福岡の高２変死、１９歳を傷害容疑で逮捕

　福岡市城南区の高校２年男子生徒（１６）が５月３１日、団地の自室で死亡していた事件で、福岡県警早良署は１日、生徒に暴行を加えたとして、自称配管工の少年（１９）を傷害容疑で逮捕した。

　発表によると、少年は同３０日午後１０時頃、近くのコンビニエンスストア駐車場で、生徒の顔を殴るなどしてけがを負わせた疑い。「仲間外れにされて腹が立ち、１人で殴った」と供述しているという。

　生徒は、遊び仲間の少年ら数人が待つコンビニに呼び出され、暴行を受けた。現場にいた友人らが病院に連れて行こうとしたが、断ったという。

　その後、生徒は少年を含む４人でドライブし、３１日午前３時頃に帰宅。母親が朝、生徒がトイレに行く姿を見たが、午後２時５０分頃、布団の上でうつぶせになって死亡しているのが見つかった。司法解剖の結果、死因は頭部強打による脳ヘルニアで、同署は傷害致死容疑の適用も検討する。