妄想狂祖リチャード・コシミズ

 私がコシミズを問題視したきっかけは、先生を在日だとか創価学会が麻薬取引を行っているとか、まったく根拠のない妄想を垂れ流すサイトを見つけた事でした。

 このバカ者の言う事は、ことごとくおかしい上、それが多くの人をダマし、惑わし、信者化して隷属させているのです。今日は、この妄想大王が、今までに何をしたのかをお話します。

 コシミズは自分の後援組織「独立党」なるものをつくります。そして各地で講演会を開き、DVDや著作を売りまくり、ネットの中傷サイトには党員たちがさかんに書いては宣伝し、派手に活動していました。
 独立党の党員の中には、コシミズを信じて一生懸命だった方もいたのですが、あろう事か、コシミズはこの内の中心的な役割を担う5人の幹部に、「自分を飛行機事故で暗殺しようとした」などと言いがかりをつけ、追放してしまいます。
 この5人の幹部は、組織をもう少し民主的に運営しようとしたのですが、DVDや著作の販売の利益を、個人的にコッソリ独占したいコシミズにとって、彼らが目の上のたんこぶのような存在に思え、荒唐無稽な追放劇が演じられたようでした。

 この5人の幹部にしてみたら、一生懸命やっていたのに、訳のわからない濡れ衣を着せられてはたまりません。しかも「飛行機事故を装った暗殺」なんですと。こんなひどい濡れ衣は、聞いたことがありません。

 独立党を追放された、この5人の幹部の方々は、真実を訴えつつ、コシミズの実態を暴露するサイトを立て、実際にあった事を公開しました。
 このサイトはかなりの量があり、なかなか読み応えがあります。しかも、この方々は、コシミズと違って、実際に取材をされています。ネットの落書きが根拠の「ネットジャーナリスト」とは違い、直接生の声を聞いてきていますので、その信頼度が違います。

 今日は、そのうちの一部を引用します。長くなりますが、ぜひお読みください。

 コシミズはかつて、自分の勤め先で「保険金殺人」があったと、実名でネットに公開し、損害を与えました。その顛末が書かれています。
 これを読みますと、中傷されている学会が、なぜコシミズを告発しないのかという理由が、おぼろげながら、浮かんできます。またコシミズという人間像も、概要がほぼ把握できると思います。

 なお、ネット上に公開されますから、コシミズ以外の名前は、一部伏せて紹介させていただきます。

~引用開始~

 リチャード・コシミズ氏の告発の中でも、最もセンセーショナルでオウム真理教などのカルト集団に狙われたと主張する「保険金殺人事件」は、彼の「関係妄想」「被害妄想」によるもので、真実は違うのではないか?彼の当該告発は捏造か妄想ではないか?と我々は考えた。
 これは彼に批判的な人間を工作員やカルト集団の構成員、もしくは薬物中毒者に認定することが全くもって証拠がない行為と共通することでもある。
 彼の告発内容の裏を取ることで、彼の発信する情報は極めて眉唾な情報が含まれる可能性があるという「根拠」として提示しようと考えている。

 リチャード・コシミズ氏の過去を簡単ではあるが整理しながら「保険金殺人の真偽」を検証していく。
 東京都板橋区在住のリチャード・コシミズ(本名:輿水正)氏(1955年8月9日生)は、プラスチック製品輸入業を自営する傍ら、2000年頃より「リチャード・コシミズ」のペンネームを用い、インターネットを通じ犯罪の告発や政治言論を行っている、自称「ネット・ジャーナリスト」である。

 輿水正氏は1990年代半ばまで東京都杉並区の「ム●シノキカイ」に、90年代後半まで同中央区の「●ーテック」という会社に勤務していたサラリーマンだったが、両社に在籍している際、役員、従業員らが、続けざまに亡くなるということがあった。
 輿水正氏は、それらはいずれも「現経営陣による、保険金目当てにした連続殺人だった」と主張しており、2000年頃からインターネットを使って告発を開始。経営陣の本名、素顔写真などを掲示し、「保険金殺人犯」と名指しするようになる。

 この二社における連続殺人は、「経営陣が創価学会や旧オウム真理教などの関係者に依頼して実行されたとされるが、どちらの事件も警察内部に彼らの手先が入り込んでいたために、結果的に表面化することなく闇に葬られた」と彼は主張する。

 我々は彼の主張が本当に正しかったのか、ム●シノキカイ(現社長)に取材を行った。
 最初に言っておくが、もし彼の主張通り、これらの企業が本当に危険なカルト集団の手先だとすれば、面識もない我々は既に抹殺され、今頃このような記事を書くことはできなかったであろう。なぜならこのようなことを改めて蒸し返されてはカルト集団にとっても不都合なはずである。

 輿水正氏が青山学院卒業後に入った会社は、おそらく荒川区にある貿易会社「佐●商事」で、ここはム●シノキカイの海外輸出をするなど、取引関係があった。
 同社で営業マンとして働いていた輿水正氏は、営業手腕を買われ、85年頃ム●シノキカイに引き抜かれる。

 当時、輿水正氏は、今の妻ではない別の女性(中国系マレーシア人。佐●商事での海外勤務中に知り合った)と結婚していた。二人はム●シノキカイ本社から徒歩2,3分の場所にある社宅(社員寮)で、所帯を持っていた。

 ム●シノキカイ在職中に、ム●シノキカイで事務仕事をしていた派遣社員の女性と知り合い、離婚、再婚する。この人が現在の妻である。

 ム●シノキカイは、輿水正氏を解雇したのではなく、輿水正氏が自主的に退社した模様。
 現社長によれば、その際、当時の会長(昨年他界)が親切心から失業保険の手続きを有利に進める指導をしてやったところ、何かの行き違いから逆恨みされ、後年の告発サイト発表(告発開始は●ーテックへの攻撃とほぼ同時期)になったのではないかという。

