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鹿児島県内離島唯一の常設映画館が閉館/奄美市
(2010 06/01 06:30)
10年の歴史に幕を閉じた「シネマパニック」。奄美大島から常設映画館が姿を消した=31日、奄美市名瀬末広町
 奄美市名瀬の中心街にある、県内離島唯一の常設映画館「シネマパニック」(川上富久社長)が30日、閉館した。最終日夜の上映はほぼ満員となり、来場者の拍手がわき起こる中、10年の歴史にひっそりと幕を下ろした。川上さんらは今後、週末を中心に、各地のホールなどを活用して移動上映を続ける。
 同館は、奄美市名瀬末広町の建物の一部を借りて2000年から営業していたが、建物の解体に伴い閉館することになった。最終日はヒット中の「アリス・イン・ワンダーランド」と、米軍占領下の沖縄を描いた劇映画「沖縄」を、延べ約170人が楽しんだ。
 奄美市名瀬には、かつて5館ほどの映画館があったが、1989年までにすべて閉館した。「島に娯楽を」と川上さんが映画館跡を改装して開業し、1日数本を交互に上映してきた。川上さんは「やめたくて、やめるわけじゃない。閉館せざるを得なくなったことは非常に残念」と言葉少なに語った。
 同館の閉館で、鹿児島市以外の県内の常設映画館は、鹿屋市のリナシティかのやにある「リナシアター」のみになった。
 
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