ロペスにローキックをぶち込む山本“KID”徳郁(右)=埼玉・さいたまスーパーアリーナ
「DREAM14」(29日、さいたまSA)
キャリア初の3連敗中だった山本“KID”徳郁(33)が、1年前に1敗目を喫したジョー・ウォーレンと同門のキコ・ロペス(26)を相手に圧巻のKO劇。07年大みそか以来の勝利を挙げた。
「(気持ちは)リラックスしてた。相手がスローに見えた」と振り返る通り、KIDは「来い来い」と手招きする余裕を見せる。右フックに合わせた右フックでなぎ倒すと右パウンドを追撃し、左パウンド5連発で完全に失神させた。
880日ぶりの白星に、投げキスしたりTVカメラにキスしたりと大暴れ。今回の契約体重はベストの60キロで、KIDは「すごくいい。ちょい長く(現役を)続けられる」と、63キロのDREAMフェザー級を世界標準のフェザー級(約65・8キロ)とバンタム級(約61・2キロ)に分けることを訴えていた。
(2010年5月29日)