 別途、後述するが、●ーテックにも取材をしたが、●ーテックの中●常務が証言した、「輿水正氏がム●シノキカイの先代会長に精神病院の診察を受けさせられ、分裂症(現病名:統合失調症)との診断を下されたはず。」という話は、息子であるム●シノキカイ現社長は知らなかった。おそらく退社した人間のプライバシー(病気)について息子である社長にさえも先代会長は口を慎んだとも考えられる。
 またこの証言から、病気は本当であり、逆恨みの理由は先代会長が精神病院に診察を受けさせたことではないかと考えている。当該患者の多くは病気であることを指摘・診断されると強く否認する傾向があるからだ。

 さて、ム●シノキカイで起きた3件の「保険金殺人」についての真偽について。3人がどのように亡くなったのかを探れば殺されたのかどうかはおおよそ検討がつくものであると考えた。
 一人目、高●周一氏が行方不明になったのは事実。ただし、高●氏は出張費の仮払いなどに多額の借金(700万円ほど)をしていた。●藤社長によれば、高●氏が消えたのは、「単にその借金を返せなくなったから」。警察からも彼が死亡したとの報告は受けておらず、「きっとまだどこかで生きているのでは?」とのこと。つまり亡くなったとは断言出来ないし、それこそ輿水氏自身で高●氏を葬らない限り知る由もないはず。
 二人目の作業員がエレベーターの事故で亡くなったのは事実とのこと。
 三人目佐●梅夫氏の死因は「胃ガン」。つまり病死。診断書を調べればすぐ分かるだろうとのこと。
 ここで整理すると、彼は3人は殺されたと主張しているが、全員確実に殺されたとは言えない。
 つまり彼の主張は妄想(捏造)である可能性が高い。殺されたという積極的な証拠が全く存在しないからである。

 これらの情報を総合的に見ると、カルト集団が関与した形跡は全くなく、ましてや3人が殺されたという証拠、あるいはそう疑念を抱かせる情報が一切出てこなかった。
 ではリチャード・コシミズ(輿水正)氏は一体、どのようにしてカルト集団の関係性や殺されたと断言できる証拠を掴んだのであろう?
 おおよそ結論は見えている。彼が分裂症(現病名:統合失調症)である可能性が極めて高いと考える。

 さて、題目通り、リチャード・コシミズ氏の自分勝手な妄想で他人の受けた不幸の一部を紹介しよう。
 ム●シノキカイが8年間で受けた被害は甚大で、●藤社長は未だに怒っている。輿水正氏の告発サイトを読んだ取引先から、「あれは一体なんだ?」と詰問されることは数知れず、中には取引を切られたこともあったとのこと。
 今も新人の採用に非常に苦しんでいるそうで、伝統と実績のある社名の変更も考えているらしい。

 8年前から何とか削除させるべく、弁護士や警察とも相談してきたが、当時インターネットの名誉毀損を裁くための法律が今以上に整備されていなかったこと、さらに裁判など起こせば、向こうはさらに罵詈雑言で応戦してくることが目に見えていることから、泣き寝入りするしかなかった。数年前、サイトの文言を削除させることを再び試みたが、●ーテック同様、海外サーバーを使っていることなどから諦めた。

 このように、ム●シノキカイとしても継続的に大きな損害を受けている(被害額は、数千万円では収まらない)こともあり、輿水正氏を処罰できるものならしてもらいたい、と現社長はおっしゃられていた。

 以上のように、リチャード・コシミズ氏(本名:輿水正)は、十分な証拠も論拠を揃えることなく、妄想のみで、ネットを使い告発などと偽り、至極真っ当な企業集団に損失を与え今も法的に処罰されずにヌケヌケと正義を振りかざしている。
 これがもし世間で許されるのであれば、それこそ日本の将来を憂う気持ちにもなるし、何より、リチャード・コシミズ氏こそ、一般社会通念上、世間を騒がせ、迷惑をかける社会悪のように写るが皆さんはどのように感じるであろう。

~引用終り~

 もう一つ、引用します。

~引用始め~

 これまでに、リチャード・コシミズ氏(本名:輿水正)の過去を振り返りながら、関係者への取材結果をお伝えしてきたが、それで、彼の主張する「保険金殺人事件」は捏造の作り話であるかおおよそお分かり頂いたと思う。
 今回は、それを更に裏付ける形で、●ーテックの中●常務の取材結果をお伝えしよう。ここには、非常に興味深い証言がいくつか含まれている。とりあえず、その証言をざっと箇条書きで並べよう。これを読まれた諸氏は各々で考察して頂ければと思う。

・「リチャード・コシミズ氏は●ーテック時代、正社員ではなく今で言う契約社員のような立場だった。毎日出社していたわけでもなく、個人的な接点もあまりなかったので、なぜあのような言われ方をしなければいけないのか、さっぱり分からない」

・「私(中●常務)がム●シノキカイの先代会長(●藤氏)から直接聞いた話では、『リチャード・コシミズ氏はム●シノキカイ時代、先代会長に精神科の診察を受けるように言われ、そこで精神分裂病(現病名:統合失調症)の診断が下されている』そうだ」

・ リチャード・コシミズ氏がネットで騒ぎを起こすようになってから、リチャード・コシミズ氏の両親(父親は東京外語大名誉教授の輿水優氏)に電話し、直接話をした。両親は「私たちとしても息子には困っているのが、どうにも手の施しようが無い・・・」とさじを投げている様子だった。

