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【ドラニュース】


大島、しっかり適時打

2010年5月31日 紙面から

ソフトバンク−中日 4回表2死一、三塁、左前適時打を放つ大島=ヤフードームで(布藤哲矢撮影)

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 ついに“大島神話”が終わりを告げた。ルーキー・大島が打点を挙げれば勝ち続けていたチームの連勝は6でストップした。この日もまた、実に効果的な一打だった。それで勝利に大きく近づいたはずだったが…。

 「連勝が止まった? そうですね。仕方ないですね」。もちろん、5打数2安打1打点のルーキーに罪はない。むしろ、3連敗したチームの光だ。貴重な打点を挙げたのは1点を勝ち越した直後の4回2死一、三塁。ソフトバンクの左腕・大隣にあっさり2球で2ストライクと追い込まれたが、ファウルで粘った末に8球目のスライダーを左前にはじき返した。

 「追い込まれたけど、四球でもいいから後ろにつなごうと思っていました。それに前の打席でチャンスで打てなかったんで(2回2死二塁から遊ゴロ)、次こそはと思っていたんです」

 貴重なタイムリー以外でも1回無死二塁から絶妙なセーフティーバント(投前安打)で初回の3得点をアシスト。「(セーフティーバントの)サインが出たんで。たまたまです」と笑うが、2番打者として、つなぎ役も果たしているのは確かだ。

 「またあさって(6月1日からのオリックス戦)からですね」。こう言ってバスに乗り込んだルーキー。左打ちながらこれで対左投手は35打数12安打の打率3割4分3厘と結果を残しているのも魅力だろう(対右投手は78打数18安打)。1つの神話は終わったが、また新たな神話を築けばいい。 (兼田康次)

 

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