このブログ2度目の登場の問題人物。
どうしてもこの人に怒ってしまう自分が嫌ですが・・・期間限定で1週間ほどこの怒りの記事を晒しておきます。
学会での発言マナーが悪すぎるあなた。もう許し難いです。これまで何度も何度もあなたの悪質な質問やコメントを見てきましたが、自分に直接被害が及ぶとやはり腹が立つ。
あなたがフロアに来ると、報告内容と関係ないことを必ず長々と発言して、若い報告者が内容に関するコメントをもらう時間や、総括討論の盛り上がりを奪ってしまいます。あなたの自意識過剰な、自分の存在をアピールするためのだけコメントや問いかけは、どの学会でも誰も求めていません。みんな、迷惑していると口をそろえて言ってますよ。
本当に若い人の研究のために何か言ってあげたいならば、部会が終わった後に個人的に報国内容に則した対話してあげましょうよ。アカハラとまでは言いませんが、あなたは本当に、思いやりのない、自分勝手なことをする人ですね。
しかも、私たちのこのたびの共同報告では、貴重な質疑時間のうち3分半を奪って「NFRJというデータがあります」という宣伝をして時間を奪っていきました。自分で宣伝だと言いましたよね。それはフロア全員知ってるデータセットでしょ。悪質です、あの言動は。
K原F子教授、あなたですよ。わかってますか。
今後、被害を受けた人は、私に遠慮なく相談してください。前向きに解決します。
日本の男性の家事参加時間が、他社会と比べて短いことは有名ですね。
「育メン」とかそういう言葉もあり、最近は男性の家事参加・育児参加も盛んになってきたように言われます。
前々から思ってたんだけど、家事参加の指標って、時間じゃ計れなくないですか?家事参加時間がイタリア人より長くなったらいいのですかねえ?時間もそりゃ大事だけど、やってる事の質や運動量、メンタルな負担が大事ですよね。
時間も、総時間数ではなく、子どもが熱を出したとか、いざというときの時間の拘束性が大事ですよね。逆にむちゃくちゃ仕事のできる人は、男であれ、女であれ、家でも短時間で濃密な家事をしているかもしれないですね。時間じゃなくて中身ですよね。
まあ自分はといえば、いまいちなんですけどね。
2年ほど前、花粉症について「花粉症は気のせい?」みたいな記事を書きました。日本人だけが罹患するあの症状は、社会学的な病ではないか?スギ花粉が原因で目や鼻の調子が悪くなるというけど、根拠ははっきりしないと・・・
でも、撤回します。
昨年今年と異常気象で、春が寒かった。そしていきなり夏になった。この2年は花粉症に苦しんでる人が確かに少ない。気のせいなどではなく、花粉が飛ばなければ目が痒くならないし鼻水も出ないんですね。
今年もいい春でした。
ソウルメイトについての続報。私が知らなかっただけで、これは有名な韓流ドラマのキーワードだったようです。
正しくはSeoul mate ね。
参議院の首領 青木氏が政界引退か?
後継が息子の、進次郎氏 じゃなかった、 正雲氏 でもなくて 謎に包まれた 青木一彦氏だそうですね。ちなみに、非改選議席は国民新党の亀井の姫です。曰く、「父に代わってお仕分けよ」
この島根選挙区の自民党後継選びを、河野太郎氏が何かの会合で批判して、あわて撤回したとか。幹雄先生の河野氏に対するつぶやきが聞こえてきそうです。
「あんたも、同じだがね」
政治家の長男は太郎とか一彦とか名前が付いた瞬間から、そういう再生産がなされることは世間様が知ってたことなのよ。どちらも50歳にもなってごちゃごちゃ言ってはだめでござる。
ところで、今の首相に一郎って名前が付いてないのはなぜか?
