(CNN) 中米を襲った熱帯暴風雨「アガサ」による死者は、グアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドルで1日までに計170人を超えた。グアテマラでは87人が負傷し、100人が依然行方不明となっている。
グアテマラの災害対策当局が1日発表したところによると、同国で避難した住民は約12万5000人に上り、約7万4000人が一時収容施設で生活している。
同国では27日夜、首都グアテマラ市の南約30キロに位置するパカヤ火山が噴火し、飛ばされた岩石などで3人が死亡。コロン大統領が15日間の国家災害状態を宣言していた。同市の国際空港は先月28日以降閉鎖され、噴火は1日も続いた。
ホンジュラス当局によると、暴風雨による同国での死者は16人となった。約1万2000人が避難し、約3200人が施設に収容された。
エルサルバドルでは9人の死者が出たが、同国当局者が先月31日に語ったところによると、雨はやんで河川の水位も下がり、事態は改善に向かっている。