「全日本」(30日、神戸サンポーーホール)
小島が「全日本ラストマッチ」を、惜別のラリアットで締めた。2002年に最強タッグ戦を制したケアと組み、一時は自身も在籍した悪の軍団ブードゥー・マーダーズのTARU、デュプリ組と対戦。マシンガンチョップから、「いっちゃうぞバカヤロー」の大合唱とともにエルボー攻撃。最後は豪快な右ラリアットをたたき込み、デュプリをリングに沈めた。
試合前のリングコールでは無数のオレンジ色の紙テープが舞い、試合中は大声援が背中を押した。試合後は会場中に「コジー」コールがこだました。小島は「いつ、どこでプロレスをするかは分かりませんが、必ずプロレスラーとしてリングに戻ることを約束します」と、ファンに復活を誓った。
この試合を最後に、約8年間在籍した全日本を退団。今後は6月2日に左ひじ(尺骨神経麻ひ)を手術し、リング復帰を目指してリハビリ生活を送る。「たくさんの人からの励ましを勇気に変えて、手術、闘病生活を乗り越えたい。早く復帰できると信じている」。真っすぐ前を見据え、力強く言い切った。
(2010年5月31日)