それは、おじいさんが一郎でお父さんが威一郎だったため、他の家系よりも先に、嫡子名称の資源が枯渇したからでしょうね。IIICHIRO(いいいちろう) はやりすぎだからね。
そういえば、あそこの家系(邦系の方)の太郎さんも面白い方みたいですな。
ちょっと前に、ファミレスに入って家族で食事をしていたとき、後ろの席から活発な論争の声が聞こえてきました。
なんか、投稿文のようなものを読んで、みんなでお祈りをしています。それから、投稿文の内容を議論しているようです。ハンバーグ定食とか食べながら、40歳くらいの女性たち6人ほどかな。リーダーのような、司祭のような人が一人いたようだ。声優さんみたいな声でした。言葉の断片をかき集めると・・・
奈良の三輪大社に行くと探していたソウル・メイトに出会うことができる
でも本当のソウル・メイトというのは許しあうとかそういうのじゃない
長男がソウル・メイトだったというのはおかしいようでも、それはおかしくない。そういう出会いもありだろう。
この女性の人生は、ソウル・メイトに出会えてからの変化が大きいよね~
キーワードのコンセプトが???なので、ただただ黙って聞き耳をたてていました。「ソウル・メイトってなんやねん?」ってよっぽど聞こうかと思いましたが、我慢。
しかしそれって、席を立ってドリンク・バーに行ったりしながら話しても、ご利益がなくならないものなの。今やってるのは、神聖な儀式じゃないのか?謎だらけでした。
でも、社会学のゼミって、部外者がみると、ちょっとこれに似ていますよ。
人の書いたもの全員で読み合わせて、たとえば、そういう場合はソーシャル・キャピタルとは言わないと思うとか、ヘゲモニーってそういうもんなんだよとか、それをレントっていうんだなとか・・・
すごくまじめに議論してますから。
社会意識が政治に影響を及ぼす条件は、政党の構造が社会意識に適応していることです。これを民意を反映する政治のしくみ と言います。
比例区という制度、有権者は基本的に政党に投票するのですよね。
私の場合、各党の候補者リストの見方は、この人に議員になって欲しいと思う名前を探すのではなく、この人は駄目という名前が入っていないかどうかを確認するというものです。
みなさんはどうですか?
例えば、レストランでもハンバーガーは食べたいけど、一緒にポテトフライLサイズが付いてくるのは要らんとか、定食に付けあわせでマカロニサラダがついているのがイヤとか、切干大根やひじきの煮たやつが付けあわせてあるとなんか注文したくなくなるとか、そういう発想の人、けっこう多いと思います。
好きなものだけ、皿に乗った定食が用意されているとバッチリなんだけどな。
女子プロレスラーとツッパリ女優と医師会の重鎮が一緒に入っているリストや、柔道選手と体操選手が労働組合の人と一緒に入っているリストや、プロ野球選手と杉村タイゾーが入っているリストなどを並べられると、はっきりいって、私はどこの党にも入れたくない。 むしろ、候補者名に×をつけて提出したくなります。
派閥の領袖からすると、人気があって集票力があるタレントで、政治のことは右も左もわからない(深い意味です)、という候補をたくさん集めて国政に送り込み、従順なチルドレンで数の政治をしたいという理屈はわかる。でも有権者としては、今のシステムでは入れる気なくすものなのです。
しかもですよ・・・ このブログでは以前に、竹中平蔵先生が勝手に議員辞職したために、議席が神取忍レスラーに入れ替わったことを目ざとく書きましたけど(別にその党に投票したわけじゃあないんですが)、任期中に所属政党を変えるという議員がいるではないですか。与謝野さんや桝添さんもそうでしょ。
このようなな支離滅裂なシステムが、個人の立場と投票行動の間の、あってしかるべき関連を失わせているのです。それゆえに、わたしなんか本業(タイトルである「学歴・意識・不平等」のうちの意識の研究のこと)が流行らなくなって、今は学歴社会論でメシ食ってるわけで(冗談です)、有権者の政治離れといわれる状況がどんどん進むのです。
いいですか、幹事長さん。若年大卒エリートで最近高まっている保守主義(データあり)の受け皿が、45歳の三原じゅん子さんや60歳の堀内恒夫さんの入ったリストであることは、そこに信頼感のある人の名前を何人か入れて挽回できることではないのです。致命的なのです。
それから堀内も、中畑も、谷佳知も好き、永遠に不滅の常勝巨人軍が好きで同じ理屈で自民党が好きでした、という昭和からの典型的日本人の方々は、どこに投票すればいいのかも考えてあげてください?
