2007年08月25日

★弱音★

ホスト=楽しい 
ホスト=ストレス発散 

ホスト=夢の空間 

ホスト………………………………… 

ホスト…… 

ただ純粋に 


大好きになった奴がホストだったから? 


だから苦しいの? 

大好きな奴に会いに行くのにはこんな大金が必要だったっけ?………… 
当たり前の事すら分からなくなる。 

いつだって現実から目をそらす。 

私はアイツが大好きなんだよね? 

大好きだからこんなに苦しくても会いに行くんだよね? 


日に日に溜まっていくこのストレスは何だろう。 


日に日に現実を見なくなったのは何故だろう。 



『信じたくない事実だけ』から 


逃げる。 


全てを信じるしかなかった。 


変わってしまった自分を受け入れるしかなかった。 

どこにも弱音を吐く場所なんてなかった。 



楽しい事だけを印象付けた。 



現実を受け入れると 



全てが消えてしまう。 


走り続ける事で私は………………………… 



気付かない内に 

私は抱えてる不安の原因に気付かないフリをする様になった。 


まだ大丈夫だよ。〇〇〇。 


まだ〇〇〇の嘘についていけるよ。 




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★過去★ 

2007年08月11日

★さよなら私★

もう 


何も感じないよ。 


私はどこまでだって落ちていくよ 


私は 


公衆便所 


ならいくとこまでいけばいい。 


私は、店を変えた。 


ずっと行くまいと思っていた『高級店』 


同じ公衆便所なら 


もっと稼いでやる 


貸し切り太客のパトロン様達のおかげで体を使う事など、殆んどなくても 


私の息する場所は 


公衆便所。 


もう何を言われても泣かない。 


私は高級公衆便所になってやる 


裏引きだってもう手を抜かない。 



アイツの大好きな 


お金を今以上に稼いで 


無くしたモノの代償に…………………………………… 

お金を稼いでやる。 



ねぇ、〇〇〇 



〇〇〇が一番欲しいモノ 


私が手に入れるよ 



初めて出会ってから私らいっぱい笑ったし 


泣いたよね 



〇〇〇はホストで 


私と出会って私を選んで放さなかった。 


私ももう離れていかないよ 


引き返せないとこまできたよ。 


平気。 


ゴムなしだとね 


手取り上がるんだよ。 


客層も違って 


裏引きだって今まで以上になるんだよ 



…………雄琴の社長が言ってた意味分かったよ 



小さな世界の中でもランクがあって。 



何かを捨てれば 



それは 



『お金』になるこの世界。 


私、捨てるよ。 


私は 




『私』を完全に捨てるよ 


重たすぎる気持ちで卸すボトルやシャンパンより 



軽く笑って卸すボトルやシャンパンのが 



〇〇〇にとっても 
私にとっても 



楽でしょう。 



何にすがりついてる? 


何の為? 



アイツの笑顔? 



私の気持ち? 



もう 


どうでもいいんだよ

2007年07月24日

★枯れた筈の涙★

いつしか住まいも福原のど真ん中。 


寝ても覚めても福原。 


『覚めたら』飲みに行き、『ストレス発散』の筈の大阪……… 
???…………………………………… 




ストレス発散………とんでもない勘違い。。。 


ストレスをためるだけの居場所だとも気付かず、私は 
福原と大阪を往復した。 

※こんな毎日の中で気付かなかった『本当の居場所』をくれていた男や友達を今更、悔やんでも戻ってこない…… 




アイツと初めて出会った時、私はボロボロだった。 

そんな私を救ってくれたんだよね??? 



何で?? 


私自分が何をしていて 


何がしたいのかさえ分からなくなってるよ?? 



『幸せにしたるから黙ってついてこい!』 


強く言ったよね? 

言い続けたよね? 


