちゃう。

○佐藤学 沖縄国際大学教授

 そもそも中台紛争があるとして、沖縄にいる海兵隊は全く無力です。何もできません。あるいは、朝鮮半島有事があったとして、沖縄の海兵隊が抑止力にならない。それは、そもそも話が違います。海兵隊の役割とはそういうものではありません

○田岡俊次 軍事ジャーナリスト

 抑止力になるのは、原子力空母とせいぜい三沢にいるF16ぐらいで、嘉手納にいるセンコウ戦闘機もあまり抑止力にならない。

○司会

 類推でいう抑止論の中で、今いろんなメディアが抑止力とは何かという説明をするなかで、いろいろ私たちが耳にするのは、たとえば、フィリピンからアメリカ軍が去ったときに、ナンサが取られたように、沖縄からいなくなるとすぐに、尖閣が取られるというような説明が今なされているわけなんですね。沖縄から海兵隊がいなくなったらすぐにどこかがやってくるという脅威というのは、これは実際あるんでしょうか

○田岡俊次 軍事ジャーナリスト

 アメリカは、まず、領土紛争にはコミットしないというのが、基本ポリシーなはず。だから、モンデールもうっかり言っちゃったんだけれども、まずいのは、尖閣諸島、あそこにアメリカ軍の射爆場がある、基本的には、ナンサであろうが、小さい領土紛争にはコミットしない。

○佐藤学 沖縄国際大学教授

 海兵隊の沖縄からの撤退が、もしも日米関係の決裂ということになると、日本が孤立する状況になるとそれはどうなるかわかりません。

 だからこそ、沖縄の海兵隊の撤退を平和に、あるいは、アメリカにとって利益になるんだとやっていけば、抑止力ということが、海兵隊が沖縄にいることが、軍事的に抑止力ではない、しかし、政治的な日米関係が続いていくことは大事である。という方が、政治的な形で、日本に手を出すことはできないという形にしておけば、沖縄にいるいないは関係ないですよ。

○田岡俊次 軍事ジャーナリスト

 日本の新聞には載っていないが、大事件がありまして、この前、5月1日に、馬英九が、CNNに出て、我々は、アメリカが台湾のために戦ってくれるように頼むことは絶対にない、never、very very clear それははっきりしてるんだといって、米軍が台湾のために戦争をすることはないんだと言って、アメリカ人をむしろ喜ばした。だから、国務副長官がそのあと、記者会見で、事態は非常にいい方向に動いていて、アメリカはこれを非常に歓迎するといっていて、アメリカも馬英九も親米派で、イコール親中派になっちゃったと。

 なぜかというと、アメリカ自身が、大変な親中派で、陳水扁みたいに、独立を言って、アメリカと対中関係を悪くするやつはとんでもない反米派になった。

 中国と台湾の航空便、2年前に馬英九が政権を取り、直行便を開いたら、もうびっしり1週間270便1日40便飛んでいるわけ。沖縄と本土以上に飛んでいるわけ。は、年間1万3千隻台湾と中国の間を行き来しているわけです。しかも、関税同盟を結んでというか自由貿易協定を結んで、関税を廃止するというわけ。馬英九になって、台湾と本土の一体化を一生懸命やると、それをアメリカが後押しをしていると。
もしも、アメリカが中国と対立する気があれば、馬英九があんなことをやっているのを大変な警戒心を感じて妨害している。逆であって、陳水扁の独立派は、弾圧的にやって、一体派の方を必死になって支援すると、ホント変なんだ。

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2010年5月14日 (金)

遺伝子組み換え作物による日本農業侵略危機迫る!

 「遺伝子組み換え作物」についてのコメントをいただきました。パブコメ4月30日締め切りの分もお知らせをいただいたのですが、書けずにいました。今回は、19日締め切りです。


 「遺伝子組み換え作物」による食の破壊が、政権交代をして新しい政権となってもストップがかからずに、そのまま進行しています。といっても、民主党政権が、遺伝子組み換え作物を危機とみているかどうかの疑問がそもそもありますが、とりあえず、農水官僚は、政権が代わっても前の政権のまま交代なく、アメリカに指図されるままGMO導入を着々と進めているという感じですね。

 米国背骨(BSE危険部位)付き牛肉が見つかったときの赤松農水大臣の対応をみると腰が引けていたことや、4月20日に発生した宮崎県の口蹄疫(処分が必要な牛や豚は7万頭を超)の現状を見ると、この大臣も頼りにならない感じですが、農水省が遺伝子組み換え作物の承認という農業の根幹にかかわる重大なことを、ほとんどの国民が見ていないだろう農水省のホームページでひっそりと知らせ国民から意見を求めているってことを御存じなのかどうか?申請書は、「農林水産大臣 石破 茂 殿と環境大臣 斉藤 鉄夫 殿」あてになってます。そもそも、この案件を民主党政権は止めるべきじゃないんですか?

 とにかく、この国の不幸は、各省庁官僚が国民の意思を問うことなく政策を進めていってしまうことにあります。まだまだ、どの省庁も官僚主導で、政治は全く抑えることができていません。これで、政治家を減らす公約なんて止めた方がいいってこともわかります。

 では、いただいたコメントをそのままご紹介します。

締め切りは、5月19日です。

【遺伝子組換えダイズ、トウモロコシ及びパパイヤの第一種使用等に関する承認に先立っての意見・情報の募集について】
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=550001203&Mode=0

【カルタヘナ法に基づく第一種使用規程の承認申請について学識経験者の意見の聴取を終えた審査中の案件一覧】
(平成22年4月19日現在)
http://www.mhlw.go.jp/topics/idenshi/dl/list2.pdf

 ダイズ、トウモロコシの申請者は日本モンサント株式会社、パパイヤは、ハワイパパイヤ産業協会日本事務所で、第一種使用承認申請をしているわけですが、

 第一種使用規定とは、↓。

カルタヘナ法(2003)に基づく遺伝子組換え生物の 使用に関する規程のひとつ。
 遺伝子組換え生物の栽培や加工、運搬、廃棄等の使用に当たっ ては、主務大臣への第一種使用規程の申請により環境中への拡散防止に関する特別の措置をとらなくても生物多様性へ の影響のおそれがないとされる場合には、主務大臣に対して第一種使用規程の申請を行い、学識経験者による生物多様性影響評価を実施した上で問題がない。


 わかりにくい日本語ですが、要するに、栽培や加工、運搬、廃棄等で、特別なことは何もしなくていいよという許可を与えるのが、第一種使用承認ですね。一応、学識経験者による生物多様性影響評価を実施したうえで問題ないとされた場合となっていますが、これは、承認を与えるための儀式みたいなもんでしょう。今まで、申請されたもので問題アリと却下した例が一つでもあったのかどうか知りたいもんです。とりあえず、学識経験者の名簿はこちらです。学識経験者の意見(資料5)もご覧ください。

 「環境中への拡散防止に関する特別の措置をとらなくても生物多様性へ の影響のおそれがない」と認可を与えて、もし、影響が出たときには、この学識経験者は責任を取るとみてよいのでしょうか。

 そして、承認を申請しているのは3つではなくて、4つですね。

1 名称:除草剤ジカンバ耐性ダイズ
(改変dmo, Glycine max (L.) Merr.)(MON87708, OECD UI : MON-877O8-9)
申請者:日本モンサント株式会社