どの党からだれがを出馬させ、何を公約するか、全部私にアレンジさせてくれないかな。
有名人の名前や政党名、政策などを含めた社会調査を実施して、データを速攻で対応分析して整理すれば、各党の最適候補者リストと最適マニフェストを作れます。それが民意を反映した政党システムということなんだけどね。
意味わかりますか?先生方。
ひのえうま生まれは人口が少ない。だから有名人も少ないぞ。とか発言していたら間違いでした。
イギリスの新政権の首相・副首相、キャメロン、クレッグ両氏はともにひのえうまの生まれですね。わーい、仲間だ。
え、何? イギリスにはひのえうま、ないの?
空港でのピギーバックのマナー、何とかなりませんか?
私は歩く速度がたいへん速いので、困ることがあります。後ろにだらりと引きずって、狭い通路で必死に携帯メール打ちながら歩いている「豚箱引き」さんは、誰かに蹴られたりしてませんか?もし誰かにあなたの豚箱を「コン」と蹴られたら、「あれ?邪魔になってるかな」と思いましょう。
同じく、軽自動車のエコ運転や携帯ながら運転(違法です)もちょっと気になります。私は運転するときは、周りの車の排気量を考えながら無用なブレーキをかけさせないように運転しています。遅い車は、余計なことを考えず、とにかく一生懸命走ってください。遅い車のエコ運転は自分の財布にはやさしいでしょうが、公共の利益に反することがありますよ。
このへんのことがらは権利なのか、公共のマナーなのか微妙ですね。新しい現象なのでルールがないからです。こういうとき秩序はどうやって発生していくのですか?議論ですか。
空気を読んで、周りを見ることはとても大事ではないかと考えます。何でも自分の権利を主張するだけでは困ります。公共広告機構さん、そういうことよろしく。
人の悪口は書きたくないのですが、どうしても・・・
最近気になるのは、宮根誠司(島根県大田市出身)のしゃべり方。全国放送で自分で「関西弁」って言ってたけど、それはちょっと違うのではないですか。なんか、私にとってとても気になる訛りが入ってます。たぶん発声法と母音の響きが少しおかしいのかな。
それもあって、彼が出てくるとテレビのチャンネルを変えてしまいます。
朝日放送の和佐さん(島根県邑智郡)はいいけど、安部さん(島根県安来市)もしゃべり方も気になるんですよね。
ちなみに、グーグルで宮根と入れると 「宮根誠司 嫌い」が上から3番目です。
あ、そういえば、ポルノグラフティの曲のいくつかは、イントネーションが広島弁ですよね。あれは、みなさんは気になりませんか?
ともかくGWに帰省して生の出雲弁、聞いてきます。
必ず政権を取ることのできるシンプルでキャッチーな政党名を、教えてあげます。
改革とか革新とか言わないで、本音を出せばみんなついてきます。
それはずばり 与党 です。
ね、結局本音はそうでしょ。当選後は、多数派に加わって政策を実行するぞ、というマニフェスト。
正式名称 政権与党、 略称 与党!
どう?
政治家さんは一人残らず、日本を変えなきゃいかんと言っています。
どげんとせんといかん人も、大阪維新の人も、たちあがれの人も、創新党の人も、もちろん自民党も、民主党も。
一億総革新時代ですか?たぶん政治家さんの心意気はそうなのでしょう。自分がやりたい人ばかりだからね。でも、私には現状維持を希望する人が世の中に多いような気がします。
全員攻撃で守備がいないんでは、試合にならんでしょう。
新党「現状維持」、「立ち戻れ日本」というのもアリではない?
