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アジアで最も重要は中国 米の有識者ら、日本2位に転落
外務省は1日、米国で実施した日本に関する世論調査結果を発表した。行政府職員や財界人ら有識者の間では「アジアにおける米国の最も重要なパートナー」に中国を選んだ人が最も多く、56%(前年42%)おり、日本は36%(同44%)で2位だった。日中の逆転は1985年以来。一般市民の間でも中国が日本に追いつき44%で並んだ。
理由として「米中の経済的な結び付き」「中国の国土の広さと人口規模」などが多かった。
日本に関しては「信頼できる」と答えた人は一般市民で79%(同80%)、有識者で90%(同91%)と前年とほぼ同じ。外務省は「良好な対日感情に変化はなかった」と説明。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題は目立った影響を与えていないようだ。
調査は1960年からほぼ毎年実施。一般市民は18歳以上の1201人、有識者は202人を対象に電話で回答を得た。