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訓練移転のみとは理解せず 徳之島で平野、岡田両氏 '10/6/1

 平野博文官房長官は1日午前の参院外交防衛委員会で、日米共同声明で米軍普天間飛行場などの訓練移転候補地に挙げられた鹿児島県・徳之島について「訓練移転のみというふうには理解していない」と述べ、施設整備が進めば基地機能の移転もあり得るとの認識を示した。

 岡田克也外相も、移転対象は日米共同訓練、米軍の単独訓練だけでなく「米軍の活動」が含まれると説明した。徳之島側が反発を強めるのは必至だ。自民党の佐藤正久氏への答弁。

 共同声明は日米両政府が「2国間及び単独の訓練を含め、米軍の活動の沖縄県外への移転を拡充することを決意した」とした上で「徳之島の活用が検討される」と記述。しかしこの部分は「訓練移転」の項目に含まれており、論議を呼びそうだ。




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