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梅干し1日5個食べれば新型インフル予防 和歌山医大「ウイルス増殖を抑制」

2010.6.1 22:48
左から、ウイルスに感染し死に始めた細胞(白い部分)、感染後にエポキシリオニレシノールを加えた細胞、感染していない細胞(和歌山県立医大提供)左から、ウイルスに感染し死に始めた細胞(白い部分)、感染後にエポキシリオニレシノールを加えた細胞、感染していない細胞(和歌山県立医大提供)

 新型インフルエンザ(H1N1型)ウイルスの増殖を抑える物質が梅干しに含まれていることを、和歌山県立医科大学の宇都宮洋才(ひろとし)准教授らの研究チームが突き止め、1日発表した。梅干しを1日5個食べることで予防効果も期待できるとしている。

 物質は、ポリフェノールの一種の「エポキシリオニレシノール」という化合物で、世界で初めて発見した。

 宇都宮准教授らは、梅干しから抽出したエキスを、H1N1型のインフルエンザウイルスを感染させたイヌの肝細胞に加える実験を繰り返し、有効成分のエポキシリオニレシノールを確認。ウイルスを感染させた細胞に、エポキシリオニレシノールを加えると、約7時間後にはウイルスの増殖を約90%抑制していたという。添加しなかった肝細胞はウイルスに破壊されていた。

 宇都宮准教授は「予防に有効で、梅干しを毎日5個食べれば、新型を含むインフルエンザにかからないことも期待される」と話している。

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左から、ウイルスに感染し死に始めた細胞(白い部分)、感染後にエポキシリオニレシノールを加えた細胞、感染していない細胞(和歌山県立医大提供)

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