大学の研究室に不動産投資の勧誘とかで話かけてくる駄目業者さんいますよね。研究上の思索をしているときに限って邪魔してくるんですよねぇ。こっちはこれで給料もらってるのだから、営業妨害ですよね。
でも「ヨシカワ先生でいらっしゃいますか」って軽率な口調で話しかけてくるので、すぐわかっちゃうんですよ。たとえば新聞記者さんは、アポなし取材のときでもブログなどをあらかじめ調べますので、さすがにヨシカワ先生とは言わないです。
駄目業者に契約されている社員さんも、どうでもいいと思って適当に電話してるだけですから、会社も人件費の無駄遣いです。せめて電話調査の基礎をお勉強したらいいのに。
そういう迷惑電話をどうやって撃退するかというと・・・ それは内緒。
私の講義を受講している180名の諸君。ようこそいらっしゃいませ。下記のpdfのノートをダウンロードしてください。各自プリントアウトして予習・受講・復習に用いてください。
私もフレッシュな気分で張り切ってお話しますから、しっかり聞き取って下さいね。とくに生トークでしか聞けない話題を逃さないように。
最近の自分のよくない傾向として、私宛に献本していただいた新刊書に御礼状を書かないということがあります。メールで御礼ということさえ時々忘れてしまいます。申し訳ないことです。もちろんご高論に目は通させてもらっております。
このブログの利用法のひとつとして、いただいた本の献本御礼をするというのを考えました。何もしないよりはいいと思って。アクセスもまあありますので、宣伝にもなるか?微々たるものですが。
あ、そうそう言い訳をさせてください。共著や編著の本については、すべての方に御礼の言葉が届かないということもあります。
いろんな点でブログのほうがむしろいいかなと思ったりして。今回以降、半年に一度くらい、献本御礼という記事をだしますね。今回特筆すべきことは、平沢和司さんの執筆業績がこの2ヶ月はたいへん多いことです。献本ありがとうございました。
橋本健二編著 『家族と格差の戦後史』 青弓社 2010.1
田辺俊介著 『ナショナル・アイデンティティの国際比較』 慶応大学出版会 2010.1
工藤保則著 『中高生の社会化とネットワーク』 ミネルヴァ書房 2010.2
大前玲子 『箱庭による認知的物語療法』 誠信書房 2010.2
友枝敏雄編 『大衆教育社会における学生の意識』 大阪大学人間科学研究科 2010.2
篠原清夫・清水強志・榎本環・大矢根j淳著 『社会調査の基礎』 弘文堂 2010.2
早坂裕子・広井良典・天田城介編著 『社会学のつばさ』 ミネルヴァ書房 2010.3
ケン・ビンモア(海野道郎・金澤悠介訳) 『ゲーム理論』 岩波書店 2010.3
岩井八郎・近藤博之編 『現代教育社会学』 有斐閣 2010.3
苅谷剛彦・本田由紀編 『大卒就職の社会学』 東京大学出版会 2010.3
社会調査協会編 『社会と調査第4号』 有斐閣アカデミア 2010.3
ユーモア・サイエンス学会 『笑いの科学 Vo.2』 松籟社 2010.3
大竹文雄著 『競争と公平感』 中公新書 2010.4
轟亮・杉野勇編 『入門・社会調査法』 法律文化社 2010.4
英語の勉強も兼ねて、アメリカの会社にクレイムを付けてみました。ぜんぜん怒ってはいません。文化の違いを確認しているだけです。
1年前にアメリカのとある空港で、国際電話のプリペイドカードを自販機で買ったのです。有効期限12ヶ月と書いてあります。その後一度も使わず、10ヵ月後にそのカードを使ってアメリカ国内から日本に電話しようとしたら、カードに書いてある電話番号はもう通じません。新しいアクセス先をネットで調べてそこにかけなおして、カードのPINを入れたら、invalidになりました。どう考えても私に落ち度があるようには思えません。
そこで、カスタマサービスにメールで、「こういう事情で、買った商品が使えないから返金して」とクレイムを付けました。たった1800円のことなので、私としては面白半分です。「至急下記アドレスまで小切手を送ってrefundしろ、えらい迷惑したんだから」と。ドル小切手を送られても、換金できないので、どうせお金は返ってこないのですが・・・
するとメールで返信が来ました。「当社のカードは3ヶ月を過ぎると使えなくなります。その点をご了解下さい」との丁寧な説明です。おそらく、空港の自販機の中に古いタイプのカードが入れっぱなしになっていて、その後システムや使用ルールがいろいろ変わったのでしょう。たぶんこのカードは購入当初から使えなかったのだと思います。