・「わが社(●ーテック)がリチャード・コシミズ氏を解雇したのではなく、リチャード・コシミズ氏が勝手にいなくなり、そのままになっているだけ」

・「●ーテックとしても医師に相談したが、『薬でなければ直らないが、薬でも治らないかもしれない』と言われた」

・「顧問弁護士(故人)に相談したところ、当時まだ、インターネットの名誉毀損を取り締まる法律が未整備だったことと、こちらが訴訟に踏み切れば、リチャード・コシミズ氏の側がさらに過剰反応してくることが予想されること、さらに『分裂症であれば責任能力を問えない可能性があったことなどから、やむなく訴訟を断念した」

・「さらに、リチャード・コシミズ氏の実姉の夫が弁護士。この弁護士が極めて偏りのある主義主張の持ち主ということもあり、リチャード・コシミズ氏を守ろうと動いた」らしい。

・ 警視庁捜査一課の刑事が捜査に当たってくれたが、最終的に、「これは放っておくしかない」「無視しなさい」と指導された。

・「当時、リチャード・コシミズ氏がマスコミ各社にプレスリリースをばら撒き、●ーテックの保険金殺人を告発。NHK、フジテレビ、毎日新聞(七社を代表)などが取材に来たが、どこも『記事にならない』と呆れて帰っていった」

・「3,4年前に再度訴訟を検討したが、当時、リチャード・コシミズ氏のサイトは、オーストラリア?あるいはマレーシア?の海外サーバーにアップされていた。削除してもらうには、インターポールに依頼する必要があるなど、多大な手間がかかったため、ここでも断念した」

・ 「●ーテックでは、資料の保存期間を七年と定めている。一応調べてはみたが、八年前のこの出来事の資料は、やはり見つからなかった」

・「保険金殺人の真偽については、保険会社に問い合わせ、『80歳を過ぎた老人が入れる保険などあったのか?』と訊けば分かることだと思う」

・「私(中●常務)個人として言いたいことはあるが、会社としてはもう、この話をあまり蒸し返されたくない。ム●シノキカイや、当時捜査に当たった警察に聞いて欲しい」

 当時、リチャード・コシミズ氏を取り調べた刑事二人にも接触を図った。いわく、●ーテックに対しては、「頭のおかしい奴だから相手にするな」と指導したとのこと。

 このように、中●常務は友人でもない我々に、臆することない証言を頂けたという裏には、やはり「被害を被って大変憤慨している」ということを伺わせる。

 インターネットを使って、「告発します」と言いながら、経営陣の本名、素顔写真などを掲示し、「保険金殺人犯」と名指しされ、あげくに、この二社における連続殺人は、「経営陣が創価学会や旧オウム真理教などの関係者に依頼して実行されたとされるが、どちらの事件も警察内部に彼らの手先が入り込んでいたために、結果的に表面化することなく闇に葬られた」とまで言われて、それらが事実無根であれば、憤慨しない者は居ない。

 中●常務の証言の中の、「プレスリリースをばら撒いたが、どこにも相手にされなかった」というのは、まさに世間一般の反応であろう。これを、リチャード・コシミズ氏の妄想で説明すれば、各マスコミ7社にも、「妨害工作を働く創価学会、オウム真理教などの関係者が居て、それを揉み消された」ということになるのかもしれないが、どう考えてもそれには無理がある。

 いずれにしても、リチャード・コシミズ氏の、妄想による事実無根の誹謗中傷を、ネット上で繰り返す行動原則は、2chで告発を始めた2000年頃から変わっておらず、最近は病状の悪化ゆえからか、さらに酷くなっている。それは反社会的な行為であり、いかに彼が「病気」であったとしても、社会悪であり、同じ社会で生きる我々は、これを見過ごすわけにはいかない。
 そしてコシミズ氏の行為を支える周囲の人間は「騙されている」ことに気づかない人たちとして、同情の余地はあるけれども、その行為自体は「許されることではない。」 

 なお、このリチャード・コシミズ氏の「保険金殺人事件」は、彼のブログ上で紹介されている本に著されている。彼はこれをフィクションだと言い張り、いざとなったら逃げようとしてるのは、姑息であるが、なるほど、中●常務の証言からわかる通り、彼は一度は警察による操作のメスを入れられていたことから、少しは、「まずいかも知れない」と考えたのかも知れない。

 どうせ「告発します」とか言うぐらいなら、警察に「告発」あるいは「告訴」をする立場を取るべきだが、それをしないということは、やはり、それが「事実無根の嘘」をついている証拠である。逆に、「告発」されて警察に事情聴取されているなんて笑い話である。昨今、crack氏らが違法薬物の中毒者で、それが事実だと主張するなら、それこそ、すぐにでも警察に告発すべき事案だがそれもしない。つまりそれが「事実無根の嘘」をついている証拠である。リチャード・コシミズ氏は、事実を模索する「ネット・ジャーナリスト」ではなく、ネット上で誹謗中傷を繰り返しているだけの、ただの「ネット・チンピラ」である。

 なお、彼の著書を興味本位でも、間違ってでも買ってはならない。彼の資金源になり悪質な行為を助長する可能性もあるし仮に読んでも、どれが真実でどれが嘘か判断しきれなくて、結局は全くためにならない。

~引用終り~

 いかがでしたでしょうか。これで、リチャード・コシミズという奴が、とんでもない妄想狂祖であった事が、明らかになりましたでしょう。

 また、これによってコシミズが垂れ流した先生の在日説や、創価学会が裏で云々などの中傷が、どんな程度のものかも、お判りいただけました事と思います。
 
 最後に、私の個人的な感想ですが、学会側がどのように考えているのか判りませんが、やはりこうした事は、スルーしていてはいけないと思うのです。コシミズのような妄想狂に、ただ反論しているだけでは、こうした連中はカエルの面に水で、埒が明かないでしょう。場合によれば法的措置を取って、法治国家というものが、かくも厳しいものであるかというのを示す必要もあろうかと考えます。

