ＷＢＡ世界フライ級王者・亀田大毅（２１＝東日本協会）と元王者・坂田健史（３０＝協栄）の対戦合意が５月３１日、正式発表された。ＪＢＣで行われた会見には興行権を持つ坂田陣営の金平桂一郎・協栄ジム会長（４４）と安河内事務局長が出席。金平会長は「紆余（うよ）曲折あったが、双方の条件が整ったので本日、締結しました」と安どの表情を浮かべた。

　両陣営は亀田兄弟の協栄ジム所属時代の約１億円に上るファイトマネー未払いをめぐり係争中だが、こちらも和解の方向で話し合いが進められており、一石二鳥の急展開を見せた。金平会長は「会場は関東圏で８月以降の開催を目指したい」と話した。

[ 2010年6月1日付 ]