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【鳩山発言詳報】(1)「国民が聞く耳持たなくなった」 (3/3ページ)
「ただ、残念なことに、そのような私たち政権与党のしっかりとした仕事が必ずしも国民のみなさんの心に映っていません。国民のみなさんが徐々に徐々に聞く耳を持たなくなってきてしまった。そのことは残念でなりませんし、まさにそれは私の不徳のいたすところ。そのように思っています」
「その原因、2つだけ申し上げます。その1つは、普天間の問題でありましょう。沖縄のみなさんにも、徳之島のみなさんにもご迷惑をおかけしています。ただ、私は本当に沖縄の外に米軍の基地をできる限り移すために努力をしなきゃいけない。今までのように沖縄の中に基地を求めることが当たり前じゃないだろう。その思いで半年間、努力をしてまいりましたが、結果として県外にはなかなか届きませんでした。これからも県外にできる限り、彼らの仕事を外に移すように努力をしてまいることはいうまでもありませんが、一方で、北朝鮮が韓国の哨戒艇を魚雷で沈没させるという事案も起きています。北東アジアは決して安全安心が確保されている状況ではありません。その中で日米が信頼関係を保つということが日本だけではなく、東アジアの平和と安定のために不可欠なんだと。その思いのもとで残念ながら沖縄にご負担をお願いをせざるを得なくなりました」
「そのことで沖縄のみなさん方にもご迷惑をおかけをしています。そして特に社民党さんに政権離脱という厳しい思いをお与えをしてしまったこと。残念でなりません。ただ、みなさん、私もこれからも社民党さんとはさまざま、国民新党さんとも共にではありますが、一緒に今まで仕事をさせていただいてきた。これからもできる限りの協力をお願いを申し上げてまいりたい。さらに、沖縄のみなさん方にもこれからもできる限り、県外に米軍の基地というものを少しずつでも移すことができるように新しい政権としては努力を重ねていくことは何より大切だと思っています。社民党より日米を重視した。けしからん。そのお気持ちも分からないではありません。ただどうぞ、社民党さんとも協力関係を模索をしていきながら、ここはやはり、日米の信頼関係を何としても維持させていかなきゃならないという、その悲痛の思い。ぜひ、みなさんにもご理解を願いたいと思っています」