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貧困ビジネス 生活保護費を徴収「囲い屋」容疑で逮捕(2/2ページ)

2010年6月1日4時19分

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写真:いきよう会が事務所として使っていた雑居ビルの2階。今春から別の店舗が入り、窓のシールははがされた=大阪市阿倍野区いきよう会が事務所として使っていた雑居ビルの2階。今春から別の店舗が入り、窓のシールははがされた=大阪市阿倍野区

写真:送検される畑勲容疑者=31日午後0時2分、大阪市中央区、竹花徹朗撮影送検される畑勲容疑者=31日午後0時2分、大阪市中央区、竹花徹朗撮影

 市関係者や野宿者の支援団体などによると、由井容疑者はホームレスらに当面の生活費として現金を渡す代わりに数倍の金額の「借用書」を書かせ、返済を名目に保護費をピンハネしたり、住まいをあっせんした「手数料」として保護費の大半を徴収したりしていたという。

 「いきよう会」は06年8月、内閣府からNPO法人の認証を受けた。登記簿や定款によると、設立目的は「野宿生活者への宿所提供」。同容疑者は、区役所の窓口に生活保護の申請者を同伴し、対応した職員に声を荒らげたり、同和団体役員を自称する名刺を渡したりしていたという。同会は今年3月末で解散し、内閣府にも解散届を出して受理されている。

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