 おそらく、今後何らかの展開があると思われますので、その当たりも期待しながら、私はまだまだこの件は書き続けていく所存です。

 4日に渡り連載いたしましたが、読まれた方々の今後に、何らかの役に立てば幸いと思います。



インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by Breakfast-Club | 2009-10-15 00:04 | 仏敵 | Trackback | Comments(11)

自業自得

 去年の6月2日、富士宮ボーイの掲示板に、こんな書き込みがされました。

~引用始め~

 先物業者の役割を果たして来た原油輸出を独占するロックフェラー財団の下部組織「業転」と呼ばれる、日本の原油先物業者…
 大企業が自前で非課税の宗教法人を作り、そこに利益を流し込み合法的に脱税し、宗教法人から業転へ資金を流し、最終的には「資金の行方」を分からなくする。
 業転は得体の知れない無数の日本の新興宗教法人のボスとなり、成太作先生に成ってからの創価学会がその中核担当であった!
 成太作先生は田中角栄のメッセンジャーとして日中国交回復の段取りを準備した。
そこには業転=ロックフェラーの人脈が生かされる…

 もうお解かりだろう!真の第六天の魔王が誰なのか?
 成太作は残念ながら業転=ロックフェラーの飼い犬!
 この国はもうロックフェラーの支配下に成ろうとしています!

 創価学会は、もう日蓮正宗では無いのですよ…

~引用終り~

 書き込んだのはリチャード・コシミズと書いてありましたが、コシミズ本人か、コシミズの名前を語った奴なのかは判りません。

 「業転」というのは、業者間転売物の略で、系列のガソリンスタンドにガソリンを卸していく時、余剰分が出ますでしょう。それを、安売り店が安く仕入れ、値段を下げて売っています。その扱う品物をこう呼びます。
 本当は業転玉が正解です。
 しかし、こんなもののどこが、ロックフェラーの下部組織になるのでしょうね。

 コシミズ本人が書いたのかどうかはともかく、コシミズは、普通の人はこんな事は知らないだろうと、大法螺を平気で吹きますから、何をしゃべっても、まず疑って聞かなければならない相手です。

 こんな例は、他にも山のようにあります。

 コシミズが、WTCは純粋水爆で爆破されたと言っているのは、ご紹介済みです。一応その根拠らしいものを、いくつかあげていますが、ちょっと見てみましょうか。

 まず、「トリチウムの量が通常の8倍に上昇した」あるいは「通常の55倍ものトリチウムが検出された」といっています。こんなにトリチウムが検出されるのは、純粋水爆が使われた事によるものだ、との事です。
 しかしこの数字は、いったい何と比較しての数字なのかはっきりしていません。何に対しての数字かが不明ですと、この数字が一人歩きして、事実が見えなくなります。
 ここで引用されていますのは、ローレンス・バークレー国立研究所の報告書「Elevated tritium levels at the World Trade Center」http://repositories.cdlib.org/cgi/viewcontent.cgi?article=1678&context=lbnlです。PDFファイルで読めます。
 この報告書を読んでみましたが、「水爆」という文字は、どこにも出てきませんでした。

 トリチウム(三重水素)は、トリチウム化した水(HTO)として検出されています。その検出量は、WTCの下水から0.174 nCi/L、WTC6の地下5階の階段から3.54 nCi/Lと2.83 nCi/L。いずれも低濃度です。
 米環境保護局(EPA)が定める飲料水のトリチウム最低基準値は20 nCi/Lです。これよりも、ずっと低い値です。
 コシミズは、放射能による健康被害が続出したといいますが、この数字をみても、とてもそうとは考えられません。

 それに、トリチウムは時計やその他の蛍光材料として使用されています。検出されたものは、おそらくボーイング767の非常口標識や、非常用脱出機具の取っ手、他には、銃の照準器、時計の文字盤の蛍光塗料などだと考えられます。
 当時WTCにはATF(アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局)、CIA、シークレット・サービスや税関の事務所がありまして、銃器の保管庫もありました。念のためですが、WTCの非常口標識にはトリチウムは使用されていませんでしたので、他のものと推定されています。

 コシミズの言う根拠の一つに、コロンビア大学などに設置された地震計が、「ビル倒壊のタイミングに合わせて、核爆発特有の鋭いピークを持つ地震波を記録した」というのがあります。
 これについては、どういう根拠で「核爆発特有」と判断したかは書かれていません。そして、この振動がどのくらいの時間、続いていたかも不明です。

 Popular Mechanicsのサイト「Seismic Spikes」で、コロンビア大学の地震計の記録した振動を見ることができます(検索で出てきます)。
 たしかに30分間の幅で見ますと、一見鋭いピークがあったように見えます。ではこれを、これを40秒間の幅に広げてみますと、震動が記録されたのは約10秒程度なのが判ります。
 つまり、爆発による瞬間的な揺れなどは観測されていないのです。

