ドキュメンタリー映画「こまどり姉妹がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!」(片岡英子監督、19日公開)の先行上映会が31日、大阪市淀川区の第七藝術劇場で行われ、双子の歌手、こまどり姉妹の長内栄子(72)と敏子(72)が舞台あいさつした。平日の昼間にもかかわらず客席は満員。二人は「心から感謝」と涙ぐみながら、デビュー秘話などを明かした。
こまどり姉妹
長内栄子、敏子(おさない・えいこ、としこ) 1938(昭和13)年4月1日、北海道生まれ。59年、作曲家の遠藤実氏の指導を受け、「浅草姉妹」で歌手デビュー。「演歌版ザ・ピーナッツ」の愛称で親しまれ、「三味線渡り鳥」や「石狩川」などがヒット。NHK紅白歌合戦に61年から7年連続で出場する。病気やけがのため一時芸能界を離れるも、84年に「浪花節だよ人生は」で15年ぶりに活動を再開。08年、日本レコード大賞で功労賞を受賞した。