オシム氏「残念なのは高原がいなかったこと」

　日本代表の前監督を務めたイビチャ・オシム氏（６９）が３０日、オーストリア・グラーツで行われたイングランド戦を視察後、同市内のホテルで会見。逆転負けにも内容を「褒めてあげたい」と評価した上で、２列目ＭＦ遠藤保仁（３０）＝Ｇ大阪＝のパートナーについて言及。さらなる進化を図るため、ＭＦ中村俊輔（３１）＝横浜Ｍ、中村憲剛（２９）＝川崎＝の起用を進言した。

　―この試合で評価すべき点と課題は？
  「時間帯によっては、どっちがイングランドだというプレーをしていました。まあ、もう少し勇気が欲しかった。最後までこれを耐え抜くんだという意地も欲しかった」

　―収穫は？
  「試合に出た選手は、テレビでしか見たことがないジェラード、ランパードといったビッグネームが空を飛べる怪人とかそういうものではなく、ただの人間であることが分かったはず。しかも部分的に競り勝った」

　―オシムさんが日本代表監督として目指した最終的な形と似ていた？
  「今日に限っては進歩はあったと思う。ただ、右サイドの運動量、スピードが少し足りない気がした。今野でなく、駒野でもよかったかもしれません。現在のサッカーはサイドの攻防がカギです」

　―キーの選手は？
  「阿部や長谷部のポジションです。ランパードやジェラードに日本国籍を取ってもらうのは無理ですが、阿部や長谷部の方が、地道に人についてスペースを消してという地味な作業をやっていました。残念なのは、高原（直泰）がこの場にいなかったこと。ドイツから帰ってきて、なぜブンデスリーガで活躍できたかを証明するチャレンジを成功してほしかった」

　―この試合で評価すべき点と課題は？
  「時間帯によっては、どっちがイングランドだというプレーをしていました。まあ、もう少し勇気が欲しかった。最後までこれを耐え抜くんだという意地も欲しかった」

　―収穫は？
  「試合に出た選手は、テレビでしか見たことがないジェラード、ランパードといったビッグネームが空を飛べる怪人とかそういうものではなく、ただの人間であることが分かったはず。しかも部分的に競り勝った」

　―オシムさんが日本代表監督として目指した最終的な形と似ていた？
  「今日に限っては進歩はあったと思う。ただ、右サイドの運動量、スピードが少し足りない気がした。今野でなく、駒野でもよかったかもしれません。現在のサッカーはサイドの攻防がカギです」

　―キーの選手は？
  「阿部や長谷部のポジションです。ランパードやジェラードに日本国籍を取ってもらうのは無理ですが、阿部や長谷部の方が、地道に人についてスペースを消してという地味な作業をやっていました。残念なのは、高原（直泰）がこの場にいなかったこと。ドイツから帰ってきて、なぜブンデスリーガで活躍できたかを証明するチャレンジを成功してほしかった」

　【関連記事】
岡田監督が賭けに出た！４−１−４−１新システム！長谷部主将！
川島好守連発！ランパードのＰＫ止めた！！
レアル入りモウリーニョ、１３０億円でドログバ獲得へ
デンマーク正ＧＫ、ひじ脱臼でＷ杯絶望か
イビチャ・オシム 、 イングランド 、 遠藤保仁 を調べる