私の『心の気付かないSOS』の叫びは 

日に日に私をロボット人間にした。


どんな金槌でたたいてもへこまない釘…… 



苦しささえ意地とプライドを保つ肥やしだった。 


どこにも安らぐ場所なんてなかった。 


あるのは、お金とロボットになった体だけだった 



そんなロボット人間になっていた私。 



心なんかあったっけ……………………………………………… 


何の為に娼婦になったんだっけ………………………………………… 


忘れちゃったかな… 



好きって何? 



重たすぎる気持ちって何? 


私とアイツの関係? 


お金って何? 


お金さえあればアイツは笑う 


簡単だったよ? 


体を売って 


心売ればお金は稼げた。 


変わっていったのも私。 


誰のせいでもない 


私が選んだ答え 


この日、私はアイツに絡んだ。 


八つ当たりしまくった。 


何故だろう、 


何度か見たよ 


2ちゃんねるでさ、 


ある事ない事書かれてたのは 



でもね 





『肉便器』 



『公衆便所』 




私 


これ見た時 


私に戻ってしまったんだよ… 


きつかった 


ある事ない事、何言われても平気だったし 

ふ〜んって流せてた 



この日ね、私の太客だったパトロン様が、2ちゃんねるの私のスレの書き込みをプリントアウトした紙を持ってきたんだよ 



私に飽きた?不満をもった太客が 




私はアイツに向かって叫びまくった 



ずっと気付かないフリして隠してた『本当の私』が居た。 




『私、肉便器なんやって!あんたも汚いって思うやろ?!私汚いやろ?正直に汚いって言いなよ!私何でこんなんになったん?返してや!返してや!』 


多分こんなんだったと思う 



何を返してと叫んでたのかな… 


何を返して欲しかったのかな…



どれくらいぶりの涙だっただろう 


そして、忘れないアイツの涙。 


暴れ叫び狂う私を押さえながら 


何も言わずただ泣いて私の手を握ってたアイツ。 




初めて手繋いだ時、めっちゃ暖かかった。 


その暖かさは偽物だったよね? 


何で泣きながら握った手の暖かさと裏腹に震えてた手は本物だったの? 


皮肉だよね 


私が中途半端な金持ちの親を持つ子じゃなかったら 

ずっと気付かないでアイツと暖かい手繋いでたのかな 



全てが悔しかった 



悲しかった 



初めて両親にごめんなさいって思った 



田舎で一生懸命働いて仕送りしてくれてた両親に 



アイツは、いつでも自己中で宇宙人で 


いつだってスパルタで 


言う事やる事ガキで 



頭がいいのか悪いのか 


器用なのか不器用なのか 


でも繋いだ手だけはいつも暖かかったし 

アイツの笑う顔が大好きだった 


大好きだったよ 


この日から私はアイツを好きなんじゃなくて 




『ホスト』をしているアイツを好きになったんだっけ………… 



全てが皮肉だった 



繋いだ手の暖かさの違いも 


枯れた筈の涙も 



ロボットになってた私に流れた涙も 




『好き』 


『誰かを大切に想う気持ち』 


『誰かの為に頑張る気持ち』 


そんな暖かいモノ全てが 


皮肉だった。 





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★過去★ 

★意地とプライド★

ナンバーワンの肩書。 

やらず営業の肩書。 

それは私を楽させ 


そして苦しめた。 



『極太客』しか相手にしない 


……… 

そんな肩書がついた私にはそのスタイルを崩せなくなってた。 


どんな仕事でも同じだと思う。 


新規の客を掴むより、掴んだ客を離さないしんどさ。 

ましてや目新しいモノが売れる風俗の世界で 

プライドや肩書だけが定着してしまった私に『肩書』はどんどん私を苦しめ始めた。 


パトロン様が貸し切りをしてくれない日は店を休んだ。 


店からの給料+裏引き 


その合計金額を保つ事……………… 



飲みに行けば金払いのいい客……… 



私は繋がれた鎖の重さにまだ気付いてなかった… 



天狗になり、立場が逆転した関係になった私とアイツの関係。 



それはもう、あの頃と違う関係になってたのかな… 


私は意地とプライドでアイツを鎖で繋ぎ続けたのかな………。 



アイツへの重たすぎる気持ちのバランスをとる為に作った『居場所』さえも 

私には苦痛になってきていた。 


金払いのいい客… 


変なプライド… 


全てが無駄になっていた。 

無駄になってしまった私のスタイルは 


そう簡単に崩せなくなっていた 

不思議なもんだね? 