2 名称:除草剤グリホサート誘発性雄性不稔及び除草剤グリホサート耐性トウモロコシ
(改変cp4 epsps, Zea mays subsp. mays (L.) Iltis)
(MON87427, OECD UI: MON-87427-7)
申請者:日本モンサント株式会社

3 名称:パパイヤリングスポットウイルス抵抗性パパイヤ
(改変PRSV CP, uidA, nptII, Carica papaya L.)(55-1, OECD UI: CUH-CP551-8)
申請者:ハワイパパイヤ産業協会日本事務所

4 名称:チョウ目害虫抵抗性並びに除草剤グルホシネート及びグリホサート耐性トウモロコシ
(cry1A.105, 改変cry2Ab2, cry1F, pat, 改変cp4 epsps, Zea mays subsp. mays (L.)
Iltis)(MON89034 × B.t. Cry1F maize line 1507 × NK603, OECD UI:
MON-89O34-3 × DAS-O15O7-1 × MON-OO6O3-6) (MON89034, B.t. Cry1F
maize line 1507 及びNK603 それぞれへの導入遺伝子の組合せを有するものであっ
て当該トウモロコシから分離した後代系統のもの(既に第一種使用規程の承認を受け
たものを除く。)を含む。)
申請者:ダウ・ケミカル日本株式会社、日本モンサント株式会社


 地球上の生物は、すべて、親から子へと形質(顔、皮膚や目の色など)を継承していくが、そうした「遺伝情報」の一単位を遺伝子と言います。遺伝子組み換えとは、植物に動物の遺伝子を組み込む等の種の壁を越えるという自然界に絶対に発生するはずのない作物がつくられます。それが、子孫を残さず毎年種購入しなくてはならないということも問題ですが、自然交雑して既存植物の遺伝子を汚染するということも起きています。しかも、モンサントが特許を持つ遺伝子が作物から発見された場合、モンサントから特許権侵害で訴えられ、賠償金を支払わされます。遺伝子組み換え作物の既存作物汚染はし放題で、汚染が進むほどモンサントが儲かる仕組み。作物全部が汚染された場合、作物はモンサントの支配下に入るという恐るべき食糧侵略です。

<モンサントの契約書:パーシー・シュマイザーさんの同意を得て公開>

4、生産者はモンサントに対し、キャノーラが栽培されている生産者の全ての所有地または 借地の査察とサンプル採取、試験の権利を認めこの合意書の各項への同意後3年間モンサントが生産者のキャノーラ 畑と穀物貯蔵庫の調査を行う権利を有することを承諾する。全ての査察は適切な時期に、可能ならば生産者の立会いのもとで行われる。生産者は又、要求に応じ てキャノーラが植えられた全ての畑の位置情報を以後3年間提供することに同意する。生産者はモンサントがこの査察とサンプル採取、試験の権利を行使するために必要な全ての許可権限をもち、あるいは取得できる。

モンサント、遺伝子組み換え作物「不正使用」で農家を次々と提訴

モンサント社に脅される農民

「農業関連大手モンサント社の恐怖の収穫」(1)


そこでモンサント社は特許侵害の疑いを抱くと
調査員や私立探偵を送り込み農家や種子取引業者を監視します
パイロット・グローブでも多くの農民が標的になりました
すでに20戸を超える農家が同社との示談に応じています
地域の中心存在である種子組合は示談に応じませんでした
「農家が持ち込む種子が従来種か 遺伝子組み換え種か」
「われわれにわかるはずがない」と組合側は反論しました
「われわれに顧客を取り締まれというのか」と

そして裁判になるとこの小さな町に
モンサントの大調査隊が乗り込んできました
探偵を使って農民を撮影した監視ビデオは17巻を超えます
畑や店に出入りする農民を企業が撮影しているとはね

撮影場所などはわかりませんが法廷記録はビデオに触れています
こういう証拠を並べて調査員は農民を脅します
「清く特許侵害を認めて示談に応じた方が身のためだ」と

普通はそこまでいきません モンサント社と争いになると
たいていの農家は訴訟を匂わすだけで示談に応じますから
自分は無実だと思っても裁判で争うだけの力がないのです

怖くて食べれない話(遺伝子組換えを押し売りするアメリカ)


アメリカ
 主食の小麦だけは遺伝子組み換えを生産せず

アメリカ穀物協会エリクソン氏 
 小麦は人間が直接口にするがトウモロコシ・大豆は家畜のえさ

アメリカ農務省タープルトラ次官補
 日本農家を守る関税があることで農業改革の機会が失われている
 
 遺伝子組み換え作物について
 アメリカが世界の食糧需要にこたえるため非常に有益
 日本人は一人当たりで最も多く遺伝子組み換え作物を消費している

 日本の食料自給について
 アメリカとの関係を発展させ続け相互理解と信頼を深める方がよい


 私は、パブリックコメントに反対を書き込むことの効果については甚だ懐疑的でありますが、書かないよりは書く方がいいに決まっています。

 遺伝子組み換え作物が、農水省によって続々と承認されていっているのは、恐るべき国民への裏切りです。農水官僚は、外国による破壊的農業侵略を許しています。私たちは、食の安全を守るために民主党政権に訴え、政治力で農水省を動かし遺伝子組み換え作物の栽培禁止の方向へ持っていくべきではないでしょうか。

 民主党へどんどん訴えましょう!

 ご意見はこちらへ(民主党)



 一つ書き忘れていました。確認はとれていませんが、十二分に考えられる事態です。twitterから。
http://twitter.com/fujifuji_filter/status/13917927532

驚愕しました!@Bu_uuu タキイ種苗、トキタ種苗、日本農林社、みかど協和、カネコ種苗、サカタの種、武蔵野種苗園など9割以上が実はモンサントやカーギルなどに経営権を買収され ており、実質的にロックフェラーの会社という実態 @aburatorisugi    悪夢!

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2010年5月 6日 (木)

日本企業を乗っ取る法整備(外国人弁護士が活動できる)がなされようとしています!

 いよいよ、外資による日本経済丸取りが進行していきつつあるようです。

 日本経済は、企業が終身雇用制の社員へ利益を分配し、消費が伸び、企業が発展するという風に、企業がけん引役をして社会へ利益を還元しつつ発展してきたものです。

 ところが、小泉改革で、製造業に派遣を解禁し、社員を派遣にし使い捨てにし、正社員もリストラや給与を減らし、企業利益のみふくらませるようにしました。

 そうして、国民を貧乏にした分、企業は利益をふくらませ、結果、内部留保金200兆円、役員報酬は2倍、株主配当金は4倍になりました。

 

 その企業は、小泉売国カイカクのせいで、いまや、株主は外国人が、60%とほとんど乗っ取られたといっていい状態になっていますが、

 ここで、とても危険なことがわかってきました。

 まるこさんのTwitterからです。

http://twitter.com/maruco2271/status/13483643202

また危険な法案が知らないうちに可決してしまう!「外国人弁護士の法人経営容認へhttp://headlines.yahoo.co.jp/h...これは08年年次改革要望書からじりじり緩和されたどり着いた「外国企業による日本搾取の防壁が取り払われる法案」。M&Aが発生した場合に、外国人弁護士が活動できる


http://twitter.com/maruco2271/status/13484810452

日本の企業がのほほんとしていると乗っ取られるということです。株主が外国人になれば内部留保を分配させられ、リストラさせられ、研究開発費は削られます日本の産業は衰退します。格差はもっ と大きくなるのです。いっそ上場廃止したほうがいいんじゃない?と思ってしまいます。@kazuwow


