辻副幹事長 審査会に説明要請
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辻副幹事長 審査会に説明要請

5月31日 0時9分

民主党の小沢幹事長の政治資金事件を審査している検察審査会の事務局に対し、民主党副幹事長の辻惠衆議院議員が審査の手続きについて説明に来るよう求め、審査会側が誤解を招くとして断っていたことがわかりました。辻議員は「小沢氏の事件など個別の案件ではなく、制度の運用実態を聞こうとしただけなので、圧力とは思わない」と話しています。

検察審査会の関係者や辻議員の説明によりますと、今月26日、東京の検察審査会の窓口になっている東京第1審査会の事務局に対し、議員本人が電話で、審査会が扱う事件をどのように決めているかや、審査会に法律的なアドバイスをする弁護士の役割などについて、議員会館の事務所に説明に来るよう要請したということです。これに対して、審査会側は「第1審査会などは小沢氏の事件を審査しており、今の時期に民主党の幹部に会うことは、審査の公正さや独立性について誤解を招く」と判断し、翌日、要請を断ったということです。辻議員はNHKの取材に対して、「司法のあり方を検証・提言する議員連盟で検察審査会について取り上げたいと考え、情報収集として問い合わせた。小沢氏の事件など個別の案件を聞くわけではなく、事務方に制度の運用実態を聞こうとしただけなので、圧力とは思わない」と話しています。