そこで、「カード面には購入後1年間有効と書いてあって、3ヶ月とはどこにも記載がないよ。いまの調子で誠意を持って返金対応してくれよ」とjpgにカード面をスキャンして添付返信すると・・・
再返信が来ました。しかしなぜか短いスペイン語でした。(私どもは3月8日まで営業しておりません。緊急のご連絡は下記までお願いいたします。マルコスより。とか書いてありそうです。わかる人解読してください)
Estaré fuera de la oficina hasta el día 08/03/2010 por cualquier Urgencia
contactar a
Sebastian Raimondo : sraimondo@exactta.com
Alejandra Cabona : alejandrac@exactta.com
Saludos,
Marcos
??読めませんが、別のクレイム対応者のメールアドレスらしきものも書いてあります。そこにもそれまでのメール履歴を送付して待っているのですが、予想通りまったく返信がありません。
この件、みなさんおわかりのとおり、こちらに何も非はありません。その場合、アメリカではrefundです。でも、日本からのメールだから適当にあしらおう、という態度に腹が立ちます。だから先ごろ「この件については弁護士を立てて、御社とは賠償訴訟するからそのつもりでいてください」とメールを打っておきました。返事はまだ来ません。
もちろん賠償訴訟などするわけないのですが・・・私にできることは、相手方のメールアドレスを晒すことくらいですね。
「立ち枯れ党 って呼ばれないかな?」
「人は、つまずいたりして倒れた体勢からでないと、たちあがれないよ。現状認識が悲観的過ぎないか?」
「命令形はやめたほうがいい。」
というたぐいの議論の形跡が一切無いな。
『データアーカイブSRDQで学ぶ 社会調査の計量分析』川端亮編著(ミネルヴァ書房)、2010年4月に上梓された大学の上級授業向けテキストです。
なんとネット上で、大規模社会調査の多変量解析がクリックするだけでできてしまう・・・統計ソフトはインストールしなくても、なんとなくやってればデータ操作ができる。そんな夢のような本です。
「そんなの嘘だ」と思ったら、SRDQに行ってみてください。読みながらやると、すぐにできるから。
私は第6章「パス解析」を高松里江さんと共同執筆しています。中身は自分の研究論文の解題です。
ともかくこの本は他に類似したものがなく、とても役立つ本です。お奨めですよ。
今日は年度末ですね。私が大学に入学してからまる25年です。
はじめの10年間は、学部4年、大学院5年、助手1年という内容でした。その後5年間は別の大学で講師などをしていて、戻ってきたのが2000年ですから、准(助)教授がちょうど10年。11年目に入ります。自分では1985年からぜんぜん変わらないつもりですが、そんなわけないですよね。だって、学部の建物は見るからにボロくなってきたもん。こいつと同じくらいボロくなってきたんや・・・と思わざるをえません。
20年くらい前までは、建物の玄関のところに、丸く刈り込まれたマメツゲの木が左右にありました。今は向かって左側が楠に変わっています。あの楠はマメツゲの木の根元に実生したもので、もとのマメツゲが何年か前に枯れたので、残っているのです。昔のことだからだれも知らないですよね。こういうこといっぱい知っています。
最近、自分の働き方は昭和だなと思います。長期勤続しているからです。定期昇給があるわけでもないのにね。愛しているかといわれれば、うーん・・・。
ちなみに、人科のテニスサークル、ヒュースさん。今年は設立25年なのですよ。ま、メンバーが生まれる前からあるサークルということになりますから、どれくらい古いかもうわからんでしょうけどね。
年度末ですね。いろいろな人が巣立っていきます。
今年度は、生まれて初めて博士学位論文の主査をしました。
私の博士論文を16年前に審査をした主査・副査の教授陣は一人も博士号を持っていませんでした。でもこうして私が審査するということは、博士(人間科学)の再生産のループ成立ということになります。だからどうってことないんですけどね。
