「ジャルジャル」「モンスターエンジン」ら吉本興業の劇場「baseよしもと」(大阪市中央区)をホームグラウンドにする23組が今夏東京と大阪で「WestEast are baseよしもと2010」と題した計42公演の一大イベントを開催することになり31日、「動員1万人」という“マニフェスト”を発表した。イベントは先輩芸人・西川きよし(63)が後見人を務め「志は立派やけど、マニフェストは約束。守れなかったら、みんなで僕の弟子になってもらう」と仰天提案が突きつけられた。
◇ ◇
イベント「WestEast‐」は、「base‐」のメンバーが出演し、7月24日から8月31日まで東京・ルミネtheよしもと、大阪・なんばグランド花月など東西計10会場で順次開催。「base‐」の年間来場者数は25万を超えており、“動員1万人”は容易に実現できるようにも思えるが、今回は小さな会場も含まれ、全公演をほぼ満員にしないと達成できないシビアな数字だ。
この日、ビデオでコメントを寄せたきよしは「東京でもおくすることはない。いいネタさえやればどこでもウケる」とエールを送りつつも「マニフェストは約束。掲げた以上は守らないといけない」と元参院議員らしく、重みも強調。後輩の奮起を促すため「もし守れなかったら全員僕の弟子として、うちの庭の草むしりから始めてもらう」と迫った。
大先輩からの愛のムチに「ジャルジャル」の福徳秀介(26)は「大阪の力を見せる良い機会。10年後、東京は大阪芸人で埋め尽くされているはずです」と奮起。一方、今年NHK上方漫才コンテストで最優秀賞を獲得した「銀シャリ」の橋本直(29)は「僕らが漫才の賞レースで優勝したら『スーツを買ってあげる』と師匠に約束していただいたんですが、まだ買ってもらってない。今回、(動員1万人を)達成できたら全員にスーツを買ってもらおう」ときよし師匠に“逆マニフェスト”を突きつけていた。