 この地震計は、旅客機が衝突したさいの振動も記録していまして、さらに倒壊後の小さな崩壊による振動も記録されていました。感度に関して、相当高性能であったようです。

 コシミズはさらに、911テロの際にWTCで発生した粉塵によって、救援に駆け付けた消防士や救助隊、復旧作業員や周囲の住民に、肺疾患や白血病、癌などの発生が報告され、深刻な健康被害(Ground Zero illnesses)を及ぼしていて、その原因も水爆で発生したトリチウムによるものだと言います。
 この件に関しましては、現在でもその因果関係を確認するために、様々な医療機関が追跡調査を行っています。
 この時発生した粉塵には、アスベストなど、建築材に含まれている有毒物質や、新たに火災で発生した有毒化学物質が含まれていましたので、前記の病気の発生は、別に特別変わったものではなく、粉塵にトリチウムが含まれ、それによる健康被害だという方が、よほど変わった結論だと思います。
 
 コシミズのいう粉塵被害について、New York Timesが、記事「What was found in the dust」(Sep. 5, 2006)の中で粉塵の組成比グラフを公開していました。このグラフによりますと、粉塵の組成は次のようなものでした。

 50%:繊維質以外の素材と建築材の破片(この素材は高pHなので吸引すれば肺を痛める可能性あり)
 40%:ガラスとその他の繊維質
 9.2%:セルロース、おそらく紙とその他の事務用品から発生したもの。
 0.8%:アスベスト
 他に、鉛、チタン、バリウム、ダイオキシン、火災により発生した多環芳香族炭化水素化合物なども、様々な分量で含まれていたと書かれています。芳香族炭化水素で一番構造の簡単なものはベンゼンです。ベンゼンには毒性・発癌性があり、吸入すれば白血病になるリスクも高くなります。

 また、HealthNewsの記事「Firefighters Face Increased Risk for Certain Cancers 」http://healthnews.uc.edu/news/?/3750によりますと、火災現場に出動する消防士は、一般の人に比べて特定の癌になるリスクが高い、という論文http://journals.lww.com/joem/pages/articleviewer.aspx?year=2006&issue=11000&article=00014&type=abstractも発表されています。
 この記事によりますと、一般人に比べて消防士は、精巣癌になるリスクは2倍、非ホジキンリンパ腫や前立腺癌になるリスクも有意に高く、多発性骨髄腫になるリスクも高いようです。
 これは火災現場において、消防士が発ガン性のある化学物質(ベンゼン、ディーゼルエンジンの排気、クロロホルム、煤、スチレン、ホルムアルデヒド)にさらされるからです。これらの物質は吸入されるか皮膚から吸収されてしまいます。

 このように、コシミズが根拠としてあげたものは、あっさりと論破され、コシミズの妄想であったことが知れ渡りました。
 
 コシミズがしたり顔でしゃべりまくったそのすべてが、デタラメであったと世間一般が認め、この輩は一気に信用を失いました。
 そして今度は、中傷した相手から告訴されようとしています。

 恥をかいた上に、裁判沙汰。なにもかもすべて、コシミズの自業自得なのです。

 

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by Breakfast-Club | 2009-10-14 00:00 | 仏敵 | Trackback | Comments(13)

純粋水爆

 ニューヨークのWTCがアルカイダの航空機特攻によって崩壊した、9.11同時多発テロの後、WTCはアメリカ政府によって制御解体された自作自演だとの陰謀論が出ました。

 いろいろな種類の陰謀論が出ましたが、この中で飛び切りのトンデモ説が、WTCは純粋水爆で爆破解体されたというものです。言い出したのは、リチャード・コシミズ。ネットの落書きをネタ元に、妄想を垂れ流す「ネットジャーナリスト」です。

 9.11の経緯は、改めて説明するのは不要と思いますので、コシミズの言う「純粋水爆説」をお話ししていきます。

 コシミズのこの「純粋水爆説」が、なぜ全然ダメダメなのかといいますと、まず水爆がどういったものか、まったく判っていません。しかも、911のようなあったかどうかも判らない陰謀を説明するのに、実在が疑わしい「小型化された水爆」を持ち出してきて憶測を重ね、さらにコシミズはこの「小型純粋水爆」の起爆に、「常温核融合」が使われたと主張しています。重ねた憶測に、さらに憶測を重ねた話に、信憑性などありません。

 WTCは、ツインタワーと第7棟の三つが、別々に倒壊しています。(WTC2は9時59分、WTC1は10時28分、WTC7は17時20分に倒壊しています) コシミズの言う通りなら、ビルが倒壊した時に、3つも「小型水爆」が爆発したと言うつもりなのでしょうか。はたまた1発で3つの建物が時間差で倒壊したとでも? こうした話の整合性のなさを、コシミズは判っていないか、あるいは都合が悪いので無視しているのか、まったく気にするようでもありません。

 水素爆弾とは、原子核融合反応を利用した、核兵器です。核融合を開始するには超高温超高圧が必要なので、水爆を起爆させるには、核分裂を利用した原子爆弾が使用されます。
 核融合と核分裂は、異なる現象なので混同してはいけません。核融合のほうが極めて困難なのは、核分裂を利用した原子炉は実用化されていますが、核融合炉は、まだ実用化されていないことからも判ります。

 「純粋水爆」とは、原子爆弾を起爆に使用しない水素爆弾と言われていまして、各国で研究されてはいます。しかし、実際に原子爆弾の爆発に匹敵する超高温超高圧を作りだすのは、極めて困難で、実用化された証拠はありません。
 水爆は原爆を上回る破壊力を有する大量殺戮兵器です。ビルの破壊のために、わざわざ小型の水爆が開発されたというのも、無理そうな話です。第一必要性がないでしょう。ビルを倒壊させる程度の破壊力でいいなら、通常の爆発物を使えばいいのではないでしょうか?
 また通常の爆弾を爆発させるだけでしたら、旅客機が突入に失敗したときに備えて、テロリストが仕掛けたことにすればいいので、やはり水爆を使わないといけないという話にはなりません。

