市民と握手をする谷亮子＝仙台市内（撮影・吉澤敬太）
夏の参院選比例代表に民主党から立候補を予定している柔道女子の五輪金メダリスト・谷亮子（３４）が３０日、青森県青森市内で街頭演説デビューした。１日で青森市と五所川原市、宮城県仙台市の３カ所をまわり、青森県で８００人、仙台市で１０００人、合計で１８００人の聴衆を集めた（主催者発表）。仙台市では練り歩きに人が殺到する“ヤワラフィーバー”も起こり、その人気の高さを見せつけた。
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畳の上からお立ち台へと舞台を移し、金色のパンプスを履いて登壇した谷の姿に、聴衆は「ヤワラちゃーん！」と一斉に大きな歓声を上げた。
午前、参院選青森選挙区から出馬予定の民主女性新人候補の事務所開きに立ち会った谷は、青森市内で“街頭演説デビュー”。「目標を持って前進していく姿勢で国のため一生懸命頑張りたい」と決意表明すると、２人の子供の母親として、子育ての環境作りの推進と、五輪メダリストとしてスポーツ振興を強調した。
午後は宮城・仙台市内３カ所で街頭演説。混乱を避けるため来場は３０分前から告知したが、金メダリストの登場に聴衆は次々足を止め、耳と携帯カメラを傾けた。さらに会場間を練り歩くと、子どもから老人まで握手を次々と求められ、「ハイ！ありがとうございます！」と応じていた。
国民の生の声に、活動１日目を終えた谷は、「たくさん握手していただいて、皆さんと頑張りたいという気持ちが新たになりました」と充実の表情。今後もその知名度を生かし、各地の選挙区出馬予定者の応援に走り回ることになるＹＡＷＡＲＡちゃん。大注目の新人候補が「議員でも金」へ快調なスタートダッシュを切った。
(２０１０年５月３０日)