アイツとの関係も 

無駄な居場所も 

切ってしまえば終わりなのに…… 


それが怖かった。 



今思えばくだらないプライドなんだけど、あの頃の私には 

そのくだらないプライドを 


『築き上げた名誉』なんだと吐き違えていたんだね。 



これだけ使った! 

私は凄いんだよ! 


こんな馬鹿げた勘違いな意地とプライドを保つ毎日だったんだ。


純粋にアイツを好きな気持ちより 


自分自身の意地とプライドにしがみついてたんだね… 




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★過去★ 

★勘違い娼婦★

福原 

この街は私を変えた。 

街が私を変えた? 

私が福原に染まり変わった? 
多分、私が変わったんだね
アイツと出会った頃の私はよく泣き、よく笑ういわゆる、感情剥き出しの子だった。 

アイツが笑えば嬉しかったし 
アイツが怒れば潮らしく謝ったし 

アイツが体調悪いと真剣に心配したし。 

いつも何かしら考えてた。 
でもね 

飲みに行けばエ―ス。 

出勤すればナンバーワン。 
こんな状況が当たり前になればなる程、私は笑わなくなったし 
泣かなくなった。

この頃の日記は殆んど 

『〇月〇日、いくら¥』 

しか書き残されてない。 

私を指名してくれるお客様は 


私を楽させてくれた。 


『〇〇さんだけだよ…私を大切にしてくれるの』 


こんな会話。 


やらず営業。 

私のパトロン様達は

『高額』を使って私に『同情』した。 

お金持ちのお客様達は、高額を使い 

私に有り余ったお金の使い方を自慢したのだ。 

それは私にとっては好都合な『同情』と『自慢』だった。 

ごくごく、たまにつく新規の客に私の接客は毎回、同じだった。 

『よく予約とれたね』 

『あっ、私やりませんから』 


ありえないでしょ(笑) 

『太客様』をつかみまくった私には、こんなありえない言葉が余裕で言えた。


一ヶ月に一度くる客や、興味本意で来る客、週一ペースで来る客、ぞくに言う常連客は私には必要なかった。 


『だるい』だけだった。 

私に必要な客は 

『極太のパトロン様』だけだった。 


私は『ソ―プランド』で 


やらず営業の『愛人娼婦』になっていた。


どんどんプライドは高くなっていた。 


アイツへの態度も勿論変わっていた。 


アイツは私のご機嫌をとる様になっていた。 



『お前の為に、客全部切った』 


いつかそう言ったアイツ。 

アイツが吐いた言葉は 


アイツ自身にそのままかえった。 


私が高額をもらい 


娼婦を続ける様に。 




アイツは私を手放せなくなっていた。


私が『お金』という『鎖に繋がれたペット』だった様に 
アイツも… 





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★過去★ 

2007年07月13日

★バランス★

アイツに従順だった私は 

いつしか、

何か糸が切れたかの様に 

ちゃらんぽらんになっていった。



給料+裏でもらうお金が増え、 


私はアイツへの気持ちの大きさと 

辛い現実から逃避する為に 

『バランス』をとる様になった。


バランス……… 


私にとってバランスは 


違うホストクラブで発散する事でした。 




アイツが大好き。 


そんな重たすぎる気持ちと裏腹に 


そのバランスはとても心地が良かった。 



私は毎日飲んだ。 


色んなホストと色恋した。 


『お金』があればいつでも私の『居場所』は存在した。 



アイツにバレた時は勿論、殴られたし携帯も折られた。


怒られたら謝り、お金を使う。 


そんな繰り返しだった。 


一体、いくつの『居場所』を作っただろう… 




そんな中、私を本当に心配してくれたホストが二人いた。 



初回以降、私を店には呼ばず普通に遊んでくれたし 

こんな私を好きだと言ってくれた。 



(今でもその二人とは友達関係で連絡してます) 



