だ捕 ＮＹで抗議のデモ行進

パレスチナのガザ地区に人道支援物資を届けようとした船がイスラエル軍によってだ捕され、９人が死亡した事件を受け、アメリカ・ニューヨークの繁華街でイスラエルに対する抗議のデモ行進が行われました。

デモ行進は、１日夕方、ニューヨークの繁華街タイムズスクエアで行われ、パレスチナの出身者や市民団体のメンバーなどが参加しました。参加した人たちは、「イスラエルは市民を殺害した」とか「イスラエルはガザ地区の封鎖をやめるべきだ」などと書かれたプラカードや横断幕を掲げながら、イスラエルに対する抗議の意思を示していました。なかには、「アメリカはイスラエルの支援をやめるべきだ」などと、イスラエル政府に近い立場をとるアメリカ政府の対応を批判するプラカードを掲げる人もいました。デモ行進に参加していたニューヨーク在住のパレスチナ出身の男性は「武器を持っていない人が殺された以上、黙っていることはできないと思った」と話していました。今回の事件のあと、中東をはじめとする世界の各地域で抗議活動が行われていますが、非難の声はアメリカにも広がった形です。