原口一博総務相は1日の政務三役会議で、インターネット上の児童ポルノ対策でプロバイダーがアクセスを強制的に遮断するブロッキングについて、ピンポイントで特定の画像を遮断する「ハイブリッドフィルタリング方式」が望ましいとの考えを示した。
政府は先週、児童ポルノ排除総合対策案をまとめたが、具体的な遮断方式は結論が出ていない。インターネット業界は設備投資の費用が安く、技術的にも易しい「DNSポイズニング方式」導入を支持する声が多いが、ホスト全体を遮断するため、過剰遮断を避けるには遮断を断念することになりかねない。このため、警察庁側はハイブリッド方式を求めている。【望月麻紀】
毎日新聞 2010年6月1日 23時46分(最終更新 6月1日 23時48分)