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Twitter Send 2010/06/01 14:39 KST
鳩山首相の発言めぐり謝罪したことはない、政府高官


【ソウル1日聯合ニュース】政府高官は1日、聯合ニュースの取材に対し、一部の韓国メディアが、先週末に済州で開かれた韓日中首脳会談で青瓦台(大統領府)の李東官(イ・ドングァン)弘報(広報)首席秘書官が日本の鳩山由紀夫首相の発言を誤って伝え謝罪したと報じたことについて、「謝罪したことはない」と述べた。

 李秘書官は先月30日に韓日中首脳会談後の会見で、鳩山首相は日本が韓国海軍哨戒艦「天安」沈没事件のような攻撃を受けたとすれば、自衛のための行動を取らざるを得なかったという趣旨の発言をしたと伝えた。

 政府高官は、鳩山首相が首脳会談で「天安」事件に言及しながら、日本なら自衛のための行動を取らざるを得なかったとの趣旨で発言したのは事実だと述べた。また、日本国内でも敏感な事案となっているため、鳩山首相の発言に関する李秘書官の会見内容を削除するよう日本の外務省から数回にわたり要請があったと明らかにした。

 李秘書官の会見については、日本の産経新聞インターネット版が先月30日に「日本側は『このような発言はなかった』と全面否定した」とし、「韓国政府から日本政府に『申し訳ない』との謝罪があった」と報じている。

 政府関係者は、海外メディアの不正確な報道をそのまま引用し、青瓦台が偽りの会見を行ったかのように報じた一部の韓国メディアの態度は国益に反するもので、極めで残念だと話している。

japanese@yna.co.kr