 まるこさんの分析は、当たっています。私は、ここまで考えつきませんでした。

 もう本当に奈落の底がぱっくり口を開けているのが見えるようです。

 法務省は、米国の要求に忠実に従い法整備を進め、日本企業を売り渡そうとしているのです。

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2010年5月 3日 (月)

検察審査会に不服申し立てをしている「市民団体」をリチャード・コシミズ氏が明らかにした。

 郷原信郎氏のツィートから、小沢一郎氏を検察審査会に申告した人物がわかってきました。


 郷原氏から紹介されていた「薔薇、または陽だまりの猫」ブログ様の「東京第5検察審査会の小沢氏「起訴相当」議決とツイッター現象/「草の根通信」の志を継いで  から」によると、
 

①同在特会代表の桜井誠なる人物は「そもそもこの事件で刑事告発をしていない」。「この事件で検察審査会に申立てできるのは、『告発をした者』でなければならない」のだから、桜井誠なる人物が「不起訴不当」を申し立てることはできない。②この桜井誠なる人物が自身のブログで公表している受理書番号第2号と 小沢氏についての東京第5検察審査会の議決書における事件番号第10号は異なる(「上脇 博之 ある憲法研究者の情報発信の場」2010年4月30日付より)。したがって、東京第5検察審査会の議決における審査申立人は桜井誠なる人物以外の者ということにならざるをえません。

 あー、なるほど、「この事件で検察審査会に申立てできるのは、『告発をした者』でなければならない」のですね。だから、「桜井誠」なる人物はありえないわけなのですね。

 しかし、こういう専門家というか詳しい方は当たり前に知っていることでも、おそらく多くの人は知らないと思います。そもそも、検察へ告発したものは誰なのか?それすら、ほとんどの人は知りませんよね?とりあえず私は知りません。Twitter上で、未確認情報を発信してしまった張本人の私が言うのもなんですが、あえて言わせていただくと、検察に告発した人物が誰なのか秘密にされた状態で、また、検察審査会が申立人を「甲」として秘密にした状態では、「申立人」について様々な憶測を呼ぶのは当たり前ではないでしょうか。

 そして、『関東大震災で経験したあの忌わしい「流言飛語」という凶器』とTwitterを批判していらっしゃいますが、関東大震災で行われたのは関東大震災に便乗した治安対策、警察の情報操作として「朝鮮人暴動説」が正力松太郎により流布されたのであり、今回のつぶやきは、隠されたものを探し出そうとする無辜の民による試行錯誤であるということで、両者は全く違うものだと思います。悪質な流言飛語が行われる可能性はなきにしもあらずではありますが。

 そして、もう一つ、こちらが間違いというのも、どうして言い切れるのでしょうか?くじ引きが非公開で行われ、選出された審査員も非公開では、実際に法にのっとって決められているかどうか知っているのは関係者のみで、実は恣意的決められているのではないかと疑うなという方が無理というものじゃないでしょうか。ちゃんと行われているのか選出方法を検証するということがあっていいと思うのですよね。

 あともう一つ、素人で構成されている検察審査会は、明石の歩道橋事故やJR西日本の福知山線の脱線事故のような被害者がいる刑事事件においては存在意義があり、小沢氏案件のような、私なりの表現をすると、特捜検察が小沢氏へ勝手に喧嘩を売って勝手に敗北したものが検察審査会へ持ち込まれるというのは、全く違うものという郷原氏の認識(おそらく。違っていれば訂正します)ですが、この認識自体には賛同しますが、検察審査会というものが、検察の判断を審査するとして、結局は、被疑者に対して議決を出すところである以上、政治的利用がなされるのは防ぎようがないと思います。今のままでは、検察審査会が政治的に利用され社会へ大きく打撃を与えうることがあるわけで、存在意義は大きく損なわれていることに間違いないと思います。これは、運用の仕方が問題ということだと思います。特捜部案件は検察審査会へ回さないなどの規定が必要じゃないでしょうか。といろいろ書いて失礼しました。


 なんだか、いきなり脱線放題してますが、何の話でしたっけ?そうそう、申告人はだれかってことでした。

 「杉並からの情報発信です」ブログ様の「【注目記事】 検察審査会に不服申し立てをしている「市民団体」 リチャード・コシミズ氏」が紹介されています。


 というわけで、本家のリチャード・コシミズ氏の「検察審査会に不服申し立てをしている「市民団体」」へ飛びます。以下、広めてくださいとのことです。

この際、小沢叩きに奔走する「市民団体」の正体を平易に説明し、小沢民主党を引きづり降ろさんとする勢力の正体を世のB層の方々に知っていただきましょ う。材料には事欠きませんから。

在特会の桜井に、主権どうのこうのの西村某、新風の瀬戸を加えた三人が似非右翼の頭目と目されています。この連中が、小沢さんを地検に告発し、今回は、検察審査会に不服申し立てをしている「市民団体」の中心人物です。

地検への告発者に「元新聞記者」がいると報道されていますが、何のことはない、元国民新聞勤務の西村某のことでしょう。ばかばかしい。さて、この連中は、 ユダヤ金融資本・統一教会に飼われている犬なのですが、「品性下劣」度では世界最高峰を極めています。その下品な振る舞いや言動を見れば、なんびともひどい嫌悪感を覚え、このゴロツキ集団に対する憎悪で体を震わせます。

↓この動画をネット上に氾濫させてください。似非右翼暴力団と北朝鮮宗教統一教会の癒着関係を追求していたら、この下品な似非右翼暴力団がわざわざ大阪か ら新幹線で団体でやってきました。(日当、弁当付きで招集されたそうです。)この卑しい連中が、東京地検特捜部の応援団なのです。

●2001.10.01 北朝鮮右翼ダイジェスト版 (事務襲撃編) 1/2
http://www.youtube.com/watch?v=JBXjeWp8L5A
●2009.10.01 北朝鮮右翼ダイジェスト版 (自宅襲撃編) 2/2
http://www.youtube.com/watch?v=MIiyk1lvDPU
●ノーカット版:2009.10.1リチャード・コシミズ独立党「北朝鮮右翼」動画を公開します。
http://www.youtube.com/watch?v=sckGNYLXVKk&feature=PlayList&p=D30224079E8BECFF&index=0&playnext=1

この連中が、小沢攻撃の主体であると知れば、誰もが、小沢さんの味方になります。背後関係に気がつきます。そして、自公旧勢力の最期の抵抗は無駄に終わり ます。情報拡散にご協力ください。

