乳がん予防ワクチン マウスを使った実験に成功 米研究チーム
6月1日13時9分配信 CNN.co.jp
(CNN) 米オハイオ州クリーブランドクリニックの研究チームが、乳がんの予防に効果があるワクチンのマウスを使った実験に成功したと発表した。1度の予防接種で乳がんの腫瘍形成を防ぐとともに、できてしまった腫瘍が大きくなるのを防ぐ効果が実証されたとしている。
研究チームを率いるビンセント・テューイ氏(免疫学)によると、新しいワクチンは授乳期以外の健康な女性には見られないが、乳がんの大部分で見つかっているたんぱく質に着目した。免疫機構に直接作用して、健康な組織を傷付けることなくこのたんぱく質を攻撃する。来年にもクリーブランドクリニックで治験段階に入る見通しで、効果は「極めて有望」(テューイ氏)だとしている。
米食品医薬局(FDA)はこれまでに、子宮頸がんと肝臓がんの2種類のがん予防ワクチンを承認している。この2種類がウイルスを攻撃するのに対し、クリーブランドクリニックの乳癌予防ワクチンはがんの形成に注目したのが特徴。
実用化されれば40歳以上の女性や乳がんのリスクが高い女性に投与して、予防効果が期待される。ただしテューイ氏によれば、健康な女性に投与できるようになるまで少なくともあと10年はかかる見通しだという。
【関連記事】
・ 携帯電話と脳腫瘍、「因果関係みられず」の研究結果に批判も
研究チームを率いるビンセント・テューイ氏(免疫学)によると、新しいワクチンは授乳期以外の健康な女性には見られないが、乳がんの大部分で見つかっているたんぱく質に着目した。免疫機構に直接作用して、健康な組織を傷付けることなくこのたんぱく質を攻撃する。来年にもクリーブランドクリニックで治験段階に入る見通しで、効果は「極めて有望」(テューイ氏)だとしている。
米食品医薬局(FDA)はこれまでに、子宮頸がんと肝臓がんの2種類のがん予防ワクチンを承認している。この2種類がウイルスを攻撃するのに対し、クリーブランドクリニックの乳癌予防ワクチンはがんの形成に注目したのが特徴。
実用化されれば40歳以上の女性や乳がんのリスクが高い女性に投与して、予防効果が期待される。ただしテューイ氏によれば、健康な女性に投与できるようになるまで少なくともあと10年はかかる見通しだという。
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最終更新:6月1日13時9分
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