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印刷する[2010.06.01]

日工組 第50回通常総会および50周年記念式典を開催

 設立から50年を迎える日本遊技機工業組合(日工組)はグランドプリンスホテル高輪(東京都港区高輪)において5月31日、第50回通常総会と、創立50周年記念式典を開催した。

・新理事長に市原高明氏を選任 通常総会では、2009年度事業報告及び決算関係書類承認の件や、理事及び監事選挙の件など8議案が審議され、新理事長に市原高明氏が選任された。  

 業界紙用に公表された2009年度事業報告書の資料によると、同期の型式試験申請数はパチンコ機708件(うち2010年3月末現在適合機種505件)、パチスロ機183件(同59件で、パチンコ機は前期比プラス141件の大幅増となったものの、パチスロ機は昨年並みの推移となった。また、パチスロ機については適合率が依然悪いままで、射倖性の考え方や申請の在り方について検討・改善していくことが課題となっている。

 同期の証紙発行枚数は、パチンコ機約309万枚(うち遊技盤約151万枚)で前期比マイナス35万枚、パチスロ機約20万枚で同マイナス3万枚。依然として入替需要の減少傾向が見られ、販売機種の偏向や遊べる機種の販売不振も続いているとした。  

 2010年度の事業計画では、「“身近で手軽な大衆娯楽”としての役割を十分認識し、幅広い層に受け入れられる魅力ある遊技機を市場へ提供し、ファンのニーズに応えなければならない」としたうえで、(1)ファンのニーズに応え多様な遊技機の開発を促進する、(1)「不正に強い遊技機づくりのための基準」を踏まえ、セキュリティーの底上げを図る、(1)広域認定制度を利用した使用済み遊技機の円滑な回収・リサイクルを推進するなど、計9つが最重点課題として掲げられた。

・懇親会に赤松農林水産大臣らが出席 

 和太鼓の演舞から始まった記念式典では、司会にアナウンサーの山中秀樹さんを招き、講談師の神田紅さんによる口演や、映画監督の井筒和幸さんと漫画家のさかもと未明さんのゲスト二人に石橋副理事長を交えたトークセッションなどが行われた。「余暇がなくなると社会が窒息しそうになる。だからこそ、この産業の意味を考えさせられる」(井筒)、「老若男女みんなが楽しめるエンターテインメント空間になって欲しい」(さかもと)。  

 会後半では、関東経済産業局の勝本光久製造産業課長、中川まさはる参議院議員、全日本遊技事業協同組合連合会の原田寛理事長、日本遊技関連事業協会の深谷友尋会長、遊技産業健全化推進機構の伏見勝専務理事の5名が、祝辞を述べた。また、記念式典後に催された懇親会には赤松広隆農林水産大臣や大村秀章衆議院議員、警察庁の廣田耕一保安課長らも来場し、それぞれ挨拶を行った。

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