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亮子初街頭、ラッシャー流?第一声に歓声

 民主党から参院選比例区に出馬する柔道女子の五輪金メダリスト谷亮子(34)が30日、青森市で街頭演説デビューし「みなさん、こんにちは」と第一声を発した。JR青森駅近くで行った演説会には、約500人の聴衆から「YAWARAちゃーん」の声援が飛び交った。民主党の政党支持率が初めて自民党に逆転されるなど厳しい逆風下での街頭デビューだったが、世代を問わない抜群の人気を武器に初戦は笑顔で乗り切った。

 谷の第一声は「みなさん、こんにちは。谷亮子です」だった。約500人の聴衆から「こんにちは~」と温かく迎えられた谷は、「本日はみなさんの笑顔に会いたくて、こちら、リンゴでも有名な青森にやって参りました」とあいさつ。聴衆からは「YAWARAちゃーん」の歓声や拍手がわき上がった。

 青森選挙区から出馬する波多野里奈氏と街頭に立った谷は、左手中指の指輪と靴こそ金色だが、茶色のジャケット、白のブラウス、クリーム色のパンツ姿で落ち着いた雰囲気。谷が「人生でもっとも大切にしてきたことは、目標を持って前進していくということ。今回、この姿勢を国のために一生懸命頑張っていきたいと強く決意した」と話すと、「がんばって~」と声援が飛んだ。演説後には握手を求める人だかりが絶えない人気だった。

 青森の後は宮城選挙区から出馬する伊藤弘美氏の応援に仙台市へ移動。仙台駅近くのアーケードを練り歩き、3カ所で街頭演説した。買い物客らが「(身長が)ちっちゃいね~」「ホントにいた!」と足を止め、計1000人が谷の演説に聞き入った。

 聴衆の反応は「声が優しい」「素人っぽい演説がいい」と好意的。谷も「みなさんが頑張ってと言ってくださって、心強いです」と笑顔だった。ただ、普天間問題や社民党の連立離脱、鳩山首相の退陣論の高まりなど強い逆風も吹いている。報道陣から「民主党が厳しい情勢になってきたが」と問われても、谷は「ありがとうございます」と笑顔で話すだけだった。

 格闘界では伝説の故ラッシャー木村さんのマイクパフォーマンスに似たあいさつで、地方から始まった谷の遊説。青森県連関係者によると約1カ月前に党本部の「上の方」から「谷さんが応援に行ける」と打診があったという。川の上流から下流へ遊説して支持を浸透させる田中角栄元首相の「川上戦術」のように、大都市より地方から始める手法は、同元首相の教えを受けた小沢一郎幹事長の選挙戦術と一致。小沢氏の一本釣りで出馬がまとまった“小沢氏直属部隊”として、どこまで逆風を押し戻せるか。金メダリストの力が試される戦いが始まった。

 [2010年5月31日9時8分 紙面から]


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