●小沢氏の件、桜井氏・島津氏が検察審査会へ不服申し立て、期待?
http://megalodon.jp/2010-0208-1718-10/research.news.livedoor.com/r/40195
小沢氏を地検に刑事告発した「市民団体」に加えて、在特会の桜井誠氏、「博士の独り言」の島津義広氏が検察審査会へ小沢氏不起訴不当の審査申し立てをまし た。『その申し立てについて、「審査の申立てや相談には,一切費用がかかりません。 最寄りの検察審査会事務局までお気軽にご相談ください」、と同審査会のページに案内されている。「審査申立書の書式」(PDF)をダウンロードし、プリン トアウトして記入して郵送する。これならば、筆者にも出来る。送付することにした。』(以下の「博士の独り言」の記事から)

 



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 こんなときほど、歌を鑑賞しようということで・・・・・。

 前には、田端義夫の「大利根月夜」をご紹介しました。今回は、三波春夫の「大利根無情」です。作曲者は長津義司という方で、「大利根月夜」と同じ方とのこと。こちらも、平手造酒(神酒となっているところもある)の壮絶な人生をドラマ仕立てにした歌謡曲。

 御玉ヶ池の千葉道場とは、千葉周作の北辰一刀流道場のこと。ちなみに龍馬が修業をしたのは、千葉周作の弟定吉の道場だそうです。「妙心殿」がわからないので、検索してみましたが、答えはありませんでした。

 それにしても、三波春夫の着流し姿、声、セリフ、表情、身ぶり手ぶり、すべてカッコいいですね。三波春夫がこんなにカッコイイとは、今まで気がつかなかったよぉ。

 田端義夫の「大利根月夜」とどっちがいいかといえば・・・・・。
 どちらも甲乙つけがたく・・・・・。どっちもいい!!

大利根無情

1 利根の 利根の川風 よしきりの
      声が冷たく 身をせめる
      これが浮世か
      見てはいけない 西空見れば
      江戸へ江戸へひと刷毛 あかね雲

セリフ
     「佐原囃子が聴えてくらァ 想い出すなァー
      御玉ヶ池の千葉道場か。うふ・・平手酒造
      も今じゃやくざの用心棒、人生裏街道の
      枯落葉か」

2 義理の 義理の夜風に さらされて
   月よお前も 泣きたかろ
     こころみだれて
     抜いたすすきを 奥歯で噛んだ
     男 男泪の 落し差し

    セリフ
     「止めて下さるな妙心殿。落ちぶれ果てても
      平手は武士じゃ 男の散りぎわだけは知っ
      て居り申す。行かねばならぬそこをどいて
      下され、行かねばならぬのだ」   

3 瞼 瞼ぬらして 大利根の
     水に流した 夢いくつ
     息をころして
     地獄まいりの 冷酒のめば
     鐘が 鐘が鳴る鳴る妙円寺

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2010年4月30日 (金)

検察審査会-匿名ダメ。弁護人、構成員の人選において政治的信条も含めて無作為の証明をせよ。&可視化せよ。

 昨日は、朝からアクセスが多いと思ったら、山崎行太郎氏の『毒蝮山荘日記』様で、当方のエントリを紹介してくださっている単純な者様のコメントが取り上げられていて、そちらから430のアクセスがあったのと、同じくTHE JOURNAL様での単純な者様のコメントから60、Twitterから250ありました。総アクセス2300と過去最高ではないかと思います。 


 最近では、明るい憂国の士様や 純一様が阿修羅掲示板に投稿をしてくださって、アクセスは、伸びています。晴天とら日和様が以前に何度も紹介してくださったことも大きかったですね。書ききれませんが、その他紹介していただいた皆様、ありがとうございます。検察八分にあっているので助かります。ヤフーの検索は、昨日は16でした。いかにヤフーが権力に迎合して厳しく検閲しているか分かろうというものですね。グーグルも94ですから、検閲はしています。

 さて、昨日は、hogeさんのコメント

審査会メンバーを主導したのが米沢弁護士で、なんと麻生前首相のグループ企業(笑)の麻生総合法律事務所所属。メンバーは任意公募で、とまさに旧勢力の意 のままに操られましたね。
_______________

はい、犯罪ですね。しかしそれは現行法では犯罪「的」であって犯罪にはならないのが悔しいところ。

既存のプレスが一切報じないこの重大事実をどんどん拡散してください!

 を、脊髄反射的にtwitteしたのですが、いや、hogeさんは、まじめな気持ちでコメントしてくださっていると思います。まさか、偽メール事件のようなことではないとおもっているのですが。ま、しかし、内容が未確認であったのでtwitteするには軽率だったと反省しています。でも、開き直りじゃないですが、このぐらいの疑いをかけられたとしても、「人の一生を左右する権限を持つ公的存在」である検察審査会、主導弁護士は、そうした疑いが事実に反すると証明する義務を負っているばかりと考えるので、大したことではないと考えています。が、拡散お願いでリツィートしてくださった方には、申し訳なかったのと、この一件でフォロワーがものすごく増えたので、いいのかな~と思っています。

 さて、検察審査会だけど、「起訴相当」もの重い議決を出すからには、やはり、公正に選ばれた人たちでなければいけないわけで、主導した弁護士は、どういう経歴の持ち主かを明らかにする必要があるし、選出審査員もどこの何者であるかを明らかにする必要があると考える。

 しかし、驚いたことに、申告人が匿名であり、11名の審査員も匿名であり、主導する弁護士についても詳しいことが分からないときている。こうしたよくわからない連中により、小沢氏の政治生命を断つ「起訴相当」の議決が下されている。重い責任を負う行為であるにもかかわらず、無責任な匿名でよくわからない人たちが行うことはどう考えても間違っている。重い責任を負う行為が無責任に行われている事実には、驚愕している。


 申告人については、本人がブログに書いたことでわかってきた。しかし、NHK始めマスゴミは一切報道していない。


http://ameblo.jp/doronpa01/entry-10451351357.html(桜井誠)

検察審査会へ不起訴不当の審査申し立てを行いました

平成22年2月5日(金)東京検察審査会に対して、民主党幹事長小沢一郎の政治資金規正法違反容疑での起訴を見送った東京地検特捜部の 判断を不服として、不起訴処分の是非を問う申し立てを行いました。この申し立ては2月5日付で検察審査会事務局に受理され、来週明けに受理通知が届くそう です。

<中略>

不起訴決定後、極力早く審査申し立てを行いたかったため、今回の申し立ては桜井一人だけで行いました。小沢一郎という巨悪を眠らせては いけないこともありますが、外国人参政権実現のために誰よりも積極的なこの民主党大物政治家の動きを止めなければならないからです。一連の小沢ショックと も呼べる政局の中で、外国人参政権問題は一時期に比べてかなり下火になってきた感があります。しかし、同問題の中心にいる政治家が不起訴になったことで、 またぞろ外国人参政権法案の国会上程を目指した動きが加速する可能性があるのです。

 この桜井誠という人は、在特会のリーダー。在特会というのは、たとえば「日本軍の従軍慰安婦への謝罪と補償」を求めるグループの活動を妨害するという正当な抗議アピールに対して弾圧を行う役割を演じているゾンビ集団だ。

 

戸田ひさよし氏は、大阪で在特会による襲撃事件にあっている。かなり長いが、どこもはしょれず、そのまま転載させてもらう。

4/7夜、在特会ら30名が警官目前で戸田を執拗に襲撃!ケガはないがメガネ失う被害に! 

