2010年 5月 31日
コンベンションセンターの部長解雇
岡山市の第3セクター、岡山コンベンションセンターの統括部長が実体の無い会社に業務を委託し、約3500万円を不正に得ていたとして5月31日付けで懲戒解雇されました。懲戒解雇されたのは岡山市が約50%出資する第3セクター、岡山コンベンションセンターの50歳代の男性統括部長です。この統括部長は、センターが所有する駐車場の管理運営業務を自身が事実上経営していた実体の無い会社にこれまでの約2倍の委託料で委託していました。しかし実際には別の業者に通常の委託料で発注し、その差額を得ていました。総額は今年3月までの3年半で3500万円余りに上ると見られています。統括部長は、「全部自分が取り仕切っており金も自分の権限で使っていた」と事実を認めているということで、センターでは、近く刑事告訴する方針です。またセンターの40歳代の男性課長と30歳代の男性係長も事務に関わったとしてそれぞれ45日と15日の出勤停止処分を受けました。

口蹄疫発生に備え市町村の連絡会議
宮崎県で口蹄疫の被害が広がっている問題です。岡山県は31日、市町村を対象にした初めての会議を開き、発生を防ぐための対策について話し合いました。会議には県と25の市町村などから約100人が出席しました。この中で県は消毒の徹底を指示したほか、万一発生した場合に初動を迅速に行うため、発生前から対策本部を設置するなど、体制の整備を行うよう求めました。また、宮崎県から要請があった獣医や防疫の補助作業員について、県はこれまでに10人を派遣したことを報告しました。このほか、宮崎県内で終息宣言が出るには少なくとも数カ月がかかる見通しであることから、県は来月以降も引き続き各市町村に消毒薬を配布することを決めました。

参院選に向けポスター掲示場の設置
夏の参院選に向けて高松市では候補者のポスターを貼る掲示場の設置作業が始まりました。このうち高松市番町の旧四番丁小学校の前では作業員3人が縦90センチ、横1メートル80センチの掲示場を設置していきました。高松市では市内522ヵ所、香川県全体ではあわせて2987ヵ所に来月23日まで順次設置されることになっています。選管によりますと設置数は県全体では市町の合併などによる選挙区見直しで3年前の前回より192ヵ所少なくなっているということです。

世界禁煙デー 街頭キャンペーン
5月31日はWHO、世界保健機関が定める世界禁煙デーです。岡山県内各地で禁煙を呼びかけるキャンペーンが行われました。このうちJR岡山駅前では岡山県健康づくり財団の職員などがタバコの害が書かれたチラシを配り、禁煙を呼びかけました。厚生労働省の調べによりますと2006年、20歳代の女性の喫煙率は17.9%と10年前より約5ポイント高くなっています。また他人のタバコの煙を吸う受動喫煙が問題となっていることから県では公共施設を中心に126ヵ所を完全分煙の実施施設に認定しています。財団では未成年者の喫煙を防止するために県内すべての小中学校にもパンフレットを配るということです。