Soul-Family-project・別館

　非公開のブログに自分でアクセスできない、パスとＩＤが思い出せない・・・。

　８年もの間絆づくりをしているWolfが先ほど「Wolfにもレスパイトを・・・」と言っていた。わたしと付き合うと疲れるようだ。当事者のわたしは苦痛を感じない、共感性の乏しいところがあり、彼が疲れているのが、今一歩胸に入ってこない。何故、どこがどういう風に疲れてしまうか分からない。

　でも彼らがそれほど疲れるのだからきっとわたしは「何かやっている」のだと思う、でもその「何か」がわたしにはまだ見えない。そこまで他人を疲れさせているなんて、本当はそれではいけないんだけど自覚できない為、思考停止してしまう。

　この無愛着なのを、Wolfは時々「保母のような態度だ」と言う。

　わたしは保母に数年前電話をした時に誉められた事を思い出した。その保母は「おまえたちはみんな偉いわね、何か悩みがある時は自分１人でしっかり考え、良い事があった時だけ連絡くれるものね♪」

　その時、わたしは「誉められちゃった」と思い、夫に話した。

　夫は「それは誉めたんじゃなくて『困っても連絡してくるな』っていう二重構造の意味だぞ」と言い、わたしも「そんなので喜ばないでよ」と責められた。

　その日保母に連絡したのは困ったからじゃなく、自分の過去を探していたからに過ぎないが、夫の説明で、自分が保母に電話を掛けた事自体迷惑である為、暗に「連絡するな」と言われてた事を知った。

　「そういう感覚」は自然に身についてしまうかもしれない。養護施設の無愛着な関係を問題視して、愛着を作らせない施設のシステムを批判しているのに、それでも気付かないうちに保母のコピーのような態度を取っているのかもしれない。

　こういう風に書きながら、自分自身、いっこうに問題に気付いていない。ちゃんとした発信として問題提起すべきと思いながらも、自分の問題とは思えなかったり、妙に他人事だったり、一般化してしまったり・・・。

　そこでWolfとの８年もそろそろ整理・文章化を目指すころあいかも知れないと思った。８年は長い、その長い間に、互いにどんな変化があり、絆作りがムダではなかったのなら、成人した施設育ちも、心の癖を修正していけるかもしれないと・・・。

　過去に彼が書いてくれた体験記、わたしが一方的にさんざん消してしまったので今度はわたし（レイ）が管理人じゃない場所を探すとWolfが言っていた。それにしてもわたしは良い事をしたと信じている加害者のようなものかもしれない。