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【虐待はどんな傷を残すのか】(3)“犬小屋”に2児を監禁1年半 「究極のネグレクト」回復の鍵は「愛着」 (2/3ページ)

2010.5.24 18:30
このニュースのトピックス児童虐待を考える

目覚ましい発達

 施設へ保護された2人は、栄養条件が改善され身長や体重がみるみる増えていった。遅れていた知的・言語的な能力を発達させるための訓練を受け、2年遅れで小学校へ入学した。

 内田さんは「目覚ましい発達の鍵となったのは、保育士の女性との『愛着』の成立だった」と指摘する。

 愛着とは、乳幼児期に母親など1人の養育者と結ばれる強い絆(きずな)のことで、通常、生後12カ月前後で成立する。「人見知り」も同じころピークを迎えるが、これも養育者との愛着の裏返しであり、健全な発達ぶりを示すものだ。

 姉と弟のうち、姉は保育士にすぐなつき、愛着の成立と同時に言語や社会性などさまざまな面が順調に発達していった。一方の弟は保育士になじめず対人関係の遅れが目立った。保育士を代えると弟は新しい保育士になつき、猛スピードで追いついたという。

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