ツイッター「なりすまし」民主議員16被害 投稿者あわてて謝罪

2010.06.01

 民主党の参院議員16人が3月から4月にかけてツイッター上で「なりすまし」の被害にあっていたことが発覚した。議員の大半が今夏の参院選に出馬する予定のため、「選挙妨害ではないか」との声が高まり、あわてた投稿者は先月31日、謝罪の書き込みを行った。

 なりすましの被害にあったのは、ネット選挙運動解禁を検討している与野党実務者協議会の桜井充座長ら16人。このうち12人が参院選の立候補予定者で、ニセのツイッターには議員本人の顔写真やプロフィルが記載されていた。

 なりすまし犯は3月31日に「私ども若手議員で、『twitterを活用する』議連を発足しました」とニセ議連の発足を宣言。「地域なくして日本の成長なし」などと書き込んだ。

 4月1日には15人のなりすまし犯が「友愛!友愛!」と鳩山由紀夫首相の公式ツイッターに呼びかける投稿を行った。

 そして翌2日、「エープリルフール『twitter議連』はいかがでしたか」と種明かししたが、本物と思いこんでフォローしたユーザーもおり、桜井氏の事務所には問い合わせが殺到した。

 あわてた投稿者らは、「私たちに選挙を妨害しようという意図はまったくありません」「インターネットで選挙活動等をする際にこのようななりすましが起こり得るのではないかという問題提起をしたかった」とツイッター上で謝罪した。

 

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