 常温核融合のエントリーを2度もあげたのは、コシミズのバカさを証明する伏線でした。常温核融合は、未だ疑似科学の領域から脱し得ないものです。しかし、コシミズの言う事が本当なら、常温核融合の技術は、核兵器の起爆に使われるほど成熟したものになります。

 昨年の5月、大阪大学で、名誉教授の荒田吉明氏が、常温核融合の初歩的な発生実験に成功したと報道された時、コシミズたちは自説の証明になったと大騒ぎをしました。

 9.11が起こったのが2001年、荒田氏の実験が2008年。この順番を整理しましたら、リチャード・コシミズはWTCが「純粋水爆によって」破壊されたと主張しています → 純粋水爆の起爆装置は常温核融合によるものだと主張しています → その通りなら常温核融合は、核兵器の起爆に使えるほど実用化されている事になります → それならば、なぜ荒田氏は、今頃常温核融合の初歩的な発生実験をしているのでしょうか?となります。

 この件は、別のブログで論争になっていまして、コシミズの信者に、こう聞いた方がいました。

 「コシミズが間違っていて、常温核融合はまだ研究中だから純粋水爆はなかった」
 「コシミズの言う事が正しいので、荒田氏は無意味に車輪の再発明をしている愚か者である」

 ちなみに、コシミズは荒田氏の実験に賛同して、寄付金を募っていたりもします。この矛盾に、コシミズはどう答えるのか聞いてみたいものです。
 
 コシミズ本人か、コシミズの信者か判りませんが、ミクシィの9.11関連のものに、WTCの地下に純粋水爆を搭載したバンカーバスターを仕掛け、上に向けて打ち上げて倒壊させたというのがありました。なんでも、バンカーバスターは、爆発の威力の指向をコントロールできる兵器で、それによってあのような崩壊具合になったといいます。

 これには、本当に笑いました。思いつきとしたら傑作です。

 バンカーバスター(GBU-28)は、湾岸戦争で初めて投入された兵器で、コンクリートで固められた地下施設を破壊するために、表層で爆発する通常爆弾では不足、核兵器投入はダメ、それならばと、対地下施設専用の爆弾として開発されたものでした。

 この爆弾は、退役したM-110 8インチ自走榴弾砲の砲身を加工して作られ、本体は2トンにも及ぶ鉄柱です。その先端を尖らせ、誘導装置を搭載し、尾部には630ポンドの炸薬を装備しています。推進剤はなく、自重で目標まで落下します。

 これを上空から投下し、その位置エネルギーを利用して、地面を貫くのです。言って見れば、地中深く杭を撃ち込むようなものです。こうして命中したバンカーバスターは、地下施設の天井を貫通、あるいは貫通しなくても目標に肉薄し、尾部の炸薬により施設を破壊するというものです。

 この爆弾は、単純な仕組みの、ただの通常兵器です。しかし「どのようにして地下施設を攻撃するか」という情報がない上、「通常爆弾では届かない地下さえも攻撃できる」と宣伝され、こんな妄想になったのでしょう。

 この自然落下の爆弾を逆さまに置いて打ち上げたそうです。しかもその弾頭に、水爆を搭載していたそうです。

 先にも書きました通り、水爆は、超高温超高圧で重水素と三重水素を無理矢理核融合させますので、その構造上、小型化が非常に難しい兵器です。初めて作られた水爆は総重量が65トンもありました。その後小型化されましたが、それでも10トンを下回ることはありません。

 どうやってそんなものを、直径8インチの空洞に収める事ができるのでしょうか?

 ミクシィで、誰かが、バンカーバスターの「ン」を取って、コシミズに使ってやれと言っていたのが印象的でした。

 同じ核兵器でも、核分裂による熱反応を利用する原子爆弾と、核融合を引き起こす水素爆弾は、動作原理からして全く異なります。
 原爆は小型化が可能であり、実際に歩兵が無反動砲で発射する戦術核なども作られましたので、それと水爆を混同し、小型化技術を幻視してしまったのでしょう。

 コシミズらは、知らないところで実用化されていて、陰謀で判らなくなっているのだ、自分(コシミズの事)の卓越した洞察力でそれを見抜き、情報拡散しているとサイトに書いています。

 このような妄想が、なかなかなくならないのはどうしてかと言いますと、こうした陰謀論の大半に、軍事関係がからんでいます。そして軍というものが持つ特質として、その秘密主義があります。

 軍は作戦行動を有利にするため、敵に極力情報を与えないようにしています。そのため自国内に対しても、あまり情報を開示していません。兵器の仕様、研究中の新技術、あるいは立案された作戦などは、すべて機密情報です。

 こうした事は外から見ますと、様々な想像の余地を生む事になります。「知られていないけど、秘密裏に…」と言えば、どのようにでも言えるわけです。

 しかし、いかに軍の研究といいましても、科学分野に関しましては、一般の研究と大きな差はないということは、理解されていません。

 軍の研究の目的は常に、「将来的に役立つ兵器製造技術」に絞られます。これは科学というよりも、むしろ工学的分野で、科学理論面で先端を行くわけではありません。

 基礎研究なしに応用分野の発展はあり得ませんし、軍の技術が、世に知られた科学の先を行くものでもありません。

 また、人材面でも突出しているとは言えません。第2次世界大戦期の独裁国家なら判りませんが、現代のこの状況で、各大学がいっせいに軍事目的の研究を進める訳がないでしょうし、研究者の立場に立って見たら、資金面や設備面で優遇されるかもしれませんが、研究成果を世に公表できない軍の秘密研究というのは、全然面白くないでしょうね。
 実際に軍事研究を推し進めていますのは、軍属の研究者ではなく、軍事メーカーの研究員ですし。