私はいつのまにか 


どうしようもないくらい 

ちゃらんぽらんになっていた。 



何様だと思ってたのかな 



働いたお金は全部 


アイツと居場所に消えた。 



アイツが私の事を名前ではなく、 


源氏名で呼ぶ様になっていた。 



居場所以外にも私は遊び場を作った。 



その遊び場は後に私を蝕んだ場でした。 




私の化粧はどんどんケバくなり 


私はここよと言わんばかりに着飾った 



 
似合いもしない洋服をこれでもかと買いあさった。 


店に出勤すればちやほやされ 

飲みに行けばちやほやされ 


私は小さな世界で、 



一人でお山の大将になっていた 






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★過去★ 

★もぐちゃん★

アイツの為に頑張りたいと思う気持ちに比例して私は気付いたら店でNO2になっていた。 

そしてある日から私はこの先ずっとNO1が当たり前になる。 

『もぐちゃん』というお客様に出会ったんだ。 

私は、マットプレイも超がつく程、下手だったから、ただ一生懸命教えられた事を頑張ってた。 


寝不足で接客中に寝てしまい、クレームを出される事もたまにあった。 


この日も、目をつぶると三秒で寝れるくらいの睡魔と戦いながら仕事をしていた。 


もぐちゃんは見るからに 
秋葉系のお客様だった。 

もぐちゃんは私をすぐに気に入ったようだった。 



もぐちゃんはおとなしくて、極上に優しいお客様でした。 


私は何を思ったのか、自分の置かれている状況を、もぐちゃんに話はじめたのだ!? 


もぐちゃんは、ソープに遊びにきたお客様… 


私はアイツの話を延々とした…… 

ありえない私の行動は 


ありえない結果を得た。 


もぐちゃんは黙って話を聞いてくれた。 


『次の予約入ってる?』


『今日は入ってないです』 

『〇〇〇ちゃんが良かっただけどラストまで居ていい?』 


『えっラストまでって後2本分あるんやけど』 


もぐちゃんはニコッと笑い2本分の追加料金を財布から出した。 




『もぐちゃん』てお客様と出会った事で、私のソープ人生は大きく大きく変わっていった。



もぐちゃんは、来る度に 

『貸し切り』って言って、丸一日私を買ったのだ。 

もぐちゃんは私に一切手を出さなかった。 


最初、私はびっくりしたし、何か裏があるんじゃないかって疑って仕方なかった。 



だけど、その疑いは 


私が、雄琴を去るまで疑いのままで 

もぐちゃんは私にとって 

『黒革手帳』に大きく残るお客様になった。 



もぐちゃんは私をずっと寝かせてくれた。 


私は、もぐちゃんはどっかの企業の社長さんだと思ってた。(間違いだったんだけどね) 



ある日もぐちゃんがアイツの店で働きたいと言い出した(・・?) 



(・・?) 



事実、もぐちゃんは〇〇〇で一日だけ働いたんです 


今だに〇〇〇のベテラン従業員達も 

『もぐちゃん』

の事は覚えてる… 


白いスーツに蝶ネクタイをつけピンクのシャツ……… 


あれはもぐちゃんのネタだったのか………今も不思議でたまらない。、。 



もぐちゃんは初めて酔っていた。 


『君が〇〇〇君か(^-^)』なんて言い出したと思えば………………………………………………………………………………………………… 


いきなり 


シャランQの 


シングルベッドを歌い出したのだ(´Д`) 




従業員は笑いが止まらない様子。 



私は一体、もぐちゃんに何が起きているのか全く分からなかった… 



もぐちゃんは酔い潰れ 



何故か〇〇〇で働いている?筈のもぐちゃんは32万の会計を払い帰っていった。 



そしてもぐちゃんは私に二度と会いに来なくなった。 


ネタみたいでしょう? 


本当にあったんだよ。。。 




もぐちゃん元気にしてるかな? 