 急報である。
 「人間のクズ」在特会・主権回復会どもの集団狂気の実態をまざまざと見た。

 事件は「従軍慰安婦問題4/7大阪水曜デモ」行動が終わった後に起こった。
参照:↓↓↓
  http://www.hige-toda.com/x/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=6384;id=01#6384
 夜7時~8時予定の大阪駅前歩道橋上での宣伝行動が、警官隊に過剰に囲まれ
、在特会・主権回復会どもの輩と対峙する中で、8時少し前に終了した。

 それで運動側は阪神百貨店ビルの1階に降りて、5分ほどガヤガヤした後解散。
 戸田はJRで京橋まで出てから京阪で帰るために、阪神百貨店横から歩道橋に
上がってJR大阪駅に降りようとして進んだ。
 歩道橋の上にまだ警官隊がいて、在特会も帰る途中かもしれないのでデジカメ
動画を撮影しながら進む。歩道橋を上る時のモニター画面時刻が8:01。

 歩道橋の上を通ると、在特会・主権回復会(以下、「在特会ら」と呼ぶ)の連
中が戸田を見つけて「戸田だ!」、「戸田だ、この野郎!」と喚きつつ、明らか
に殴りつけ、蹴り付けて集団暴行しようとして襲いかかって来た。
 大勢の警官が警備している目の前でである!

 警官らは本来ならば、そういった暴力輩を厳しくはねつけて取り締まる職責が
あるはずなのに、襲撃集団を体で止めつつ、戸田に「あんた早く立ち去ってくれ」
とケンカの仲裁みたいな対応しかしない。

 そうこうしているうちに在特会らはますます大勢の連中が、女数人も混じって
、その場にいた連中総結集みたいな感じで、たったひとりの戸田に怒号を浴びせ、
目を血走らせて襲いかかって来た。
 その異常なテンションの高さに警官らも気押されしている様相。

 戸田が下りエスカレーターを降りる間、戸田を後ろの警官らの後ろから襲いかかる者、
上りエスカレーターを駆け下る者、隣の階段を駆け下る者と、まるで映画のゾンビ集団み
たいに在特会らは戸田襲撃に大騒ぎ。

 そうして戸田がエスカレーターを降りて地面に立った時には、戸田の回りの警官らを在
特会らが取り囲んで2方向3方向から戸田に襲いかかる事態になった。
 警官の体の隙間から手を出して戸田をこづこうとする者、蹴りを入れようとする者、デ
ジカメを奪おうとする者、そしてメガネに手をかけて意図的に落としてしまう者まで現れ
た。

 デジカメとカバンを守りつつ顔を上げてクズ共を見据えていた戸田は、メガネを落とさ
れる事までは防ぎ切れなかった。
 メガネを落とされてすぐ、回りの警官らに「大事なメガネを落とされた」、「メガネ
を探してくれ」と何度も求め続けたが、警官らは「とにかくこの場所から移動し
てくれ」と言うばかり。

 で、エスカレーター下からちょっと移動する時に、黒い服の50代男が目を血走ら
せながら襲いかかって来て、ヒザ蹴りを出し、それが戸田の右腿に少し当たった。
 他にも1回、誰かからヒザ蹴りをされている。

 少し移動したものの、クズ共の集団狂気が凄まじく、暴力取り締まり姿勢がそ
もそも弱い警官らは人数が多くても全然制圧できず、クズ共に好き勝手に吠えら
れているばかり。

 戸田を警官らが壁に押しつけて包囲し、そのすぐ外で在特会らが「戸田をやっ
てしまえ!」と怒号して隙あらば暴行しようと暴れまくっている、という異様な
状態だ。
 この異常事態が日本第2の都市、大阪での夜8時の人混みの中で堂々と展開さ
れている事の不条理さ!

■「映画のゾンビみたい」と言ったが、怒号し憎悪感情むき出しに飛びかかって来る分、
 ゾンビよりもっと狂気じみている、と言っていい。
  どいつもこいつも、「目が完全にいっちゃってる」感じ。
  かつてアメリカで黒人をリンチ殺人した白人集団はこんな感じだっただろうな、と騒
 動の中で戸田は思った。
  (大変な騒動の渦中だったが結構冷静にアホウ共を観察していた)

■こいつら自身は運動への罵声の中で「○○を逮捕しろ!」とか「犯罪左翼!」とか言う
 一方で、自分らは警官の目前かつ大勢の公衆の目前で本気で暴力襲撃しても全然平気、
 自分らは全然悪くない、と特権的に思いこんでいる事に改めて呆れる。

■しかもこいつらのほとんどは、水曜デモ宣伝の前半に戸田に罵声を浴びせに来て、戸田
 から動画撮影されているし、他の活動家からも、警察からも写真撮影されている。
  それなのに、平気の平左で警官らの目前で暴力襲撃するのである。
  戸田襲撃の現場でさえ、戸田がデジカメを回している事を何人かは知っていて襲撃し
 ているのだ。
 「頭のおかしいガキ」のような連中である。
 「犯罪をしたら罰せられる」という体験をしないと分からないアホウ共なのだろう。

■警官の止め方がもっと緩かったら、戸田は間違いなくバキバキに殴られ、蹴られてケガ
 をさせられただろう。目が行ってしまってる20~30人に襲われたらよほどの強者でな
 いと無事には済まない。ケガをしたら本格的に訴訟できたのだが・・・・。

 警官らが騒ぎを収めさせたのは20分以上も経ってからだった。
その間に無辜の市民(戸田のこと)が集団暴行の脅威に晒され、5万円の大事なメガネ
を失わされ、身動きもならない状態にされて公衆の面前でクズ共から名誉毀損の罵詈雑
言を浴びせされ続ける、という大きな被害を受けたのである。

 右手の方で在特会らが警官の幹部に「警察は約束を破った。話が違うじゃない
か」という不思議な抗議をして、幹部のような警官がそれをなだめているのが戸
田の耳に入った。
 詳しい話は分からないが、警察が在特会らに対して凶悪な暴行集団としてではなく、
ご機嫌を取ってなだめる対象として接している様子がはっきり伺えた。

 ようやく一段落してから、警官が戸田をメガネが落とされたエスカレーター降
り場に案内し、メガネを探したが全く見あたらず。戸田の前に警官もその周辺を
探したが見あたらなかったと言う。
 もしかしてカバンやジャンパーのポケットの中なんかに入っていないか、とい
うことでそばの交番の中で調べてみるが、やはり無し。

 戸田がエスカレーターから移動した直後に在特会らの誰かが盗んだ可能性が高いと思う。
 誰かが持ち去ったからメガネが見あたらないのであり、一般の人が落ちている
メガネを持ち帰るとも思えない。

 その後、戸田は「在特会らに襲撃され、ヒザ蹴りも受け、メガネを落とされて
失わされた」ことで警察に被害届けを出す、と決断した。
 その意思を警官に伝えると、「近くの曾根崎署で受け付けるからそこへ行って
くれ」、と言う。
 しかし、「歩道橋の上にはまだ右翼が残っていて騒ぎが起こるから別の道で行
ってくれ」、と言う。

 戸田が「それはおかしいやろ。暴行するやつらがいるんなら、それを取り締ま
るのが警察の仕事で、善良な市民の側にそっちを通行するな、と言うべきじゃな
いだろ」と抗議するが、全く考えを変えずラチが明かない。

 もうひと騒動構えるには時間がもったいないので、やむなく地下道を通って曾
根崎署に行き、被害届けを出してきた。

■実は戸田は録音もしているし、動画撮影もかなり出来ている。
  これらを証拠にして、戸田を集団襲撃した在特会・主権回復会には徹底的な
制裁を行なっていく!
  戸田に襲撃をかけてタダで済むと思うなよ!