 最新兵器の中には、従来の用兵概念を覆す新技術が含まれているかもしれません。でもそれは、あくまで「軍事的な常識の範疇を越えた」というだけで、科学の常識を打ち破るものではありません。
 
 例えば、光学迷彩は、実用化にはまだまだですし、瞬時に高温を発生させる小型レーザー発振器も、全然です。常温核融合反応も、前述の通り疑似科学です。純粋水爆は、コシミズの頭の中の妄想以外に存在しません。

 コシミズら陰謀論者の特徴は、話の前後の整合性など、まったく気にしていないという事です。そしてその信者たちは、同じくそれを考慮せず、そのまま信じ込んでいます。ですので、こんなヨタ話を信じるのは、どうかしていると言うのです。

 

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by Breakfast-Club | 2009-10-13 07:15 | 仏敵 | Trackback | Comments(5)

妄想を垂れ流す恥

 東京都板橋区に、リチャード・コシミズ(本名:輿水正 1955年8月9日生)というのがいます。プラスチック製品輸入業を自営しています。
 そして2000年頃より「リチャード・コシミズ」のペンネームで、インターネットを通じ犯罪の告発や政治言論を行っている、自称「ネット・ジャーナリスト」です。

 みなさんご存知の通り、池田先生を在日だとか、創価学会が裏で犯罪を犯しているなどという妄想を、ネットに垂れ流しているのは、先のエントリーで書きました通りです。

 つける薬が無さそうな小者なのですが、垂れ流す内容が悪質なので、続きを書こうと思います。

 先生を在日呼ばわりしているのは、以前からでしたが、コシミズが今年の6月13日に講演会で語っていたのが、ネットで公開されていましたので、一部引用します。

~引用始め~

リチャード・コシミズ講演会 テーマ「創価学会」 2009.6.13.
 
 (前半、聞いてもムダなので省略)
 
 そういった北朝鮮の、日本国内における撹乱行動に創価学会が関わっていたということは、つまり創価と北朝鮮にもかかわりがあるんじゃないかと、僕はそこに着目したわけです。そして調べていった、やっぱり出てきた。

 その結果まず気が付いたのは創価の名誉会長がどうやらあちらの人であると。それを最初に言い出したのが、永田町の陰陽師(おんみょうじ)という事で有名な富士谷紹憲(ふじたに・しょうけん)先生。

 富士谷先生がこう仰った。「池田大作は、ソン・ジョンジャクという在日朝鮮人の息子である。その母親の姓は池(チ)である。お父さんのジョンジャクのジョンというのは田んぼの田、池に田んぼをつけると池田になる。」

 これを富士谷先生が仰ったのは富士谷先生が ご自分で調べたわけじゃない。それは永田町に色んな人が出入りしていて、弁護士もいれば政治家もいるわけ。政治家というのは調べる事が出来る。色んな事を調べる特権を持っている。そういう特権を
持った方々がお調べになって、その結果分かったんだと思う

 だから確実なんです。ところがこれを皆言い出して5年も経ったら、ソン・テジャクというのは日本国において完全に定着してしまった。(笑声)誰でも知っている、池田大作知らない奴でもソン・テジャクは知っている。(笑声)そんなことないでしょう(笑)

 (一部くだらないので省略)

 ちなみにいつも言っていますが、ソン・テジャクという名前は私が命名しました
 
 (後半、バカバカしいので省略)

~引用終り~

 ユーチューブで動画も出てましたから、講演の全部を聞きたい方は、検索したら出てきます。

 もうお気づきでしょうけど、コシミズは、自分で調べたわけではありません。だから、妄想なんです。強調部分を見ても判りますように、すべて伝聞です。

 そして、先生につけられたソン・テジャクという名前は、自分でつけたと白状しています。

 この講演会の中で、納得できる根拠は、当然ですがどこにもありません。全部自分の妄想です。これで「ネット」ジャーナリストと称しています。取材なしでヨタ記事を書きまくる、乙骨某と同じですが、もっと悪質かもしれません。

 ところで、在日説を最初に言い出した富士谷紹憲という奴は何者かといいますと、永田町に跋扈する風水師、陰陽師で、国民新聞と言う右翼系のネット媒体を使って宣伝している奴です。こいつは、こんな主張をしていました。

『天皇が人間宣言をいたしても天皇は神人である。常に口を慎み、常に思いを正し、常に良き行いに心神人である。天皇の心を学ばず心の手本とせぬ人は、神の中には入れません』
 
 昭和天皇自らが人間宣言をして「現人神(あらひとがみ)」ではないと言ったのに、この輩は、天皇を「現人神」と称してはばからない。また、天皇を現人神と呼ばせるようになった背景を無視しています。

 この占い師は、天皇を崇拝するようにみせかけて、実は自分の願望である日本民族の選民思想を持って、朝鮮半島やアジアの人たちを、日本民族に隷属させるのを目指す、極右の危険思想の固まりのような奴なのです。

 この男、今年の8月5日に死んだようで、夕刊フジから引用してみます。

~引用始め~

“最後の御託宣”…永田町の陰陽師・富士谷紹憲さん(夕刊フジより)

永田町の陰陽師・富士谷紹憲さん、5日、多臓器不全のため死去72歳

 8・30に向け、選挙戦が日々激化している5日早朝、「永田町の陰陽師」こと富士谷紹憲(ふじたに・しょうけん)氏が、多臓器不全のため、東京・三鷹の杏林大学医学部附属病院で亡くなった。72歳。入院直前、富士谷氏が夕刊フジ記者に語った“最後の御託宣”とは。

