長野峻也ブログ

武術研究家、長野峻也の色んなエッセイ?を掲載します。リンクフリーです。HPもご覧ください【http://www7a.biglobe.ne.jp/~yushinryu/】リニューアルしました!

小島さん、いい加減にしなさい!

 病気療養していた友人から電話があって、「長野さんは小島一志さんと何かあったの?」と聞かれました。

「長野さんが逃げたとか書いてあるけど、意味がわからないからさ〜」と言うのです。

 うちの会員さんからも聞いていたんですが、「逃げた」と言われては流派の長として黙って見過ごす訳にはいきません。

 確かに、小島さんから彼が主宰しているという稽古会への招待メールがあったのは事実です。

 しかし、その日は私は仕事がありますし、返事のメールも受け取り拒否されているので断ることもできません(携帯の電話番号は書いてありましたが、率直に言って以後、嫌がらせ電話が来たら困るので電話はしないことにしています)。

 まして、他人に招待状を贈るというのは親愛の礼あってのことであるのに対して、彼は自分のブログ中では私に対する憎悪を燃やした書き方をしています。

 邪悪な意図しかないのは誰の目にも明らかです。

 そのような悪意を秘めた招待に応じる人間は、ただの愚か者でしょう。

 従いまして、私は無視させていただきました。“逃げた”のではなく、“避けた”のです。理由は? “気持ち悪いから”です。

 無論、彼が鬼の首取ったように私を臆病者呼ばわりするだろうことは歴然としていましたが、そのような見え透いた手口を洞察できない馬鹿者に何と言われても私は構わないと思っております。

 ですが、敵前逃亡したという噂が広まるのは困るので、少しだけ反論しておきたいと思います。

 気に入らない相手を脅迫めいた文言で貶めようとするやり方をすれば、それは巡り巡って我が身に還ってくるのが“この世の理法”です。

 私は、かつての師である甲野善紀氏をはじめ、幾人もの有名武術家を徹底批判してきました。

 それが間違いであったとは思っていませんが、彼らへの批判は、いずれ自分自身に還ってくるであろうことは覚悟していました。

 事実、想像以上に多くの人間の憎悪を向けられてきました。

 ですが、それは覚悟の上でやったことです。まったく後悔はしていません。いずれ、私が批判してきた事柄が正しいことだったと知る人が増えていくに違いない。そうなったら、私が批判してきた人達自身も我が身の問題を認めて反省することになるだろうから、それまではじっと我慢するしかない・・・と、そう思って書いてきました。

 実際に、誤解して私から離れていった人達も随分いました。が、信じて残ってくれた人達もいました。

 最近になって、誤解した人達の中からも戻ってくる人がポツリポツリと出てきました。

 我が身を大切にして大局的に言うべきことを言わずにいれば、楽は楽でしょう。

 しかし、自己保身を優先する者に世の中を変革するような働きはできません。そういう仕事をやるには捨て身にならねばならない。捨て身になるということは悪党と呼ばれることも厭わない強烈な覚悟が必要です。

 私が小島さんを批判してきたのは、彼にはその覚悟があるのではないか?と思ったからでした。批判する程の価値もないと思う相手を私は批判しませんから。

 私は彼の発言の半分は信用していません(かなり自作自演が入っていると思う)が、後の半分はジャーナリズムに則った面があると思ってきました。

 ですが、どうやら、買いかぶりだったみたいです。多重人格なのか?とすら思います。

 小細工を弄して人を貶めるしかできない見下げ果てた人間だな・・・と、ここ一カ月ほどは彼の病的な対応にガッカリしていました。

 それで、「こんな人間に拘わるヒマはない。こっちは仕事が順調に進んでいて忙しいんだから、無視しよう」と会員とも話していたのです。

 小島さんが私を気に入らないのなら、自分の稽古会に呼ぶのではなく、自分から出向くのが筋でしょう。実際に何人も直接、勝負も辞さずの覚悟で乗り込んでこられた人はいますし、そのうちの何人かとは友達付き合いをするようになったり、入会された方もおられます。

 直接行くということは、凄く度胸のいることです。私も何度か経験があるから、その緊張感は解ります。中には精神疾患を疑わせる人もいましたが、勝負も辞さずの覚悟を持って相手を訪ねるというのは、男気のある人ですよ。何人かの人は今でも尊敬しています。

 さて、私は元来、臆病ですけれど、だからといって侮辱されたら黙っていられません。

 小島さん。あなたも自分が武道家だという認識があるのなら、小細工を弄するのでなく、自分独りで訪ねてきなさい。勝負したいのなら受けますよ。勝負する気もないのなら、いい加減に見苦しい真似はしないで、黙って仕事に専念しなさい!



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