■人間のクズ=在特会・主権回復会の戸田への4/7集団襲撃糾弾!
 悪質な集団暴力常習の在特会・主権回復会を解体に追い込もう!

 近日中にアップする証拠動画をお楽しみに!

 この在特会という人間のクズは問題だけど、警官の対応がもっと問題と思う。警官の対応がこうしたクズをのさばらせている。むしろ、本当は警官が弾圧をしたいのだけれどそれはできないので、在特会にやらせているのではないかとさえ思える。デヴィ夫人が、右翼団体から街宣襲撃を受けた時に「警察は、誰のために何のためにあるのか?」を書いているので、読んでいただければと思う。

 と少々話が脱線したが、この一般市民の敵といってよいクズゾンビ集団の代表が、小沢氏不起訴不当の審査申告人となっていることがわかった。しつこいようだが、報道は一切これを伏せているので世間には知らされていない。

 この人が、申告した理由は、検察が不起訴にした事実とは無関係の「外国人参政権実現のために誰よりも積極的なこの民主党大物政治家の動きを止めなければならないから」と、外国人参政権を実現させないため、小沢氏を失脚させる」という政治的目的をとげることとわかる。

 検察審査会を主導した弁護士も11人全員を感情的に不起訴へと導いたところをみると、政治的目的を持っていたのではないかと疑わしい。審査員の11名が、無作為にクジで選ばれたのかどうかも国民側からは見えないため疑わしい。

 で、↓というごもっともなコメントをいただいた。

検察審査会の構成員は事件に関係する人であるとその評決に予断が入るから、事件関係者は構成員から排除されなければならない。今回の小沢案件は政治 事件であるから、どんなに無作為に選ばれた人選であっても事件関係者であることは明らかで、どちらの評決に転ぼうがその構成員の政治的立場から予断が入る ことは免れない。そうすると、そもそもこの検察審査会制度そのものが政治事件には馴染まないし、あえて言うなら構成員の人選において政治的信条も含めて無作為の証明が出来なければ違法性の疑いがあると思う。

投稿: Henry | 2010年4月28日 (水) 20時15分

 申告人が政治的目的のために小沢氏不起訴を不服として申告したが、弁護人、構成員も、政治的信条を持っている。弁護人、構成員選出が政治的信条を含めて無作為であるとの証明ができなければ、政治的目的達成のために行われたやらせ審査会であったとの疑いを拭い去ることはできない。違法性の疑いがある、と私も思う。

●弁護人と11人の構成員が政治的信条を含めて無作為に選出されたとの証明が必要である。

 とともに、岩上さんのインタビューで鈴木宗夫氏がおっしゃっているように、

●秘密裏に行われている検察審査会の取り調べを可視化しなければならない。
●調書主義なので、調書をとられる人の可視化もする。被疑者よりも証人になる人の可視化をしなければ冤罪はなくならない。検察から誘導誤導されるから。

 ということが、行われなければ、ならないし、また、

●申告人を匿名にしてはいけない。

 を、付け加えておきたい。




 こちら↓に重要な証言があるので、ぜひごらんください。
 岩上安身氏による100428鈴木宗男インタビュー.flv



鈴木宗夫氏の証言

2月1日、「東京地検特捜部副部長吉田マサキ検事が石川代議士に今回は起訴できないが、検察審査会で間違いなく起訴されるんだ」という。小沢さんのこと。

その時、吉田という検事は、テーブル叩いて、こら石川、おまえ水谷から5000万をもらっただろうと、迫ったというんです。


「起訴相当」検察はそういう風に持っていこうというのがありありなんです。そういうストーリーなんです。予想されたこと。

検察官がどういう説明をするかによって、まったく審査会の一般の皆様の受け止め方が違っているでしょう。報道によって、小沢さんがなんかやましいことをやっているだろうと1年間流されているわけですから、
一般の審査会の皆様は、どうしてもなにかあるのではないかという受け止めをしてしまう。
これは不幸なことですね。公正じゃないですね。

特捜部のシナリオ通りだと思う。権力の暴走は恐いですよ。

検察審査会、取り調べを可視化しなければならない。

調書主義ですから、調書をとられる人の可視化もせねばいかん。被疑者よりも証人になる人の可視化をしなければ冤罪はなくなりません。検察から誘導誤導されますから。

今回の検察審査会の予想されていた結論を聞いて、民主主義の危機と思っている。権力暴走の歯止めをかけなければいけません。

与党野党は関係ありません。
自民党議員だって、今は野党ですけれど、与党になれば狙われますよ。

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2010年4月27日 (火)

素人11人の検察審査会が小沢氏へ事実誤認の「起訴相当」議決を下す!

 今日は、ショッキングなニュースが飛び込んできた。検察が1年間もの執拗な取り調べを行ったうえで不起訴にした小沢幹事長に対して、なんと、検察審査会は、「起訴相当」の判断を下した。

 検察審査会は、JR西日本の歴代3社長を「起訴相当」と判断したし、鳩山首相に対しての「不起訴相当」の判断もまともだったから、小沢氏に対してもまともな判断が下るだろうと思っていた。

 しかし、なんと、今回の小沢氏に対しては11人の審査員が全員一致で「起訴相当」の判断をしたという。

 ここで、検察審査会おかしいんでないの!と驚いたが、審査員が、↓下記のような選ばれ方をすると知って、もっと驚いた。

検察審査員の選定は,次のような手続で行われます。まず,市町村の選挙管理委員会が,選挙人名簿の中からくじで検察審査員候補者予定者を選定します。次に, 検察審査会において,その中から,司法関係などの一定の職務に就いている人などを除いた上で,検察審査会事務局長が,くじで11人の検察審査員と,検察審査員に欠員が生じた場合などに, これに代わって補欠・臨時で検察審査員の仕事をする11人の補充員を選定します。検察審査員と補充員の任期は6か月で,会議に出頭した場合には旅費や日当が支給されます。(こちらから引用)

 結局、法律をまったく知らないズブの素人が、「起訴」「不起訴」という重大な判断をするところが検察審議会だった。これが、まかり通るのなら、人を「起訴」するのに法律はいらないってことになる。

 

 陸山会土地購入について、ちょっと復習しておこう。公認会計士さんの分析がある。

 報道では山のように報道されたが、水谷建設から渡ったとされる裏金1億円は証明されず、石川議員の起訴事実を見てみれば、容疑は政治資金規正法 違反(虚偽記入)となっているだけ。

 収支報告書をみれば、4億円の土地購入をめぐって、小沢氏の4億円がぐるぐる回っていただけであり、犯罪性ゼロです。ただ、石川氏が、4億円の仮受金は陸山会の組んだ同額の定期預金で決済されたことになるにもかかわらず、そのあるはずのない定期預金を陸山会の特定資産・借入金明細書に計上する、とい う間違いを犯しただけのこと。実際にはない4億円が余計に存在することになったということ。