 富士谷氏は熊本県出身。地元高校卒業後、上京して大学に入学するが中退。大学図書館職員や鍼灸師などを経て、20代後半に風水師の道に入った。霊能者の菅谷春吉氏や、「総理の指南役」と呼ばれた陽明学者の安岡正篤氏に師事し、「社会の病を治療する国手たれ」と教えられたという。

 与野党を問わず、国会議員や首長、地方議員の選挙や政治活動の相談に乗り、いつしか「永田町の陰陽師」と呼ばれるように。

 ベテラン秘書は「富士谷氏の数秘学で選挙事務所を選び、当選した議員や首長は何人もいる。占いで気になる結果が出れば、首相でも大物議員でも手紙を書いたり、面会してアドバイスしていた。小渕恵三元首相の逝去を数カ月前に予言したこともあった」という。

 最近では、活動停止中の日本評論家協会の再生に向けて活動していたほか、今回の総選挙や選挙後の政界再編に向けて、分析を続けていた。

 先月7日、自宅浴室で倒れ、救急車で杏林大学医学部附属病院に。約1カ月間、ICU(集中治療室)に入院したままだった。

 妻のゆうこさんは「総選挙の最中ですから、本人は悔しかったと思います。ICUでは意識はなかったのですが、耳元で『選挙ですよ』と語りかけると、体が反応していました」と話す。

 6月末、永田町近くで夕刊フジ記者と会った際、富士谷氏は「民主党に追い風が吹いているが、まだまだ分からない。スキャンダルに要注意だ」と語っていた。

 故人の遺志で、通夜・告別式は行わない。戒名や読経もない。8日に家族で見送るという。

~引用終り~

 何が御託宣かと思いますが、まぁ、仕事がただの占い師ですから、結局裏付けのない妄想を垂れ流していただけの奴で、先生への中傷も、やはり何の根拠もなかった訳です。これをコシミズは、ただの伝聞なのに、思い込み・決め付け・妄想で垂れ流したのでした。

 コシミズは最近、自分のブログで、こんな事を言い出しています。

~引用始め~

 警察と癒着している二大朝鮮カルト、統一教会・創価学会はともに「麻薬利権」まみれの犯罪宗教です。統一教会は、南米では有力な「麻薬マネーロンダリング業者」であり、統一が北朝鮮に出入りを始めてから、北朝鮮の麻薬生産と対日密輸が急拡大しています。

 創価学会の方も、池田大作ことソンテチャク朝鮮人の個人資産や学会内外の裏金・脱税資金が、南米などでの麻薬事業に投資されて来ているのは確実であるし、池田がパナマのノリエガに資金運用を託し、利潤を自民党議員買収に回してきたのは有名な話です。

 オウム事件では、覚せい剤(初期)とLSDの製造プラントであった第7サティアンの捜査を「創価まみれ」の警視庁が独占し、地検・地裁もグルになって「サリン・プラント」であったと偽り、証拠隠滅目的で裁判も進まぬうちに、警視庁が取り壊してしまったのです。統一・創価・北朝鮮がオウム事件の背後で蠢いていたにもかかわらず、警察はすべてを隠ぺいして「麻原一人」に罪を押し付けたのです。背後の北朝鮮を守るために。

~引用終り~

 もう発狂していますね。その発狂の経緯は、後日に、別のエントリーで、詳しくご紹介します。

 まともな方は読めば判りますが、コシミズの言うことを信じる人は、本当にどうかしています。

 コシミズの妄想の底辺に流れるものは民族差別、男女差別等の差別性です。富士谷紹憲の思想とかぶるので、よく検証する必要があります。
 
 大聖人の「世界広布」の思想性とは正反対の、無残な差別性です。たまたまコシミズが取り上げただけかもしれませんが、いま日本の国には、危険な右傾化の影がさしています。ネット社会になって、それが顕著になったようです。

 また、池田先生の在日説は「でまかせ」にも関わらず、スティグマ(烙印)を強調しますので、そこに政治的意図を感じます。 陰陽師の富士谷紹憲の事も含めて、永田町に跳梁する国家主義の亡霊が、看過できない状況になっていると危惧するのは、私だけではないと思うのです。

 

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by Breakfast-Club | 2009-10-12 06:17 | 仏敵 | Trackback | Comments(8)

誹謗中傷の結果

 911同時テロが起こった時、科学的根拠なしに、純粋水爆でWTCを制御解体させたと主張し、妄想たっぷりな内部犯行説やユダヤ人犯人説を垂れ流して世間から失笑を買った、リチャード・コシミズが、日本女性の会 そよ風 から告訴されるようです。

 リチャード・コシミズの手法は、ネット上の落書きのみを根拠にして取材を行わない特異なもので、そのほとんどが妄想じみた誹謗中傷でしたので、様々なところから反発の声があがっていました。

 そして、街宣行動中の方々を、何の根拠もなしに「鬱病の集まり」だなどと中傷したことで、今回の告訴騒ぎになったようです。

 この告訴には、主権回復を目指す会(代表:西村修平氏)や、維新政党・新風、せと弘幸氏らが協賛するそうです。

 私個人の感想ですが、リチャード・コシミズは以前から、池田先生と創価学会を自分のブログやサイトで、先生は在日朝鮮人であるとか、創価学会が保険金殺人をしたなどと、根拠のない言説を垂れ流してきました。

 告訴される事はコシミズの自業自得ですが、コシミズが学会を中傷する時、「仏罰まだか~」と発言していましたので、本人の希望が叶ったものと思われます。

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by Breakfast-Club | 2009-10-05 09:03 | 仏敵 | Trackback | Comments(8)

< 前のページ 次のページ >