自分が持っている博士号と同じ博士号をお弟子さんに出すのはどんな気持ちかって?それは、まあ印可を与えるちゅうようなもん?最近、暇に任せて井上雄彦の『バガボンド』読んでるから印可目録というのがちょい気になった。
それがなぜか博士の学位をとってくれたのは、朝霧晴るる大山の 気高く強き その姿を 松原越しに仰いだ松江四中の後輩なんですよ。どうしためぐりあわせか。言っておきますが、こうなったのは壮大な擬似相関です。
まもなく、ローカル・トラックを離れ、世界に飛び立っていきます。ま、がんばれよ。同じ福沢諭吉の同門なんだから。
次の一手を、考え中。さてと・・・
早いもので『学歴分断社会』刊行後1年になります。読者をはじめ、いろいろな方面から反響がありました。あらぬ方向へ議論が飛んでいってしまうのは、新書の避けられない宿命ですね。
中卒再生産の問題や高卒層の就職難にまでコメントをしてきましたが、今日発売のAERA(2010.3.22号)には、「学歴下降家族」についての私のコメントが載っていますp46。なんかちょっとニュアンスが違うのだけどな・・・まあ興味のある方、読んでみて下さい。
感想: 学歴下降家族はディスアグリーではありますが、ぜんぜんハングリーではありません。そこんとこですよ、大事なのは。
最近はこういう取材だけではなく、大学の入試の問題として使いましたというご連絡をいただきます。『学歴分断社会』を高校生に考えさせるのは、なかなか難問でしょう。日本語は、編集者の力量もあり、美しく書けていると思いますけど。
ここで1周年特別記念クイズ
嵐(ジャニーズ)の5人を分断するとすれば、何人と何人に分けられるでしょうか?
お答えはコメント欄まで
以前の記事で、「福祉国家であるほど冬季オリンピックのメダルの数が多い傾向」という擬似相関を指摘しました。
これはこのままでは社会学のネタにはなりません。社会学でうーんと唸らされるケースは、「福祉国家であるほど冬季パラリンピックのメダル数が多い」、と来た時です。アフリカは弱いでしょうね、この国際競技は。本質にひっかけた擬似相関含みの議論です。まじめに言ってるのかふざけているのか、ここまで来ると判断できない・・・これが社会学の論文でしばしば出てくるパターンなのです。
日本が韓国に勝つかどうか、ちょっと注目しましょう。
大学の研究室にはいろいろ、入ってはまずいところがありますね。いわゆるドクロマークです。
私の学部では、普通に学生が通る廊下に、キャビネットに入れて何百体も「死体」が並べてあります。そういうと大げさですが、江戸時代の日本人の骸骨をどこかから掘り出してきて、骨格標本にするでもなく、「物語に出てくる人食い人種の酋長」のようにずらりと廊下に並べているのです。
これぞ人間科学の心意気です。けど、夜はその前を通るのは怖いし、その奥にメンタルヘルス関係の研究室があるのも趣がありすぎです。
だって、みなさん事実ですよね。今日は学部の入学試験です。受験生にあの場所、気付かれないといいのですが。私が部局長なら、改善すると思いますよ。
カゴメカゴメ 篭の中の鳥は いついつ出やる
夜明けの晩に?
朱鷺について。
あの鳥は沿海州に普通に生息するサギの一種ではないかと以前書きましたが撤回します。
テンみたいな小動物1匹に、一夜にして8羽も殺されているようでは、自然界で生きていけるわけない。これで絶滅する原因がわかった気がしますよね。
朱鷺の保護事業は仕分けられないのでしょうか?
年度末は書類の山と会議の嵐です。3月に研究しようというのは無理なのでしょうか。
10年くらい前までは、会議は自分の仕事の時間とはみなしていませんでした。論文を書いている時間だけが自分の仕事時間なんだと。いつの頃からか、書類を10件ほど書いて右から左に渡して、授業をして、会議に出たら今日も1日よく働いたと思ったりすることがあります。これぢぁあいかん。
気分転換に、先々週アメリカ出張だったので、その土産話を少し・・・スターバックスで新しいコミューターマグを買いました。なんでも28%リサイクル資源で作った容器だそうです。地球に優しいというようなことがデザインとしていっぱい書いてあります。
この写真では見えませんが、じつは飲み口が革新的なのですがまあそれはいい。
持ち歩いて、飲んでいて、これはあるものに似ていることに気付いたのですね。そう、旅の武士が持ち歩く竹筒。
もしかするとアメリカ人はクロサワ映画をみて、みんな知ってるアイテムなので、そこから発想を得たのかな?
かたじけないな。 構わんよ。