 全然土地購入を隠蔽などしてない。

 検察審査会の議決の要旨↓を読んでみてください。状況を全くつかめていないひどいもんです。

検察審査会議決の要旨

 小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の収支報告書虚偽記入事件で、小沢氏を「起訴相当」とした 27日の検察審査会議決の要旨は次の通り。
 【容疑内容】
 小沢氏は陸山会の代表者。真実は陸山会が、2004年10月に代金約3億4千万円を支払い、東京都世田谷区の土地を取得したのに、
 (1)会計責任者の元公設秘書大久保隆規、元私設秘書の衆院議員石川知裕の2被告と共謀の 上、05年3月ごろ、04年分の収支報告書に、土地代金の支払いや土地を記載しないまま、総務大臣に提出した
 (2)大久保、元私設秘書池田光智 の2被告と共謀の上、06年3月ごろ、05年分の収支報告書に、土地代金分を含む約4億1500万円を事務所費として支出し、土地を05年1月7日に取得 したと虚偽記入し、提出した―ものである。
 【審査会の判断】
 石川、池田両被告の、収支報告書を提出する前に、小沢氏に報告・相談した とする供述がある。小沢氏は、いずれの年の収支報告書についても、提出前に確認せず、担当者が真実ありのままを記載したと信じて了承していたと供述しているが、きわめて不合理・不自然で信用できない。
 小沢氏が否認していても、以下の状況証拠が認められる。
 (1)小沢氏からの4億円を原資として土地を購入した事実を隠ぺいするため、銀行への融資申込書などに小沢氏自らが署名、押印し、陸山会の定期預金を担保に金利(年額約450万円)を 支払ってまで銀行融資を受けるなど、執拗な偽装工作をした。
 (2)土地代金を全額支払っているのに、売り主との間で、05年度分の固定資産税な どを陸山会で負担するとの合意書を取り交わしてまで本登記を翌年にずらした。
 (3)工作は、小沢氏が多額の資金を持っていると周囲に疑われ、マ スコミに騒がれないための手段と推測される。
 (4)絶対権力者である小沢氏に無断で、大久保被告らが資金の流れの隠ぺい工作をする必要も理由も ない。
 総合すると、小沢氏と大久保被告らとの共謀を認定することは可能。判例に照らしても、絶大な指揮命令権限を持つ小沢氏の地位と3人の立場 などを考慮すれば、小沢氏に共謀共同正犯が成立するとの認定が可能だ。
 政治資金規正法の趣旨・目的は、政治資金の流れを広く国民に公開し、その 是非についての判断を国民に任せ、民主政治の健全な発展に寄与することだ。
 (1)「秘書に任せていた」と言えば、政治家本人の責任は問われなく て良いのか。
 (2)「政治家とカネ」にまつわる政治不信が高まっている状況で、市民目線からは許し難い。
 小沢氏を起訴して公開の場 (裁判所)で真実の事実関係と責任の所在を明らかにすべきだ。これこそが善良な市民としての感覚だ。

 

2010年04月27日火曜日

 陸山会は、団体なので、不動産の売買はできず名義人にもなれないから、2004年10月に小沢氏名義で土地購入して、05年1月7日に陸山会は、小沢氏から土地権利移譲を受けたとして、土地代金計上という理解でいいと思うが、手続きなどで、2か月ぐらいのずれはありうることでどうでもよく、結局、土地代金は計上されているのだから、隠ぺいなどしていない。

 そもそも、土地があって、土地代金があって、それが釣り合っているのなら、一体どこに問題が?

 有能な政治家ほど、政治以外のことについては、秘書任せにしていると思うが?だいたい、秘書のすることを全部見ていたら、政治なんてできないのでは?

 素人は恐いね~。法律をしらないから、感情で決める。

 絶対権力者である小沢氏と表現する小沢氏に悪意を持つ11名は、2回目も「起訴相当」を出してくると思われる。しかし、こんな事実誤認の甚だしい議決で、小沢氏を失脚させられたのではたまりません!!


下記の3点でNHKに申し入れをしました。

1、告発した市民団体とは何者か明らかにせよ。
2、くじで選ばれた法律をしらない人たちによる「起訴相当」議決で、「起訴」が行われてよいのか。よいなら、法律も検察も不要。検察審査会の問題点。
3、小沢氏を悪党にする検察とマスコミ報道の在り方。NHKは、陸山会の土地購入の事実(やましいところはなかったこと)をきちんと報道せよ。

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2010年4月20日 (火)

岩上安身氏の川内博史民主衆議員インタビューで普天間問題が見えてきた。

 昨日は、「普天間基地移設問題」について、フリージャーナリストの岩上安身氏による川内博史民主衆議員インタビュー記事をアップしたと思ったら、トラブル発生で記事がきれいさっぱりと消えてなくなってしまって、がっくりです。普天間問題を考えるのに非常に重要なファクタなので、気を取り直して再チャレンジとなりました。

 Iwakamikawauti

①米軍の意向「日本で多国籍訓練はできない」

 【川内氏インタビューでわかったこと】

◆海兵隊は、沖縄では訓練ができなくなっている。

 アメリカは、アジア太平洋地区の安全保障、軍事での国際協力を進めていくために、アメリカの同盟国(タイ、フィリピン、オーストラリア、韓国、日本)の部隊を呼んで一緒に訓練したい。

 経済発展をして基地の周りにたくさん家が建つ沖縄では、中隊や大隊の即応能力を維持向上するための訓練がしにくくなってきている。

 だから、沖縄からグアムへ移駐する海兵隊の部隊の活動における環境影響評価書の中には、グアム・テニアンに新しい基地、訓練地を作り、部隊の即応能力維持向上させるためにやると、柱書に書いてある。

 じゃ、沖縄に残る部隊は、どういう部隊で何人ぐらいですか?装備は?という質問に、防衛省は、教えられませんではなく、わかりませんと言う。鈴木宗雄先生が、質問主意書で「沖縄に残る部隊を中隊単位で明らかにされたい」と尋ねるも、「確定していない。これから決まることです」という答え。結局何もわかっていなかった。

◆グアムは軍事評価で満点。

 海兵隊の地上部隊は、沖縄に主力を置いているが、移動するときは佐世保から強襲揚陸艦が迎えに来るので迎えに来る時間がかかる。 

グアムに移転するとアプラ港で一体となってすぐ出撃できる。どこに部隊を位置させることが、いいのかという軍事評価でグアムは満点となっている。

◆沖縄に残るのは、後方支援の基地と基地施設部隊と31ミュー(常駐しない)

 2008年9月15日の海軍長官(の下に海兵隊がある)が、アイク・スケルトンという会員?の軍事委員長にあてた「米軍の沖縄からグアムへの移駐をどういう風に進めるか」という報告書では、3MEF(第三海兵隊遠征軍)は、グアムに移す、後方支援の基地は、沖縄に残る。入れ物だけが残る。基地施設部隊は沖縄に残る。

