口てい疫 新たに9農場で確認
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口てい疫 新たに9農場で確認

6月1日 5時58分

宮崎県で続いている家畜の伝染病「口てい疫」の問題で、31日夜、新たに9か所の農場で感染の疑いがある牛が見つかり、感染の勢いは依然、衰えていません。

宮崎県は、31日夜、新たに川南町など3つの町の9か所の農場で、口てい疫に感染の疑いがある牛があわせて17頭見つかったと発表しました。これらの農場と関連の農場を含めて、飼育されている565頭の牛は処分されることになっています。いずれの牛も5日から1週間前にワクチンを接種されていますが、十分な抗体が出来ていないために症状が出たとみられます。これで、口てい疫に感染、または感染の疑いがある家畜が見つかった農場などは247か所で、処分対象の家畜は16万4000頭あまりに、なりました。宮崎県は「ワクチン接種による抗体が出来るまで2週間程度かかる。依然として、感染の勢いは衰えていない」と話しています。一方、宮崎牛の主力の種牛5頭は国が特例として離れた場所での経過観察を認めていますが、30日に採った検体の検査結果も陰性で、今のところ、感染は確認されていません。