東京に“殴り込み”をかけるｂａｓｅよしもとのメンバー

◆　東京と大阪で全４２公演で「１万人動員」　◆

　吉本興業の若手の劇場「ｂａｓｅよしもと」に所属する芸人が、７月２４日から東京と大阪で全４２公演のライブを開催することになり５月３１日、大阪市中央区の同劇場で会見した。ほぼ満席にしないと達成できない「１万人動員」というマニフェストを宣言。クリアできなかった場合には、ジャルジャルら人気芸人が「スポニチプラザ大阪でのライブ開催」を約束した。

◆　高いハードル…ほぼ満員にしないと　◆

　マニフェストを達成できなければ、スポニチプラザでノーギャラ・ライブを開催してほしい。そんな無謀な？お願いにもジャルジャルは「やりますよ」と快くＯＫ。かまいたちも「それって罰ゲームじゃないですよね。公約に関係なく、やらせてもらえませんか？」と大乗り気でアピールした。

　来月から始まる、ｂａｓｅ芸人が東京に殴り込みをかけるライブイベント「Ｗ（ｅｓｔ）Ｅ（ａｓｔ）　ａｒｅ　ｂａｓｅよしもと２０１０」は東京で２０公演、大阪で２２公演を開催。総勢２３組のｂａｓｅ芸人が出演し「１万人動員」達成を目指す。

　ただし、ハードルは想像以上に高い。キャパ約９００の大阪・なんばグランド花月（ＮＧＫ）や４５０席を超える東京・ルミネｔｈｅよしもとなども会場に含まれる中、すべての公演をほぼ満員にして、やっと達成できる数字。モンスターエンジンの大林（２６）は「ツイッターをフォローしてくれている研ナオコさんという人脈を使いたいです。しゃべったことはないんですけどね」と危機感を募らせていた。

　そんな“過酷な戦い”に挑む若手芸人に、大先輩の西川きよし（６３）もＶＴＲ出演し、エール。漫才コンビ「横山やすし・西川きよし」として武道館ライブで１万人を動員した経験をもとに「僕らもできたんだから、やればできる。小さなことからコツコツと頑張れ」とハッパをかけた。

　結果はライブ最終日の８月３１日までに発表。公約達成か、それともスポニチプラザでのライブ開催か…注目が集まる。

森羅万笑

[ 2010年6月1日付 ]