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右肩痛から復帰の大竹 戻ってきた頼もしい右腕

7回、満塁のピンチを脱し、東出(右)とタッチしベンチに引き揚げる広島・大竹
7回、満塁のピンチを脱し、東出(右)とタッチしベンチに引き揚げる広島・大竹
Photo By 共同

 【広島5−4日本ハム】一回。先頭への四球をきっかけに3長短打を浴び、早々と3点を失った。広島の大竹にとって開幕から約2カ月遅れでの復帰初登板は厳しい立ち上がりだった。前田健以外頼れる先発がいないチーム状況で、自らへ集まる期待。重圧との戦いだった。

 立ち上がりを重視していた。「期待と不安は半分半分。強い気持ちで試合に入りたい」と話していた。だが、直球は140キロ半ばでいきなり失点を重ねる。本調子にはまだ遠い。四、六回以外は毎回走者を出し、9安打された。

 それでも二回以降は無失点と粘った。七回2死満塁のピンチ。二岡を右飛に仕留めて切り抜けた。7回3失点。勝ち星こそ付かなかったが、エースを期待される右腕らしく、先発の役割は十分に果たした。

 キャンプ期間中から開幕投手の候補に挙げられながら、投げ込みで右肩を痛めて離脱した。柱となるべき右腕を失った投手陣は安定感を欠き、下位に沈む最大の要因になっていた。ようやく9年目のシーズン開幕を迎えた大竹の復帰は、チームにとってこの上ない明るい材料となった。ず、3連敗となった。 試合結果

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