最後までもぐちゃんは不思議な人でした。 


『もぐちゃん』 



『何でもぐちゃんなん?』 

『モグラに似てるって言われるからだよ(^-^)』 


本当に不思議な人でした。 


もぐちゃんには感謝してる。 


あの時、もぐちゃんに出会わなかったら私は過労死してたかもしれないから… 


もぐちゃんってお客様の出会いがきっかけで 


私は


『貸し切り』


そして 



『やらず営業』のソープ嬢になり、 


ソープをあがるまで、それは、ほぼに等しいくらいの私の営業スタイルになった。 





神戸福原 



まだ私に半分くらいはあったピュァ?な心を全て捨てた街。




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★過去★ 

★自分らしさ★

店にも慣れてきた。 

そりゃぁ、これだけ鬼出勤すれば慣れるってくらい 
私は毎日出勤したよ。 

しっかり焼いた筈の肌は、みるみる白く戻り… 


お金をもらって体を使う事に、抵抗を感じる事も薄れて。 


出勤→飲みに行く→アイツと遊ぶ→少し仮眠→出勤 

もちろん痩せてくる。 


だけど私には休みをとる余裕なんかなかった。 


この頃、私は飛び抜けて売れていた訳でもなかったから 



『飲み代』に加えてアイツの『ギャンブル代』も払うのが当たり前になってた。 

ギャンブル代だけでも10万以上は必要だったんだ。 
アイツは筋金入りのギャンブル好きだったから。 

喧嘩ばかりする日が続いてた。 

喧嘩の原因なんて本当に些細な事。 


喧嘩ってより、私が一方的に怒られる事が殆んど 


殴られるのも慣れてきてた。 

ヘルプのみんなが、アイツを止めないとどんだけ怪我してたんだろ?ってくらい容赦なかったよ 


アイツと出会ってからの1年間、ずっと自然に出てた笑顔はなくなってきたかな… 

お酒の力をかりて笑う。 

お洒落しても何にも誉めてくれなくなった。 


アイツは荒れまくってた。 

売り上げが上がるにつれ、アイツは荒れていった。 

アイツの口癖はどんどん増えていったよ 

ボケ 

しばくぞ 

しんどい 

黙れ 


携帯見せろ 

今日はいくら使える 




『お前の為に客全部切った』



本当に変わっていったね〇〇〇 


でもたまに見せるすっごい笑顔と 

作った?優しさ? が私を支えたし 


どう考えても馬鹿だけど


私にはそれが幸せになってた。 


『俺は他のホストとちゃうねん』 

『俺が幸せにしたるから黙ってついてこい』 


笑っちゃうよね 

こんな台詞を私は信じきってたんだから。。。 


体の疲れなんかより 


殴られる事なんかより 



私はアイツを怒らせて切られるのが何より怖かったんだ… 


私は口答えする加減も覚えたよ 



私は大好きだったから。 


大好きだったから。



私強くなったでしょう? 

〇〇〇を好きになってから 

強くなったでしょう? 


泣くと怒られるから、お酒飲みまくって笑ったよ? 


そんな私に 


『お前はドMやから幸せやろ』って言って安心したよね? 


そうだよ。 

〇〇〇に出会って大好きになって 


私 



自分らしさを捨てたんだよ

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★過去★ 

2007年07月12日

★WITH・YOU★

アイツはホスト。 

私は色彼。 

エース。 

凄いね 


人を好きになっちゃうと。 

何でも出来るよ? 


体力の限界だって 

アイツの笑顔ひとつで消えちゃうんだよ? 



