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こまどり姉妹がやって来た 大阪で先行上映 (2/2ページ)

2010.6.1 13:11
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こまどり姉妹がやって来た 大阪で先行上映
映画をPRするこまどり姉妹の長内栄子(左)と敏子(右)【フォト】

 十三に、こまどり姉妹がやって来た。「気持ちは二十歳」という二人がド派手ファッションで登場すると、立ち見も出た約140人のファンも“ヤァ!ヤァ!ヤァ!”ならぬヤンヤの大喝采だ。

 ステージで敏子がファンに刺される(1966年)など姉妹の波乱の半生を振り返りながら、地方巡業に3年以上密着した“今”の姿と合わせて構成された映画は東京で昨年10月から公開。その大阪先行上映会チケット(1500円)は5月1日に発売された。

 ファン層が高齢であることを考慮して、流行のネット予約ではなく、電話予約限定ながら数日で完売。入手できなかったファンの中には劇場前で来場者に声をかけ、定価の倍で譲ってもらい“強硬突破”した猛者も。

 午前3時に起床し、始発の新幹線で大阪入りした姉妹はファンの熱気を目の当たりにして感激。当初は二人が司会者の質問に答える形で進行したが、「この年になると見栄も外分もなくなって楽」と客席からの質問にも気さくに応じた。

 「昔、楽屋に押しかけてサインをもらったことがある。覚えてますか」という女性ファンには、やさしく「覚えてますよ」とニッコリ(ホンマかいな!?)。

 デビュー秘話を聞かれると、「レコーディングは泣けて泣けて歌えなくなり2日続けてダメ。歌と演奏が同録の当時は10回失敗するとデビューできなかったけど、録音技師さんが『もう1日』と頼んでくれてデビューできた」と明かした。

 また、劇中にも登場する、1971(昭和46)年に宣告された末期がんを敏子が克服したエピソードにふれた際は、涙ぐみながら「生きるってのは、楽しんでる人が勝ちよ」と話すと、客席で目頭を押さえる女性ファンもみられた。

 終了後、劇場ロビーで気軽にファンと写真撮影し、サインペンを走らせたこまどり姉妹。栄子は「心から感謝です。二人で長生きしてよかった」と話していた。



フォト
映画をPRするこまどり姉妹の長内栄子(左)と敏子(右)
舞台あいさつ中、昔を思い出して涙ぐむこまどり姉妹の敏子(左は栄子)
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