銚子市立病院が6月から、整形外科といびきなど無呼吸症候群の外来診療を始める。病院を運営する医療法人財団・銚子市立病院再生機構(笠井源吾理事長)が31日、明らかにした。
整形外科は毎月第2と第4木曜、無呼吸症候群の外来は第2月曜の午前と午後。無呼吸症候群の診療は、白濱龍興副院長の子息で東京で睡眠障害のクリニックを経営する白濱龍太郎氏が担当する。一昨年秋の診療休止から、市長リコールを経て5月初めに1年7カ月ぶりに診療を再開してから1カ月。病院に特色を持たせるとともに、地域の病院と専門分野で連携する。
機構によると、内科医3人体制での5月の患者数は診療日数18日で1日平均10・9人。少ない実績にとどまったが、電子カルテやCTなど検査機器を整え、医師集めを継続して年度末までに外科、小児科を加えた医師7人体制を目指すという。【武田良敬】
毎日新聞 2010年6月1日 地方版