(CNN) 4月にポーランド前大統領ら約100人が死亡した政府専用機墜落事故で、同国政府は1日、墜落機内の音声記録を書き起こした文書を公開した。自動音声による警告などが記録されている。
文書によると、墜落直前の約30秒間に少なくとも8回、自動警報装置が操縦士に「プルアップ(引き起こせ)、プルアップ」「地表接近、地表接近」と警告を発していたことが分かった。
墜落機はロシア製のツポレフ154型機で、旧ソ連でポーランド人が虐殺された「カチンの森事件」の追悼式典に向かうカチンスキ前大統領らを乗せていた。ロシア西部で墜落し、大統領夫妻と政府要人ら約100人が死亡した。