私は、入店初日から 

連続1週間働いた。 


アイツもさすがに私の異変に気付き 


『お前、何隠してるん最近、全然無視やしすぐ帰るし言えやしばくぞボケ』 


『………〇〇〇いっつもボケって言うのやめて』 

『お前が何か隠してるからやろが』 


ずっと隠せる訳もない。。 


『私、ソープで働いてるねんびっくりやろでも結構平気やし』 



私、満面の笑みで言ってた。 


この日、アイツは本当に口数が少なかったな 


ヘルプ君達も不思議そう。 

この頃、店では、売れっ子、あるいは、その日売り上げが多かったが 


※ラストソングって言って、店のラストに歌を一曲歌う感じだった。


売り上げが一番多かった日があった日でも絶対に歌わなかったアイツが 


ラストソングを歌った。 


ラクリマクリスティの 


★ウイズユー★ 



夜の光が街を染めてく僕の中までも 


最終電車 見送る人の群れ眺めてた 

過去の自分と背丈の似てる人に映したり 

無邪気に人を信じられない時  揺れながら 

…………… 


離れた夜空を見ると妙に切なくなり 

体が半分だけになった気さえするよ 


もう君なしじゃ 

生きられない 

SO気付いてた 
いつからだろう 

見つめられて泣きそうな夜はきつく抱き締めて居たい 

この細胞のひとつひとつ 
君のイニシャル刻まれてゆく 

無限の空を二人で見上げ 
白い口づけをしたい 







ベタな色曲。 



それでも私には最高に嬉しかった。 



ソープ嬢になったと打ち明けた私への 



アイツの精一杯のプレゼントだったんだろうか…… 



ねぇ、〇〇〇、私達、 

この日から地獄に落ちたんだよ? 

〇〇〇は売れてしまったから悩み続けたよね? 


私、変わっていったよね? 


この日の日記 


★★★★★★★★★★★★〇〇〇に全部話した。 
〇〇〇は何も言わなかった…WITH YOUを歌ってくれた(>_<) 

帰り際に〇〇〇に付き合おうって言われた 

★★★★★★★★★★★★


今、ふと考えるよ(笑) 

もうとっくに付き合ってなかったっけ? 


別れてもないのに又付き合うんだ(笑) 




そっか 


『色彼』から



『本営彼女』に出世したんだね(笑) 




…………………………………………………………………………… 


壊れかけたモノって本当に脆いよ 


私が仕事を頑張って売れていくにつれ 



うちら壊れたよね。

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★過去★ 

2007年07月11日

★私の愛情★

私はもう、完全に狂ってしまったのかな… 

アイツの為に 


体を売った


私は、アイツに言えなかった。 


家庭教師のバイトなんかじゃない 


私は 


ソープ嬢になったんだよって…… 


私が歯を食い縛って働いていた時間を 
アイツは、他の男と居たと勘違いし、挙げ句 


わびにルイ。。。 


初給料では足りない。 


又、未収……… 


アイツは、私なら必ず払うと安心している。 


おかしいね…… 

私、頑張らなくちゃ。。。 
それしか頭になかった。 

でも、皮肉なもんだね 


初めて、自力でおろした 
ルイ13世のボトルは一段と綺麗に見えて………………… 

ボトルネックに書かれた 
私とアイツの名前が嬉しくてたまらなかった。 


私は、アイツの側に居る幸せと、 

アイツの笑顔を 


『お金』で買うしかなかったんだね… 

初めて働いた仕事は 


ソープ 


私は、悲劇のヒロインなんかじゃなかった。 


『悲劇』にさえ気付く事もなく。 

ただ、ただ 


アイツを大好きで仕方なかった。 


自己中で、やんちゃで、営業下手で、うるさくてetc… 


嫌な所さえも全て 


大好きだった 


アイツが笑顔を見せる 


それが私の幸せ。 


私は、一睡もせずに 


雄琴に向かった。 


いつまでも、アイツに仕事の事隠せないだろうな… 

アイツなんて言うかな… 

私ガンバラないと………………………………………………………………………………………………………… 


私のどこに、こんな体力と精神力があったんだろう? 


雄琴に着いた私は、店のお風呂に入り、お姉さんから借りたドレスに着替え 


ひたすらに体を売った。 

3万5千円を払ったお客様は私にアンケートで評価をつけた。 


私に起こっている全ての状況は 



アイツへの『愛情』


そう思っていた。

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★過去★