 第三海兵遠征軍のうち31ミュー(一番の精強部隊2000人)は、沖縄に残る。31ミューは、タイ、フィリピン、オーストラリア、韓国、日本と、同盟国を回る。沖縄をベースにするも常駐しない。駐屯時にはヘリもくる。年に長くても2,3カ月。もちろん、国際環境の変化でいる時期が長くなったり短くなったりはする。

◆沖縄に海兵隊は、18000人いない。

 18000人は、守屋さんが責任者となってまとめた日米同意である。

 18000人と言っている主語は誰だ。日本政府だといったら、ネルトン大佐は、そうだろう、我々には責任はないと言った。

◆岩国に海兵隊ヘリコプタ中隊は存在しない。

 アイクスケルトンさんの報告書の中では、沖縄からグアムへ行く部隊の詳細があり全部数字が打ってある。どこの部隊かとわかるように。これは全部普天間の部隊。

 海兵隊ヘリコプタ中隊だけ数字がふっていない。防衛省が、岩国のヘリコプターだと。

 結局、岡田外務省の名前で、駐米日本国大使藤崎氏にあてて、「どこの部隊か調べて」と公電を打つ。久しく待たされた挙句、2月中旬に、返事を川内氏のところへ持っていらして、公電は見せられないとして、岩国と書いてある所だけ見せて仕舞う。

 外務大臣の職務権限で、外交上の信頼関係を損ねるという理由で川口氏の依頼で打ったにもかかわらず、見せられないとのこと。

 そのあと、岩国へ行って、オハローラン司令官に聞くと、しばらく考えて名目上所属はしているが見たことない、との答えだった。

◆海兵隊は、沖縄のほうがいいので、沖縄を主張する。



【で、結局、日本は何をどれだけ作ればいいのか】

 31ミューのための施設であれば、ローテーション展開基地と、その横に訓練エリアを設けるだけで十分。

【SACO合意を改定する】

 キャンプハンセンもキャンプシュワブもSACO合意を改定する。SACO合意は、守屋さんがやった政治合意なので、厳密に言うと法的拘束力はない。沖縄から部隊がグアムに移転するために60.9憶ドル負担しますというのは、グアム協定で国際約束で、法的拘束力がある。

【海兵隊のグアム移転は日米安保のためではない】

 アメリカ側の4年ごとのQGRをみても、アメリカのこれからの戦いというのは、伝統的な国と国との戦いではなく、非対称的な見えざる敵との戦い、それはイスラムと書いてある。日本から見たら海兵隊が下がるように見えてもグアムへ行くことは、上がること。海兵隊は、アフガニスタンへ行くから。 

【地元は、2014年まで普天間を使用することに同意している。】 

 ニュースの映像ではヘリコプタがバンバン飛んでいる、輸送機が発着する映像を使うのですが、今普天間はからっぽ。アフガニスタンに行っているから。
 日本は、従来の米の計画通り、グアム移行先行論。先にグアムへ行ってくれ。順番を入れ替える。 

 井波市長さんは、一番安全性を確保してくれと言っているかたが、2014年まで待っているのは、移行案を支持している同意している。つまり、地元の同意がある。

【徹底情報開示してローテーション基地を探す】

 ローテーション基地をどう探すか。どういう部隊が残る、一年のうちどのくらいいる、こういう訓練をするということを徹底情報開示する。それが日米双方にとって、国民の理解を得る唯一の方法。今のように、そういったことが皆目分からないうちでは、どこも反対なのは当たり前。

 だいたい、おそらく、31ミューの2000人ぐらいで常駐しない、一年のうちの大半は他国にいる。日本ではそれほど激しい訓練をするのではないのではないか、との予想。

 すでに既存の施設で吸収できるものでしょうかとの問いには、吸収できるか否か、は、キャンプ富士、嘉手納 岩国を含めて、アメリカが言っている地元の同意が必要と。



 このインタビューで普天間問題が見えてきましたね。大手マスゴミ報道により、わざともつれさせられていた糸が川内氏の行動力によって解きほぐされた感がします。様々な情報をもたらせてくださった川内氏に深く感謝いたします。川口氏にインタビューをして私たちに知らせてくださった岩上氏に、深く感謝します。また、この動画をアップしてくださった、はたともこさん、ありがとうございました。

 みんなが納得する案が、出てきそうです。

 ついでにいっときますが、NHKはじめ大手マスコミって何の役にも立たないですね。存在価値なし。


 udonenogure1さんから、下記のコメントをいただきました。

@fujifuji_filter 正確に言うと「SACO合意」厳密に言うと法的拘束力はないし、「グアム協定」も日本側は拘束されるが,米国は議会の承認を必要としない事務的協定にすぎ ないのです。G協定第8条で米国は,いつでも条項を変更できる権利を留保するという実にいい加減なものです

 ずいぶんと不平等な協定ですね。公平な物に是正できるのじゃないかって気がしますが。。。

 もうひとつudonenogure1さん。私への返信ではありませんが。

@prettynanacat グアム協定は,沖縄県に適用される特別法なので、憲法第95条・住民投票で決すべきで,国会が制定すべきものではないと言う部分で違憲環境評価から言え ば、外国との条約は国内法より優先されることからグアム協定は、日本の環境保護法違反であり違法。となります。

 いかに自民党政権がいい加減だったかを表していますね。あ、自民党は議席に座っていただけでしたっけ。最近では、座ってさえいなくて代弁してもらったという事がありましたが、それって、うやむやになったんでしょうか?


♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:

 きょうは、沖縄の有名な歌、「島唄」です。歌に出てくるデイゴは、沖縄の県花。
 (島唄は、THE BOOMが1993年6月21日に発表した11枚目のシングルだということで、沖縄の歌ではありませんでした。THE BOOMのファンの方、大変失礼しました!)

 Photo
 デイゴの木(ウィキペディアから拝借)

Photo_2
 デイゴの花(ウィキペディアから拝借)


 デイゴは、春から初夏にかけて赤い花を咲かせる。

 花が満開になると、風を呼び嵐(台風)が来るんだそうです。
 昭和19年の夏も満開だったとのことです。

 ウージはさとうきびのこと。

 「島唄」には、深い意味があったのですね。
 涙ながらに聴くことになりました。

 りみさん、素晴らしい歌手です。

島唄 夏川りみ


1、でいごが咲き乱れ 風を呼び嵐がきた
  繰り返す悲しみは 島渡る波の様
  ウージの森で あなたと出逢い
  ウージの下で 千代(チヨ)にさよなら
  島唄よ風に乗り 鳥とともに海を渡れ
  島唄よ風に乗り 届けておくれ
  私の涙

2、でいごの花も散り さざ波がゆれるだけ
  ささやかな幸せは うたかたの波の花
  ウージの森で 歌った友よ
  ウージの下で 八千代(ヤチヨ)の別れ
  島唄よ風に乗り 鳥とともに海を渡れ
  島唄よ風に乗り 届けておくれ
  私の愛を

  海よ宇宙よ 神よ命よ
  このまま永久(トワ)に 夕凪を

  島唄よ風に乗り 鳥とともに海を渡れ
  島唄よ風に乗り 届けておくれ
  私の涙
  島唄よ風に乗り 鳥とともに海を渡れ
  島唄よ風に乗り 届けておくれ
  私の愛を
  ララ ララララ ラララララ ・・・・・

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