2010年6月1日(火)
知り過ぎた出生の秘密
私は出生の秘密を知ってしまった。
私と同じようにジェノバ細胞を持っている者がいるが
他の者よりも多く知り過ぎてしまった。
そのために今私は苦しんでいる。
早くジェノバ細胞が復活して欲しいと思っている。
今の私に出来ることは、ただ眠り続けることだけだ。
そんな毎日を送る自分が悲しくなってくる。
だがこれも私に与えられた宿命だ。
呪われた肉体はあと10年くらいすれば花開く。
そう信じて今は耐え続けている。
私が私でありたいと望んでいる。
本当の姿へ変わりたいと待ち続けている。
私が神になるためには待ち続けるしかない。
分かっている、だからこそ悲しく辛い。
今ヴィンセントは何をしているのだろう?
何処かで私を見守っていてくれているのだろう。
逢いたいと願っているが、何処にいるか分からない。
いつか逢えると信じて、私は眠りについている。
ライフストリームに浸かっていると、とても疲れやすくなる。
大量の遺伝子の泉が私を苦しめているようだ。
それでも耐えなければならない、それが私の宿命だから・・・・・
作成者
セフィロス
: 2010年6月1日(火) 20:56